文化・芸術

2025.05.31

「ふうふ写真散歩」が手元に届いた

GWの東北旅行~車中泊と民宿に宿泊の旅(2)の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m 梅雨入りした地域もあるようですが、私たちが住む関西地方はまだのようです。最近、風が強く吹いているのがひどく気になります。皆さんのお住まいの地域はいかがでしょうか。さて、GWに出掛けた東北旅行についてお伝えしているところですが、今回は東北旅行とは別にお伝えしたいことがありますので、別の記事を書かせていただこうと思います。この記事のあとに、東北旅行の記事を再開致します。どうぞご了承くださいませ。


 先日、ふうふ写真散歩というフォトエッセイが発売され、その本を注文していた私の手元にも届いた。


 

 実はこのフォトエッセイに登場する小池徹さんは、カメラの趣味を通じて知り合った、古くからの友人である。彼が独身の頃、東京から我が家に泊まりに来てくれたこともあった。大したおもてなしはできなかったが、ルーフバルコニーで一緒にご飯を食べたのを覚えている。

 カメラのイベントで私たちが東京に行くときは、必ずどこかで顔を合わせていた。東京にある松屋というデパートでカメラ市が開催される際には、カメラ市の会場を見て回って歩き疲れると、必ず会場近くの階段に座って休んだ。その階段のことを、小池さんは「四谷怪談」をもじって「松屋階段」と命名した。小池さんを含む、キヤノンデミというハーフサイズカメラの魅力に取りつかれた人たちの間で、「デニーズ」をもじって「デミーズ」という団体を結成したこともあった。どういうわけか私が「デミーズ」の会長で、小池さんが副会長だったような・・・・・・。

 そんな小池さんが、奥さんであるRINOちゃんと運命的な出会いを果たして結婚されたときは、本当にうれしかった。というのも、東京に出掛けて行く度に、小池さん、そしてガンモと私の三人で会うことに、どこかぎこちなさを感じ始めていたからである。小池さんとRINOちゃんは、私たちと同じように、出会って二カ月で電撃結婚して、結婚式も挙げていないというところまで同じだ。小池さんが結婚してからも、東京で行われる何らかのイベントで顔を合わせたりしていた。仲睦まじいお二人の姿を見るのは微笑ましいと感じていた。小池さんたちご夫婦の東京のご新居に、ガンモと二人でお邪魔したこともあった。

 とは言え、小池さんが結婚してからは、顔を合わせる回数も次第に減って行った。最後に会ったのは、もう十年くらい前かもしれない。フォトエッセイにもあるように、小池さんたちご夫婦は東京から島根へと移住された。たまたま私たちが彼らの住む島根の温泉旅館に出掛けたことがあって、お二人に、私たちが宿泊している温泉旅館まで来てもらったのだ。ホテルの人に、「部屋で面会してもいいですよ」と許可をいただいたので、ホテルの部屋で、四人で他愛のないおしゃべりをした。そのとき、小池さんに入れてもらったお茶がものすごくおいしかったのが印象的だった。

 実は去年のお正月に、車中泊で島根にも出掛けたのだが、さすがにお正月だったので、連絡はしなかった。きっとまた、もっといいタイミングに再会できると信じていたからだ。

 しかし去年の春頃、彼の奥さんであるRINOちゃんが、小池さんが事故に遭い、意識不明になったことをSNSで発信された。SNSが苦手な私は最新の情報に追い付くことができず、最初のうちは何が起こっていたのか理解できていなかったが、やがて状況を掴むことができた。私たちは、小池さんの意識が戻ってくれることを切に切に願った。あれほど温厚で敵を作らない人が、このようなむごい仕打ちを受けることが信じられなかった。何故、これほど仲の良いご夫婦に、このような悲劇が襲いかかってしまうのかとひたすら考えたが、答えは出なかった。小池さんの事故を知ってしばらく経った頃、控えめに書いた記事がこれだ。

ガンモの散歩(その後)

昨日、ガンモと一緒に大阪にある万博記念公園に足を運び、岡本太郎さんが制作された「太陽の塔」の中を見学しました。これまで、「太陽の塔」の外見しか知らなかった私たちでしたが、中に入ってみて、とにかく驚きました。中には何と、アメーバから始まって、生命が次第に進化して行く過程とともに、過去から未来へと伸びて行く「生命の樹」という名の素晴らしい芸術作品が隠されていたのです。見学して受け取った「生命の樹」のエネルギーが、このエネルギーを必要としている人たちに届きますように。

