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2007.05.28

まるみ流手帳術

 先日、ホットヨガのレッスンのために三宮に出掛けたときに、文房具店の店先に皮製の高価なシステム手帳がリフィルのない状態でセール品として並べられていた。魅力的なA5サイズのシステム手帳から、ミニ六穴のシステム手帳まで揃っていた。書くことが大好きな私は、自分の要求にぴったり合った手帳を探すのも大好きだ。私は店先に並べられたセール品のシステム手帳を何度も手に取っては吟味した。

 驚かれるかもしれないが、私は手帳の使い勝手に関する要求が少々多い。要求が多いということは、世の中には私の要求にぴったりの手帳が数少ないことを意味している。

 まずは、サイズ。頭の中にあることをカテゴリごとにまとめたい私としては、比較的大きめの手帳を使いたい。しかし、普段、ノートパソコンも持ち歩いた上でA5サイズのシステム手帳を持ち歩くにはあまりにもかさばり過ぎるし、バイブルサイズだと逆に少し小さい。バイブルサイズで少し小さいと感じているくらいなのだから、当然、ミニ六穴タイプは私には小さ過ぎる。できれば、A5サイズとバイブルサイズの中間くらいのサイズがちょうどいい。しかし、そのようなサイズのシステム手帳はない。あるのは、ノートタイプの手帳のみだ。ノートタイプの手帳もいいのだが、ノートタイプの手帳はアドレス帳と一体になっているものも多く、毎年、アドレス帳まで一新しなければならないのが面倒である。

 次に、リング径。ほとんどのシステム手帳のリング径はせいぜい二十五ミリ程度だ。私が欲しいのは三十ミリ以上のリング径のシステム手帳だ。しかし、大きめのリング径のシステム手帳にはなかなか巡り合えない。あったとしてもひどく高価だったりする。

 私が使うシステム手帳は、高価でなくてもいいのだ。もしも動物の皮で仕上がっていることが高価になっている原因ならば、私は動物の皮製のシステム手帳など望まない。しかし、上記の条件を満たすようなシステム手帳のほとんどが立派な皮製である。だから、これらの条件のどれかで妥協するしかない。

 かつて私がシステム手帳にとことんこだわっていた頃、バイブルサイズのリフィルをあちらこちらで求め歩いていたものだった。しかし、どのリフィルも私の要求を満たしてくれるものはなく、デザイン性、罫線の大きさなどの点で、どこか物足りなかった。そのため私は「システム手帳名人」なるリフィル作成ソフトウェアを購入し、リフィルを自作していたこともあったくらいだ。自作するのをやめてしまったのは、リフィルを印刷するくらいならば、手書きよりも中身まで含めて印刷してしまったほうが便利だと思うようになったからである。ところが、実践してみると面白くない。中身まで含めて印刷してしまうことで、手帳ならではのアナログの醍醐味が失われてしまったのだ。そのため、リフィルを自作するのをやめてしまった。

 このように、例えどんな状況にあったとしても、手帳に関してはなかなか満足することができなかった。存在するものには満足できず、常にないものを求めてしまっていた。

 そんな私が、システム手帳を快適に使用できる方法を見出したことがあった。それは、オークションでFranklinCoveyの古い年度のリフィルセットを落札したときのことである。出品者の方は、セミナーか何かでその手帳とリフィルを入手されたのだが、一度も使うことなくその年度が過ぎてしまい、過去の日付が印刷された一年分のリフィルと皮製でおよそ三十ミリのリングの付いた手帳を格安で出品されていたのである。私はその方から同じものを二セット購入し、年度や月は気にせず、月の始まりの曜日だけ合わせて愛用した。例えば、今年の五月一日は火曜日だったが、落札したその手帳の中から、年度や月に関係なく、一日が火曜日で始まる月のリフィルを並べて使用していたのである。

FranklinCoveyの過去リフィル

 FranklinCoveyのリフィルは、通常のバイブルサイズよりも少し大きいので、伸び伸びと綴ることができた。しかも、ご覧のように見開きで一日分の出来事を書き込むことができるようになっている。この量は、書きたがりの私にはちょうど良い量だった。普段、持ち歩く手帳には、最低でも一日一ページは欲しいものである。もちろん、書くことが少ない日にはまったくの空白になってしまうのだが、空きが出たページは、別の日に思いついたことを書き込むページに当てていた。

