湯たんぽ物語
※映画『猟奇的な彼女』の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m 無料のインターネット動画視聴サービスGyaO!は、かつてはテレビで放送される映画のように、視聴途中に何度もCMが入っていました。しかし、今は有り難いことに、最初から最後までノンストップで作品を鑑賞することができます。ただし、視聴中の動画の画面が突然小さくなり、出来上がった余白にCMが入ることがありますが、それも一本の映画のうち二回か三回程度のことなので、ほとんどストレスは感じません。映画館で映画を鑑賞する迫力には断然かないませんが、自宅でゆったりとした時間を過ごしながら映画を鑑賞できるので、私はしばしば利用しています。
一ヶ月ほど前に、近所の大手スーパーでコンパクトサイズの湯たんぽを購入した。湯たんぽは、ずっと以前から気にはなっていた暖房器具だが、具体的な活用方法をイメージすることができなかったため、なかなか購入に踏み切ることができなかった。湯たんぽというと、夜、寝るときに布団の中に入れて使用するイメージが強いのだが、私たちは、夜、寝るときに、特に暖房器具を使用してはいなかったからだ。
購入した湯たんぽは、冬も終わりに近いということで、セールに出されていたものだ。何と、一つ五百円の値段が付けられていただけでなく、そこから更に十パーセントオフといううれしい価格での奉仕品だった。大きさは、少し大きめの男性用のお弁当箱くらいで、色は、黄緑とオレンジがそれぞれ一つずつである。こうした組み合わせの色のものを購入した場合、たいてい黄緑がガンモ用で、オレンジが私、まるみ用となる。
セール品で購入した黄緑とオレンジの湯たんぽ。一つ四百五十円。
湯たんぽには、専用のケースが付いていた。このケースがもこもこして実に気持ちが良い。色合いともこもこ感を兼ね合わせてみると、ガチャピンとムックのようでもある。
もこもことした専用のケースに入れた湯たんぽ
とは言え、購入してからすぐにこれらの湯たんぽを使い始めたかというと、そうではない。湯たんぽを使用しなければならないほどの寒い日がなかなかやって来なかったので、購入した湯たんぽは出番がなく、しばらくの間、部屋の片隅のほうでひっそりと控えていた。我が家は、暖房器具をほとんど利用してはいないのだが、普段はひざ掛け感覚でベッドの布団や毛布を利用して寒さをしのいでいた。
しかし、そんな我が家にも、特別寒い日が訪れた。私は、このときぞとばかりに、購入した湯たんぽに熱いお湯を注ぎ、専用のケースに入れてから、ひざ掛け感覚で使用しているベッドの布団や毛布の中に湯たんぽを忍ばせて、その湯たんぽを自分の足で挟み込んだ。むむむ、これは暖かい。私の場合、特に下半身が冷え易い傾向にあるので、湯たんぽで下半身を温めるのはとても気持ちが良かった。
私は、この気持ちの良さをガンモにも伝えるために、その翌日、ガンモが仕事から帰宅すると、ガンモ用に購入したガチャピン色の湯たんぽに熱いお湯を注ぎ、同じくガチャピン色のもこもことした専用ケースに包んだ湯たんぽをガンモに手渡した。ガンモもまた、湯たんぽを足で挟み込み、その上にひざ掛けを掛けて使用し始めたようだった。しかしガンモは、私が感動したようには湯たんぽを気に入らなかったようだ。おそらくだが、男性と女性では、暖かくすることで幸せになれる場所に違いがあるのだろう。
湯たんぽが次第に暖かさを失うと、ガンモは湯たんぽの中に入っている水を、ベランダの鳩たちがやって来る寝室の窓辺に流して鳩の足跡を洗い流そうと思ったらしい。そして、何気に窓辺に駆け寄り、湯たんぽのキャップを外して、湯たんぽの中の水を寝室の窓の周辺に流したようだ。そのとき、ついつい不注意で、湯たんぽに付属のキャップを紛失してしまったらしい。
寝室に転がっているガンモの湯たんぽのキャップが閉まっていないことに気がついた私は、ガンモに、
「ガンモ! 湯たんぽのキャップ、どこへやったの?」
と尋ねた。するとガンモは、苦笑いしながら、
「ばれた?」
と言った。そしてガンモは、湯たんぽのキャップを失くしてしまったいきさつを話してくれた。私は、
「今日、おろしたばっかりの湯たんぽだったのに!」
と怒りを露にした。ガンモは決まり悪そうな顔をしていた。
その翌日は、ガンモの仕事が休みであることがわかっていたので、私はガンモに、
「私が仕事に出掛けている間に、湯たんぽのキャップを探しておくように!」
とガンモに宿題を出しておいた。ガンモは私が仕事に出掛けている間に、一生懸命湯たんぽのキャップを探し回ったらしい。そして、ようやく見付けたらしく、仕事中にガンモから、湯たんぽのキャップが見付かったことを知らせるメールが届いていた。やれやれである。私が仕事から帰宅すると、確かにガンモのガチャピン色の湯たんぽにしっかりとキャップが取り付けられていた。
そんな湯たんぽも、まだじっくりと使用しないうちに間もなく気温が上がり始めた。この冬はあまり出番のなかった湯たんぽだが、この次にやって来る冬にはもう少し湯たんぽの出番があるといいのにと思う。
※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 低温やけどが問題になっている湯たんぽではありますが、使っているととても幸せな気持ちになりますよね。身体を何で温めるかによって、こんなにも幸せな気持ちに違いが出て来るのかと驚きました。電気はとても便利ではありますが、どういうわけか、あまり幸せな気持ちにはなれません。とは言え、湯たんぽの中に入れているお湯は、電気ポットで温めたものなんですけどね。(苦笑)
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