二〇〇六年総括
大晦日の夜から元旦の朝にかけてガンモが仕事納めをするため、身体のリズムを整えておこうと、私たちはゆうべ、朝方近くまで起きていた。先日の東京出張に出掛けた際、ガンモがパソコンで地上デジタル放送を受信できる装置を秋葉原で買って来たので、それを取り付けて見ていたのだ。それを使えば、パソコンのハードディスクにテレビ番組を録画できるらしい。時代も進んだものである。
この一年間を振り返る余裕もなく、二〇〇六年が過ぎ去ろうとしている。確か二〇〇六年の元旦は、私が三朝温泉の湯治から帰って来たところから始まったのだ。あの再会を思い出すと、思わず目頭が熱くなる。ガンモは、私が湯治に出掛けている間、一人でこの家に残り、生活していた。私は、湯治に出掛けたその日に生理が始まってしまい、湯治の効果が現れ始めるのが遅くなったために、当初の予定よりも延泊して滞在したのだ。元旦に宿を引き払い、三朝温泉から高速バスに乗って三宮に着いたとき、景色がまるで違って見えたのを覚えている。これまで自然と仲良くしていたはずなのに、いきなり人工的な街にやって来たかのようなぎこちない感覚だった。まるで魔法が解けてしまったかのように、私は再び都会の生活に馴染んで行った。湯治から帰宅した直後、私はベッドに寝ていたガンモと固く固く抱き合った。あの抱擁からもう一年経ったのだ。
ガンモを一人残して湯治に出掛けた私は、その後、ガンモのハワイ出張で孤独を感じることになる。ガンモのハワイ出張により、私はガンモと初めてインターネットの原始的なチャットを体験した。ハワイと日本の時差を感じていた私たちだったが、ようやくハワイの時間に身体が慣れた頃、ガンモが帰国した。ガンモの乗った飛行機がちゃんと飛び立ったかどうか、私はインターネットのフライト情報を何度も何度も再読み込みしながら確認していた。すっかりハワイが気に入ったガンモの提案により、結婚十周年の記念旅行として、夏休みに二人でハワイに出掛けて行った。そして、私もハワイがとても気に入った。
ハワイから帰って来てからは、海外旅行ムードが漂い、年内にもう一箇所だけ海外に行こうと、近場の北京を選んだことは記憶に新しい。とにかく、今年もいろいろな鉄道に乗り、いろいろな場所を旅した。ゴールデンウィークには東北地方まで足を伸ばした。目を閉じれば、鳴子温泉の硫黄の匂いが漂って来る。石巻の仮面ライダーが目に浮かぶ。そうかと思えば、秋には九州に出かけ、別府で地獄めぐりをした。
このように、過去のことは思い出そうと思えばいつでも思い出すことができるが、こうして過去を思い出している間にも、現在という時間は容赦なくどんどん過ぎ去って行く。私たちは、現在という名のレコードの針に沿って音を奏でながら、自分の中心へと向かって行くレコードのような存在なのかもしれない。
二十三時頃、仕事に出掛けて行くガンモに、おにぎりと熱いお茶と熱いコーヒーを用意して送り出した。結婚して十年経ったが、ガンモと二人で新年を迎えることのほうが珍しい。ハード屋さんのガンモは、そういう仕事を担当している。世間とは違うお正月でもいいのだ。仕事による一時的な寂しさは、すぐに過ぎ去ってくれる。決して何日も離れるわけではないのだからと、自分に言い聞かせている。
※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 時間的には、もう、「あけましておめでとうございます」ですね。この一年間、「ガンまる日記」をご愛顧くださいまして、誠にありがとうございます。更新がひどく遅れたこともありましたが、皆さんの応援と励ましのおかげで、二〇〇六年も毎日、書き続けることができました。先日の記事で「波打つように」という言葉を使いましたが、乗っているときは本当にそんな感じで文章を書いています。ただ、スランプも多々ありました。(苦笑)それでも書き続けることができたのは、毎日のように読みに来てくださっている皆さんのおかげです。本当は、皆さんに聞いてみたいことがたくさんあります。例えば、「エクスプローラを使ってますか?」とか。(笑)いや、それは冗談ですが、「『ガンまる日記』を毎日読んでくださっている理由は何ですか?」とか。皆さんから応援をいただいているにもかかわらず、記事を書くことに専念するあまり、掲示板の返信がいつも遅れがちで申し訳ありません。まだ返信できていないコメントに関しては、ときどき記事の中に返信に近い内容を盛り込んだりしています。どうかお見逃しなく。(笑)二〇〇六年、本当にありがとうございました。二〇〇七年も「ガンまる日記」をどうぞよろしくお願い申し上げます。m(__)m
さて、今回も記事の中にボタンを埋め込ませていただきますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。
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