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2010.09.14

自動販売機のクロケットとピリ辛ヌードル

空振りしてしまったアムステルダムのコインランドリーの記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m たくさんの方たちから応援クリックを賜り、心より御礼申し上げます。去年、出掛けたベルギーのブリュッセルでも、コインランドリーで洗濯をしたいのにホテルの周辺にコインランドリーが見当たらなかったため、結局、その次の滞在先となったパリでコインランドリーを利用した覚えがあります。諸事情により、確かブリュッセルで宿泊したホテルも五ツ星ホテルでした。ホテルの周辺には高級ブランド店が立ち並び、私にとってはかなり居心地の悪い場所でした。(苦笑)せっかく外国を訪問しているのですから、できるだけ庶民的な感覚を味わいたいものですよね。

 オランダには、クロケットと呼ばれる揚げ物があるらしい。調べてみると、もともとフランスあるいはイギリスから伝わった食べ物らしい。オランダでは、何種類ものクロケットがまるで私書箱のような自動販売機で売られていた。利用客がコインを入れると、クロケットの入ったボックスのロックが解除されるので、利用客は、食べたいと思うクロケットの入ったボックスを手で開けて中身を取り出すのだ。

自動販売機で売られているクロケットを購入している利用客

まるで私書箱みたいな自動販売機である。同じ商品が縦一列に並べられている

 面白そうなので、ガンモも挑戦してみた。何だか自分宛に届いた郵便物を取り出すみたいで面白いではないか。商品を開閉式のボックスの中に並べることにより、利用客は自分の欲しいと思うクロケットを確実に選ぶことができる。店員さんの対応するお店で同じことを実現しようと思えば、それぞれのクロケットに名前や番号が付いているわけではないのでなかなか伝わりにくい。
「えーと、それください」
と商品を指差しても、利用客が思っている商品と、お店の人が思っている商品は違うものかもしれないのだ。

 クロケットの自動販売機は、駅の構内にあるお店で良く見掛けた。お店によって値段が微妙に違うので、価格調査をしないうちに早々と買ってしまうと、「しまった、こっちのほうが安かったのに」と後悔することになってしまう。

こちらは別のお店。上に書かれている数字がそれぞれの商品の価格となっている。単位はユーロ。例えば、1.20なら、一ユーロ二十セント(ユーロ)となる。同じ商品でも、お店によって少しずつ値段が違っている

 さて、私たちは、毎日パンばかり食べていたので、そろそろ違うものを食べたいと思い始めていた。そこで目に留まったのが、ピリ辛ヌードルを販売している中華風のお店である。ヨーロッパで中華風のお店を見付けると、どういうわけか安心する。おそらく、私たちの身体が自然に、温かいものを求めているからだろう。

中華風のお店

 こういうお店に入ると、いつも注文するのは私の仕事である。私は注文カウンターで、紙製のカップ入りピリ辛ヌードルを二つ注文した。日本のファーストフード店では、商品の準備が整わないとき、商品と引き換えに番号札や音の鳴る呼び出しベルを手渡されるものだが、この中華風のお店では、商品が出来上がるまで、コップにマジックで番号を書き込んだものをトレイの上に置いて待機することになった。番号札ならぬ番号コップというわけである。

商品を注文すると、番号札ならぬ番号コップがトレイの上に置かれた

 しばらく待っていると、間もなく私たちの注文した商品が出来上がり、番号コップはお店の人によって回収された。替わりにトレイの上に置かれたのは、紙製のカップに入った温かいピリ辛ヌードルである。

紙製のカップ入りピリ辛ヌードル

 見た目は焼きそばのようなものだが、スパイスが効いていてなかなかおいしかった。私は、この味がとても気に入ったのだが、ガンモにはあまり好みの味ではなかったらしく、自分が食べているピリ辛ヌードルよりも、すぐ近くのテーブルでオランダ人が食べているヌードルではなくうどんのほうに注意を奪われていたようだった。私が、
「おいしい、おいしい」
と言いながらピリ辛ヌードルを食べていると、ガンモは、
「俺はあっちにするんだった」
とうらめしそうに、同じように紙製カップに入ったうどんを食べているオランダ人を見つめていた。

 私は、
「文句を言うなら自分で注文しなさい」
とガンモに言った。実際、私は麺も気に入ったのだが、花のように開く紙製のカップも気に入っていたので、中身はヌードルでもうどんでもどちらでも良かったのだ。ただ、そのときはうどんよりもピリ辛ヌードルのほうを食べたかったのだと思う。

実は、この紙製カップがユニークだと思い、注文したのだ

 久し振りに、普段、日本で食べている料理に近いものを食べることができて、私はうれしくなった。おそらく、紙製のカップは、もともと店の外に持ち出して食べられるように用意されたものだと思うのだが、外に持ち出して食べている利用客よりも、店内で食べている利用客のほうが多かったように思う。

 日本で類似の商品を食べようと思えば、屋台などで売られている焼きそばに相当するのかもしれない。焼きそばも、透明な平べったい容器ではなく、このような紙製のカップで売られるならば、量も多くなり、また、珍しがって利用客も増えるのではないだろうか。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 海外には日本料理のお店が少ないからでしょうか。日本に近い中華風のお店を見付けると何故かホッとします。紙製のカップは、映画館などで食べるポップコーンに使われている、蓋の閉まるタイプのものでした。深さがあるので、ボリュームも満点でした。

さて、今回も記事の中にボタンを埋め込ませていただきますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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