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2007.07.20

もう一つのラジウム温泉

布ナプキンの記事にたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 布ナプキンを使う楽しさ、うれしさが伝われば幸いです。布ナプキンは、一度使い始めると手放せなくなるそうですが、既に私もそんな布ナプキン愛好家の一人になりつつあります。ちなみに、私が購入したのはネットオークションに出品されていた商品ですが、出品者の方は、通常のネットショップも開設されているようです。ネットショップのサイトにはアクセス解析が入っているようですので、オークションサイトをリンクしておきますね。商品をクリックした先か、出品者の方のプロフィールの中にネットショップのアドレスがあります。

 ガンモは職場の人たちと飲み会だと言う。私は、久しぶりにレイトショーでも観て帰ろうかと思いながら、上映中の映画を一つ一つチェックしてみた。しかし、既に観てしまった映画が多い上に、まだ観ていない映画の中にも、これと言って駆り立てられるような映画がなかった。急にぽっかりと空いた金曜日。仕事は早く上がれそうだが、まっすぐ家に帰ってしまうのはもったいない。さて、どうしよう。そう思ったとき、私の頭の中には、もう一つのラジウム温泉が急浮上していた。

 実は、まだ皆さんにはご紹介していなかったのだが、私の勤務先のある地下鉄沿線には、ラジウム温泉がもう一つあるのだ。天然ラジウム温泉 太山寺 なでしこの湯の近くにある天然温泉&岩盤浴の隨縁の湯(ずいえん ZUIEN)である。確か、オープンしたのは今年になってからではなかっただろうか。何故、これまでご紹介しなかったかと言うと、まだ一度も足を運んだことがなかったからである。というのも、天然温泉&岩盤浴の隨縁の湯(ずいえん ZUIEN)のホームページを拝見する限り、ラジウム温泉であるとうたっているにもかかわらず、ラドンの含有量が不明だったことと、何と言っても、利用料金が天然ラジウム温泉 太山寺 なでしこの湯に比べて割高だったこと、無料送迎バスの終了時間が早過ぎるなどの理由から、何か特別なことでもない限り、なかなか重い腰が上がらなかったのである。

 しかし、先ほど書いたような状況から、とうとう重い腰を上げるときがやって来たようだ。私は、天然温泉&岩盤浴の隨縁の湯(ずいえん ZUIEN)のホームページで、入浴料金にはバスタオルやフェイスタオルのレンタル料も含まれていることを確認した。生理が終わったとは言え、まだプロゲステロン期に入ったわけではないため、入浴の用意はなかったが、タオルのレンタル料が入浴料金に含まれているなら仕事帰りに寄ってみよう。ありがたいことに、私の勤務先のある最寄駅近くのホテルから無料送迎バスが出ていた。私は、その無料送迎バスの時間に間に合うように仕事を上がった。

 嵐のような日だった。無料送迎バスを待っている間、折り畳み傘が強い風を受けて折れ曲がりそうになる。そんな中、無料送迎バスはやって来た。利用客をいったん降ろしたとき、私は何となく格式高い雰囲気を感じ取っていた。無料送迎バスを降りたのは、無料送迎バスの発着するホテルの宿泊客らしい。そのホテルは、玄関にボーイさんが立っているようなちょっとした高級ホテルだ。そんなホテルの宿泊客が利用するのだから、格式高い雰囲気を感じてしまうのも無理はない。無料送迎バスは、折り返し、私一人を乗せて天然温泉&岩盤浴の隨縁の湯(ずいえん ZUIEN)まで動き始めた。

 およそ十五分ほど走り、無料送迎バスが一つの建物を目指しているのがわかったとき、私は驚いた。ここが天然温泉? 博物館か美術館のような建物の一階に、無料送迎バスの待合所があった。天然ラジウム温泉 太山寺 なでしこの湯のように、屋外テントの下に置かれた木製のベンチではなく、ちょうど、デパートのエントランスのように、ちゃんとした室内にいくつかの椅子が並べられている。これだけの施設が整っているなら、利用料金が多少高くても利用客は絶えないのではないだろうか。実際、嵐のような夜だったにもかかわらず、自家用車でやって来ている人たちが多かった。

 受付は二階になっていた。エレベータもあったが、私は階段で上った。入口で靴を脱ぎ、下駄箱に百円を入れて脱いだ靴をしまい込み、鍵を掛ける。百円は、帰りに戻って来る。そして、下駄箱の鍵を受付に預けて利用代金を支払う。ここまでは天然ラジウム温泉 太山寺 なでしこの湯と同じだ。しかし、雰囲気がまったく違っている。天然ラジウム温泉 太山寺 なでしこの湯が庶民の湯なら、天然温泉&岩盤浴の隨縁の湯(ずいえん ZUIEN)は・・・・・・。