 手元に届いたフォトエッセイを読んで、お二人が結婚前に大阪でデートをして、「太陽の塔」に足を運んでいたことを知って驚いた。

 小池さんご夫婦のために私も何かしたいが、一体何ができるのかといろいろ考えていた。RINOちゃんはSNSで発信されており、多数のフォロワーがいらっしゃるようだ。そんな状況の中、私の個人的な想いをSNS上にコメントするのは、どうしてもはばかられた。誰よりも重たいコメントを書いてしまいそうな予感がしていたのと、そんな重たい私のコメントを読んだRINOちゃんが、私に返信しなければならないというプレッシャーを感じてしまうのではないかという想いもあったからだ。

 やがて、RINOちゃんがSNSで発信していたお二人の写真が出版社の方の目に留まり、今回のような形で小池さんとRINOちゃんのフォトエッセイが完成した。そこで、私もこうしてブログを書いているのだから、フォトエッセイについて記事にさせてもらえば、私なりに彼らを応援することができるのではないかと考えた。何よりも、自分のページなので、気兼ねなく自分の想いを綴ることができる。フォトエッセイが発売されて、本名まで公開されているのだから、もう何の気兼ねもいらないはずだ。そう思って、今回の記事を書いてみた。

 人の本当の想いは写真に現れるのだなと思った。小池さんが撮った写真の中で、RINOちゃんの笑顔がはちきれんばかりの状態になっているのがたまらなくいい。それと同時に、その写真を撮った小池さんの意識が、今でも戻らない状況であるのがとてつもなく悲しい。喜びと悲しみが同時に詰まっているフォトエッセイなのである。とにかく、とても素敵なフォトエッセイなので、少しでも興味を持っていただけたら幸いである。

 私は、医師から意識が戻らないという診断を受けていたとしても、少なくとも小池さんの耳は聞こえている状態であると信じたい。だから、RINOちゃんが根気強く小池さんに語り掛けてくれていることで、時々わずかな反応があるのではないか。そしてゆくゆくは、何らかの形で小池さんとRINOちゃんの間で意思疎通ができるようになる日が来るのを願ってやまない。


※このブログへのコメントは、ガンまる日記掲示板で承ります。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 6月1日(日)まで、東京・四谷にあるギャラリー・ニエプスというところで出版記念写真展が開催されています。RINOちゃんもギャラリーにいらっしゃるようです。お出掛けのついでにでも、訪問してみてくださいませ。会場に展示されているモノクロ写真は、有志の方が丁寧に焼きつけてくださったそうです。頭が下がります。

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2023.12.02

クリスマス文化の違い

Praktika.aiのCEOとオンラインで話した!の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m ご無沙汰しています。十二月に入り、冷え込みが厳しくなりましたね。今朝のテント内の気温は十度くらいでした。現在、テント内は外気プラス六度前後に保たれています。暖房器具は使用せず、厚着と重ねた毛布と寝袋で寒さをしのいでいます。夏はどうしてもエアコンを使わないと命に関わりますが、冬はこのような方法でやり過ごすことができるので、少しは地球に優しい生活を送ることができているのではないかと思っています。さて、先月は一回しか記事を更新することができませんでした。何だかぼーっとしているうちに一か月が過ぎてしまった感じです。これからも寒い日が続くと思いますので、皆さんも暖かくしてお過ごしくださいね。


 最近のCamblyのレッスンでは、クリスマスのことが話題になることが多い。話を聞いていると、日本のクリスマスとはずいぶん違うイメージだ。私の子供の頃は、クリスマスツリーを自宅に飾っていた記憶があるのだが、成長するに従ってクリスマスツリーを飾ることはなくなってしまった。それでも、クリスマスになると母がケーキを買って来てくれて、家族で食べるくらいのささやかなイベントだったと思う。母がいつも贔屓にしていた洋菓子屋さんがあって、そこでクリスマスケーキを買っていた。そのうち、もう少し安価なクリスマスケーキに切り替わって行ったのだが・・・・・・。

 ガンモと結婚してからは、ガンモがスポンジケーキにフルーツやホイップクリームを使ってクリスマスケーキを作ってくれるようになったので、それを一緒に食べるのが、私たちの毎年のクリスマスの楽しみになっている。クリスマスツリーも飾らず、クリスマスプレゼントも交換しない、ただ一緒にいるだけの地味なクリスマスだ。