 年度や月にとらわれない手帳は、日付の制度から自由になれた気がしてとても心地良かったのだが、二年近く使い続けるうちに、月の開始曜日が合わなくなってしまい、次第にシステム手帳から遠ざかってしまった。もともと、過去の日付入りの手帳をニセット購入したのだから無理もない。また同じような出物に出会えないものかと、しばらくオークションをうろついていたのだが、とうとう巡り合うことのないまま月日が流れてしまった。

 いつの間にか、私はノートタイプの手帳を愛用するようになっていた。あれだけ避けて通っていたのに、不思議なものである。ノートタイプの手帳は、ミスタードーナツのおまけでもらったり、手帳の開始月から半年を過ぎたものが格安で放出されていたりして、優れたデザイン性の手帳を容易に入手することができる。私が新しく見出したのは、月間見開きカレンダーのページを利用して、リストを作ることだ。常に書きたいことで溢れている私は、この月間見開きカレンダーに予定を書き込むなどという器用なことはできない。米粒くらいの文字を書くことができるのなら別である。このような小さい欄に、一日の出来事を書き切れるわけがないのである。

 しかし、既に過去の日付になってしまった手帳ならば、そのページをリストに変えることができる。例えば、観た映画のリスト。このリストと、ブログやホームページに綴った内容を照らし合わせながら管理して行くのだ。記事を書いたものに関しては、「済」のはんこを押して行く。月間見開きカレンダーだから、およそ三十個分のリストを作成することができる。予定を書き込むには狭過ぎるが、リストを一つだけ挙げて、終了したものに対して「済」のはんこを押して行くにはちょうどいい。また、リストになっていると、消化して行くことへの達成感がある。リストを挙げて消化して行くプロセスが実に楽しいのだ。

年間見開きカレンダーに書き込んだリスト。リストを消化すると、「済」のはんこを押している

 このように、手帳は、日付が過ぎてしまったときに自由度がぐんと高まる。月間見開きカレンダーなどというものは、月によっては、週末の枠がひどく狭く印刷されていたりする。だいたいにおいて、土日のほうが予定が多いはずなのに、週末に限って枠が狭いなんて、使う人の身になって考えられていない。そんな手帳はけしからんと思ってしまうのだが、こうしてリストとして使うことによって、すべての曜日が平べったくなり、区別がなくなるのだ。

 このような使い方を思いついたおかげで、ちょうど今の時期に売れ残り、文房具店で安売りされているノートタイプの手帳を買って来ては、カテゴリごとに分けて使用している。今のところ、私が持ち歩いている手帳は全部で四冊だ。一つはスケジュール管理用、一つは思いついたことの走り書き用、一つは映画鑑賞の管理用、一つは研究用である。「ガンまる日記」をはじめ、すべてのホームページやブログのネタは、思いついたことの走り書き用の手帳に走り書きしたものから生まれている。

 手帳を買うには、今の時期が大変お買い得だと思う。一月始まりや四月始まりの手帳が、半額どころか、三分の一以下の値段で叩き売りされているので、私のように月間見開きカレンダーを使ってリストを作りたい人にはもってこいなのだ。 

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m FranklinCoveyの過去の日付のリフィルを譲ってくださった出品者の方とは、直接取引きになりました。直接取引きとは、郵送や宅急便での発送ではなく、手渡しでの取引という意味です。出品者の方は何と、私たちが住んでいる家のすぐ近所に住む女性のところに足繁く通っている若い男性だったのです。こちらの住所を教えると、知っているというので、夜に待ち合わせて取引成立となりました。私はガンモと一緒に取引場所に向かいました。あちらもカップル、こちらもカップルでのご対面となりました。とてもさわやかなカップルでしたが、あれからもう何年も経つので、そろそろゴールインされたかもしれません。これまで何度もオークションで取引を重ねて来ましたが、もっともほのぼのできる思い出です。

さて、今回も記事の中にボタンを埋め込ませていただきますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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