 非会員の平日の入浴料金は八百五十円のはずだったが、何故か受付で六百五十円と言われ、ロッカーの鍵とタオルセットを受け取った。私は、受付の人が間違えたのだろうかと思ったが、毎日のように受付の仕事をしている人が利用代金を間違えるはずがない。実はちょうどキャンペーン中で、女性のみ通常の入浴料金の二百円引きで利用できる日に当たっていたのだ。そんなことも知らずにふらっと訪れた私は、実にいいタイミングを選んだことになる。

 二階の受付でロッカーの鍵を受け取った私は、脱衣場のある四階までエレベータを利用した。ロッカーは、私が持ち歩いている大きなリュックもすっぽり入る大きなロッカーだった。実は、天然ラジウム温泉 太山寺 なでしこの湯では、ロッカーが狭いので、貴重品ロッカーに分散したり、時には下駄箱の中に分散したりして、たくさんの荷物を収納する工夫をしている。そういう意味で、大きなロッカーはとてもありがたい。

 いよいよ服を脱いで浴室に入ると、そこはもう別世界だった。もしかすると、私は旅行でどこかの温泉旅館に来ているのだろうか。そんな錯覚をしてしまうほど、贅沢な空間が広がっていたのだ。

 私は、ひとまず源泉湯に入り、泉質を確認した。アルカリ性単純弱放射能温泉と提示されている通り、天然ラジウム温泉 太山寺 なでしこの湯と同じくつるつる感覚が広がった。おそらく、このあたり特有の泉質なのだろう。源泉の泉温は、天然ラジウム温泉 太山寺 なでしこの湯よりも十度くらい高いようである。ホームページには掲載されていなかったラドン含有量も確認してみた。こちらも、天然ラジウム温泉 太山寺 なでしこの湯よりも若干多いようだ。

 私は、露天風呂に足を運んだ。いくつもの岩が並べられた岩風呂のほか、ハーブ湯の壷風呂、寝湯など、どれを取ってもため息が出るほど贅沢な湯だ。私は、帰りの無料送迎バスの時間が気になっていたので、一つ一つの湯をじっくりと堪能するよりも、すべての湯に入ることを優先し、忙しく動き回っていた。

 露天風呂から出ると、ウェットサウナや水流浴槽にも入った。そのあと、ようやくカランに足を運んだのだが、そこで再び驚いた。何と、カランには隣の人との境界が設けられていて、それぞれが一人の世界に没頭できるように作られていたのだ。シャンプーやリンス、コンディショナーやごみ箱も、他の人たちとの兼用ではなく、一人用のカランの前に置かれていた。やはりとことん贅沢な空間だ。

 私は贅沢な気分のまま身体を洗った。しかし、心のどこかで天然ラジウム温泉 太山寺 なでしこの湯の無料送迎バスや、野菜の直売所のことが思い出された。泉質はほぼ同じなのに、利用料金と施設が違う二つのラジウム温泉。私の心は、二つのラジウム温泉の間で揺れていた。

 確か、帰りの無料送迎バスは十九時二十分だったはずだ。私はそう思い、少し早めに湯から上がって、着替えを済ませた。まだ少し時間があったので、三階にある無料ラウンジで休憩したあと、下駄箱の鍵を受け取り、下駄箱から靴と預けた百円玉を取り出して一階に下りた。しかし、無料送迎バスの乗り場に着いても、私の他には誰も無料送迎バスを待っている人もなく、また、無料送迎バスも待機していなかった。私が乗って来た無料送迎バスの折り返し運転を待っていた人はたくさんいたはずなので、誰も待っている人がいないのはおかしい。しかも、最終バスのはずだ。私はそう思い、もう一度、無料送迎バスの運行スケジュールを確認して唖然とした。十九時二十分に学園都市行きの無料送迎バスがあると思っていたのだが、それは木曜日までの運行スケジュールで、私が利用した金曜日にはその便は運行されていなかったのだ。私の顔から、一瞬にして血の気が引いて行ったのは言うまでもない。

 さて、どうしよう。私はここからどうやって帰ればいいのだろう。私が青くなっている間にも、雨の中、利用客は次々に帰って行く。みんな、自家用車でやって来た人たちばかりだ。誰かに声を掛けて、最寄の駅まで送ってもらおうか。いやいや、そんな勇気はない。

 もう一度、受付のある二階まで上がって、この辺りで路線バスが運行されているかどうか、尋ねてみようか。しかし、二階まで上がったあと、靴を脱いで中まで入るのが面倒だった。ええい、ままよ。私はリュックが濡れないようにカバーを被せ、カッパを着込んだ上に傘を差して、リュックを背負って雨の中を飛び出した。何とかなるさ。これまでだって、そうやって生きて来たんだ。そう思いながら、天然温泉&岩盤浴の隨縁の湯(ずいえん ZUIEN)を後にした。

 外で車の誘導をしている警備の男性に、
「この辺りに路線バスはありますか?」
と尋ねてみたが、
「さあ、ちょっとわかりませんね。でも、無料送迎バスがあるはずですけど?」
と言われた。この人は何もわかってない。曜日によって運行スケジュールが違うのだ。私は、
「今日の無料送迎バスはもう終わってるんです」
と説明して、すたすたと歩き始めた。すぐに大きな交差店に出たのだが、周りを見渡してもバス停らしきものは見当たらなかったし、路線バスも走っていそうにない。第一、どこに向かって歩いて行けばいいのかもさっぱりわからなかった。