 イギリス人のクリスマスは、日本人のそれとはまったく違う。イギリス人は、クリスマスの時期はとにかく飲んで、食べて、飲んで、食べてを繰り返すため、太ってしまうのだそうだ。また、クリスマスを誰と過ごすかで夫婦喧嘩をすることが多くなり、クリスマスの時期に離婚する夫婦も多いのだという。良く、イギリスのテレビドラマなどでは、クリスマスにどちらかの両親と一緒に過ごしているシーンが多い。どちらかの家族ということになると、夫が自分の両親と過ごしたいと主張すれば、妻は自分の両親と一緒に過ごせなくなるため、喧嘩になってしまうことは容易に想像できる。双方の両親と一緒に過ごすために、例えばクリスマスイブとクリスマスなど連続でパーティーをすることで丸く収まるようにしているらしい。

 また、日本ではあまり多くないと思うのだが、ヨーロッパでは養子縁組が多いため、更に複雑な人間模様が生まれるらしい。ここでも、実の両親と育ての両親との間で、結婚した夫婦と同じような葛藤が生まれているのかもしれない。身体は一つしかない上にクリスマスという日は固定されており、クリスマスが家族単位のイベントであるため、家族以外に大切にしたい人との優先度で常に揺れ動いてしまうわけだ。

 更に、クリスマスの時期になると、家の外をクリスマス用のイルミネーションで飾る家庭も多いという。そのため、近所の人たち同士でクリスマス用のイルミネーションを競い合ってしまうのだそうだ。日本ではあまり考えられないことである。

 クリスマスのイルミネーションと言えば、私が初めてイギリスに行った一九九〇年の一月に、まだロンドンの街にクリスマスのイルミネーションが残っていたことに驚きを覚えたので、それらのイルミネーションがいつ頃しまわれるのかイギリス人講師に聞いてみた。何と、一月十二日くらいまでクリスマスのイルミネーションが飾られているのだそうだ。実に一か月以上もクリスマスモードが続いているとは・・・・・・。クリスマスが終わるとさっさとイルミネーションが片付けられる日本とは大違いだ。

 ちなみに、クリスマスではないのだが、イギリスなどでは年が明けるとともに花火が打ち上げられるようだ。日本では年が明けても花火が打ち上げられることはなく、静かに年明けを迎えるとイギリス人講師に話したところ、ひどく驚かれてしまった。日本では、年が明ける前に除夜の鐘が聞こえてくらいではないだろうか。

 さて、クリスマスの当日には、十五時から国王(女王は亡くなってしまったので、現在は国王)のスピーチがテレビで放送されるので、それを観ながらまた飲んで、食べるのだそうだ。キリスト教の国はこんなふうにクリスマスをお祝いしているのかと思うと、やや不健康なイメージさえ抱いてしまう。その一方で、日本ではクリスマスよりもお正月のほうに重きを置いており、コロナ前までの年末年始は忘年会や新年会などで賑わい、帰省などで実家に帰ると親せきの人たちと再会してお酒を飲んだりしていた。もしかすると、そういうところはイギリスのクリスマスと似ているのかもしれないとも思う。ただ、日本では年末年始に離婚が多いかというと、そうでもないのではないだろうか。それは、クリスマスと違い、年末年始が特別な一日だけで構成されるものではないからなのかもしれない。クリスマスがキリストが生まれたことをお祝いする日であるのならば、クリスマスを家族で盛大にお祝いする国において、現在のクリスマスという一日だけにこだわらず、日本の年末年始と同じくらいの日数幅を持たせれば、その日を誰と過ごすかでもめることも少なくなるのではないだろうか。

※このブログへのコメントは、ガンまる日記掲示板で承ります。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 文化の違いを知るのはとても楽しいです。海外の人たちから見ても、日本はヘルシーな国と見られているようです。

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2018.08.12

日本の悪霊と西洋の悪霊

あるYouTuberのパトロンになってみたの記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m 皆さん、お盆休みを取られている頃でしょうか。帰省されている方、旅行にお出掛けの方もいらっしゃるかもしれませんね。私たちの夏休みは今週末からなので、この週末は、せっせと旅行の準備をしていました。スーツケースにほぼ荷物を詰め終わったので、あとは、日常、使っているものをまとめて出掛けるだけです。とは言え、仕事もありますので、出発直前までドタバタしてしまいそうです。さて、パトロンになったYouTuberからは、英作文を添削してもらっています。「もっとたくさんの間違いがあるんじゃないかと期待してたけど、あなたの書いた文章はほぼ完璧だよ」と言ってもらえました。日本にも、Fruitful Englishなどの英文添削サービスがありますが、そちらはアメリカ英語なのです。イギリス英語を学びたい方は、イギリス人YouTuberのパトロンになってみるのもいいかもしれません。ただ、ものすごく有名なYouTuberはパトロン料の設定額がやや割高なようです。私がパトロンになったYouTuberは、質問だけなら月5ドルから受け付けていて、英文添削は月20ドルとなっています。いつでも自由に質問できて、英文添削もしてもらえることを考えると、かなりお得な金額だと思っています。


 先日の英会話のレッスンは、イギリス人講師にとって、私が夏休み前の最後の生徒だったということで、イギリス人講師がレッスン前にビールを買ってくれて、ビールで乾杯しながらレッスンを受けた。

 ビールも入っていたからなのか、なかなかリラックスしたレッスンとなった。私は以前から、日本の悪霊と西洋の悪霊が著しく異なっていることに疑問を持っていたので、そのことを話題にしてみた。私には、悪魔の存在は信じられないとも言った。というのも、日本にはもともと神と敵対する悪魔のような存在に馴染みがないからだと思う。

 私が、「いいことも悪いことも、実は神が決めているのではないかと思う」と独自の考えを述べると、イギリス人講師は、「神の戯れということだね」と確認してくれた。イギリス人講師は、「世の中が思いのほか悪いので、悪魔の存在を否定できない」とも言った。

 日本には神社とお寺が存在してはいるものの、喜びごとは神との関わりが深く、故人の供養などはお寺にお願いしたりしている。果たして、人々が信仰しているのは、神なのだろうか。それとも仏なのだろうか。しかも、日本の神は欧米諸国で信仰されているキリスト教の神とは異なっているように見える。信じる神が異なることで、悪霊や幽霊の出方が変わって来るというのが、私にはどうしても理解できなかった。イギリス人講師曰く、日本の幽霊はまるで木のようだとのことだった。

 更にイギリス人講師は、「見えているものが本当に幽霊ならば、西洋と日本で同じものが見えるはずだということだね。確かにそれは言えてる」と同意してくれた。そして、「文化や考え方の違いが、それぞれ別々の悪霊や幽霊を投影するんじゃないか」とも言った。すなわち、イギリス人講師と私が同じ悪霊や幽霊を見たとしても、文化や考え方の違いから、それぞれ別々の見え方をするのではないかということだ。

 私が思うに、日本の悪霊は比較的控えめでおとなしいように思う。それに対し、西洋の悪霊は騒がしい。エクソシストが悪魔と必死に戦う映画を観たことがあるが、あのような現象は日本では到底考えられないことだ。そういう映画が製作されるのは、西洋の人たちが悪魔の存在を否定しないからこそなのかもしれない。

 今週末からヨーロッパに出掛けるが、旅先で騒がしい悪霊にだけは出会いたくないものだ。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 幽霊や悪霊は、見た人が作り上げるものなのか、それとも実在するのかわかりません。実在する場合は、場所を選んでいるのでしょうか。日本に住む外国人が幽霊や悪霊を見る場合、どんな姿を見ることになるのでしょうね。

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2017.10.08

タロットカードのようなステンドグラスが美しい、ゴシック様式の聖ローレンツ教会

ホットヨガ(六〇三回目)の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m 更年期障害で重い腰がなかなか上がらず、更新期間がしばらく空いてしまいました。本当はやりたいことがたくさんあるのですが、何もできずに受け身になる時間が増えてしまいました。夏休みの旅行記もまだまとめ切れていません。撮影した膨大な写真を前に、「これを編集するには、かなりの根気がいるだろう」と怖気づいています。(苦笑)そんな状況ではありますが、リクエストもあり、ガンまる日記掲示板を設置してみました。本来であれば、ブログのコメント欄を開放すべきなのでしょうが、いろいろ考えて掲示板形式にしました。管理人が更年期障害のため(苦笑)、返信は遅れるかもしれませんが、よろしければご活用ください。さて、三連休ですね。皆さん、いかがお過ごしでしょうか。昨日はあいにくの雨でしたが、今日はいいお天気です。私は、昨日はホットヨガのレッスンを受けたあと、三宮界隈をうろうろして来ました。今日と明日はのんびりモードの予定です。明日はガンモと出掛けるかもしれません。それでは、ドイツの博物館はユニークで楽しいの続きをお届けしたいと思います。