 自家用車は、私が途方に暮れていることなどおかまいなしに、びゅんびゅん通り過ぎて行く。さきほどまで味わっていた贅沢な感覚は幻想だったのだろうか。私の職場から車でわずか十五分程度の距離のはずなのに、私はそんな場所で遭難してしまった。雨が吹き付ける中で、私の困っている想いが誰にも届かないことに孤独を感じた。

 あのとき、二階にある受付まで戻って路線バスについて尋ねれば良かったのではないかと私は後悔した。既に大きな交差点まで歩いて来てしまった私は、再び天然温泉&岩盤浴の隨縁の湯(ずいえん ZUIEN)まで戻る気にはなれなかった。しかし、これからどうしたらいいのだろう。遭難した私は考えた。そして、受付でもらった天然温泉&岩盤浴の隨縁の湯(ずいえん ZUIEN)のパンフレットが手元にあることを思い出したのだ。私はそのパンフレットを取り出して、藁にもすがる思いで天然温泉&岩盤浴の隨縁の湯(ずいえん ZUIEN)に携帯電話を使って電話を掛けた。
「さきほど利用させていただいた者ですが、無料送迎バスがまだあると思って勘違いしてしまいました。今、建物を出て大きな交差点のあたりにいるのですが、路線バスのバス停までどのように歩けば良いか、教えていただけないでしょうか」
すると、電話に出た男性は、無料送迎バスの運行スケジュールを確認してくださったあと、
「このあたりの路線バスは、遠いんですよね。よろしければお送りしますけれども?」
と信じられないようなことを言ってくださった。私は、
「いえいえ、とんでもありません。私一人ですし、それは申し訳ないです」
と引いたのだが、男性が熱心に「お送りします」と言ってくださるので、とうとうお言葉に甘えることにした。私一人のために送ってくださるとは、何とありがたいことなのだろう。

 電話を切ったあと、私はてっきり、無料送迎バスが私一人のために運行されるものだとばかり思っていた。しかし、出てすぐに交差点にいると言った私の目の前に止まったのは、どう見ても個人の自家用車だった。運転席から若い男性が顔をのぞかせて、私に助手席に乗るように案内してくれた。声の感じから、先ほどの電話の男性だとすぐにわかった。私は普段から、見知らぬ男性の運転する助手席に乗るようなことはしないのだが、今回は遭難者なので、意を決して助手席に乗り込んだ。今になって思えば、何とふてぶてしい利用客だろう。

 男性は、私を地下鉄の学園都市駅まで送り届けてくださった。学園都市と言うと、天然ラジウム温泉 太山寺 なでしこの湯の無料送迎バスの送迎ルートでもある。気がつけば、見慣れた風景が飛び込んで来て、思わず胸の中が熱くなった。そこは、天然ラジウム温泉 太山寺 なでしこの湯の無料送迎バスに乗って何度も往復した道だった。

 車の中で、天然温泉&岩盤浴の隨縁の湯(ずいえん ZUIEN)を今回初めて利用したこと、とても贅沢な時間を過ごせたことなどを話した。そして、ホームページにはラドン含有量が記載されていなかったので、是非ともラドン含有量を記載して欲しいとリクエストしておいた。

 こうして、送り届けてくださった男性のおかげで、遭難していた私は救われた。男性には深く感謝する次第である。八月になれば、無料送迎バスの運行スケジュールが一新され、もう少し遅い時間まで運行されるようになるらしい。そうなると、もっともっと利用しやすくなるだろう。

 それにしても、勤務先から近い場所にラジウム温泉が二つもあり、しかも、私がこれからお世話になろうとしている病院もその近くにある。もともと、私の勤務先は自宅から一時間半掛かる場所にあるので、もしも現在の勤務先で仕事をしていなければ、これらの施設を利用するきっかけはつかめなかったに違いない。仕事帰りに寄ることのできる、趣の異なる二つのラジウム温泉。これから私は、どちらに頻繁に通うことになるのだろう。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 雨の日に、路線バスのバス停の見当たらない交差点に一人立つのはとても孤独でした。こんなとき、自動車の免許を持っていないことが悔やまれます。私一人のために、雨の中、わざわざ個人の自家用車を走らせてくださった天然温泉&岩盤浴の隨縁の湯(ずいえん ZUIEN)の男性社員の方に深く感謝しています。天然温泉&岩盤浴の隨縁の湯(ずいえん ZUIEN)では、まるで温泉旅館にいるような、贅沢な時間を過ごすことができました。高台にある露天風呂は、景色は見えませんが、景色が良く見えるということは、向こうからも見えるということですものね。(^^; 無料送迎バスの運行スケジュールと相談しながら、天然ラジウム温泉 太山寺 なでしこの湯と交互に通いたい場所であります。

さて、今回も記事の中にボタンを埋め込ませていただきますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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