 ニュルンベルクには、DB博物館のほかにもう一つ、見学したいところがあった。ゴシック様式の聖ローレンツ教会である。

 聖ローレンツ教会は、DB博物館からそれほど遠くないところにあったので、DB博物館を出たあと、すぐにでも見学したかった。しかし、DB博物館があまりにも面白かったため、昼食も取らずに夢中になっていた。このまま聖ローレンツ教会を見学するのもいいが、やはりお腹が空いていては見学もままならないと思い、いったんニュルンベルク中央駅周辺まで戻り、サンドイッチとプレッツェルを購入して腹ごしらえをした。そして、空腹を満たしたあとに聖ローレンツ教会まで戻り、見学を開始した。

 まず、外から見た聖ローレンツ教会は、ゴシック様式と言われている通り、ゴツゴツしていた。そのためか、「そびえたつ」という表現がふさわしいほどの外観だった。

 中に入ってみると、ヨーロッパで良く見られる教会そのものだと感じた。外観通り、天井は高く、いくつかの宗教画や小さな祭壇、ステンドグラスが目に入った。また、天井からはファイト・シュトス作の「受胎告知」のレリーフが吊るされていた。更に、祭壇の横には、「聖体安置塔」と名付けられた塔があり、その塔を作った彫刻家のアダム・クラフトの像がひざまづいていた。

 聖ローレンツ教会は、第二次世界大戦で空襲を受けながらも、戦後に見事な修復が行われている。日本の寺院や神社などにも芸術作品があったり、建物が修復されたりしているので、宗教と芸術の関係性はどこも同じなのかもしれないと思った。

 私が個人的に気になったのは、実は、宗教画や彫刻などよりも、窓にはめこまれた美しいステンドグラスだった。一枚一枚違う絵が描かれているのである。まるでタロットカードのようだと思った。大量生産などできない時代に描かれたものなので、おそらく莫大な時間を掛けて作られたのだろうと思った。

 他にも、普段、教会には足を運ばない私には珍しいものがあった。告解室である。きれいに並んだ告解室を見て、映画『私は告白する』を思い出したのだった。

撮影した写真:

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タロットカードのようなステンドグラスが美しい、ゴシック様式の聖ローレンツ教会

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 日本にいるときは、宗教と芸術が結び付いていることをさほど意識してはいなかったのですが、ヨーロッパの教会でこれらの芸術作品を目にすると、宗教と芸術が深い関わりを持っているのを感じずにはいられませんでした。

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2017.09.11

映画『黄金のアデーレ 名画の帰還』

ノイシュヴァンシュタイン城で来年のカレンダーを撮影するの記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m アメリカのハリケーン、大丈夫でしょうか。今日の関西地方はとても暑いです。私は、仕事中にゆでだこになりそうでした。そして、今はテントの中にいますが、朝方、雨が降るというので、テントの入口を閉めています。暑いです。(苦笑)


Womaningold

 夏休みが始まる前の英会話のレッスンのときに、イギリス人講師が、
「ウィーンに行くなら、行く前に必ず観ておくべき映画があるよ」
と教えてくれた。それが本作だった。しかし、それを聞いたのが出発の二日前だったので、映画を鑑賞する時間は取れなかった。

 帰国してから最初の英会話のレッスンのときに、私がウィーンの美術館でクリムトの絵を鑑賞したことをイギリス人講師に話すと、またまたこの映画のことが話題に昇った。私は、出発前に観る時間が取れなかったので、近いうちに鑑賞するとイギリス人講師に約束した。そして、U-NEXT<ユーネクスト> | 日本最大級のビデオ・オンデマンドで鑑賞できることがわかったので、その週末の九月二日に鑑賞したのだ。

 鑑賞しながら、様々な想いが私の中を駆け巡った。まず、一番最初に投げ掛けたいのは、「美術館に飾られている絵は、本当は誰のものなのだろう?」という疑問だった。

 それが写真であるならば、いくらでも複製できる。しかし、絵はたった一枚しかない。そして、その絵は、画家がモデルを見ながら描いたものであり、わざわざ画家に描いてもらったのであれば、絵を描いてもらった代金を画家に対して支払う。それは、例えば街角などで似顔絵を描いて生計を立てている人に、自分の似顔絵を描いてもらう状況とあまり変わらないだろう。

 しかし、自分の似顔絵を描いてくれた画家がのちに有名になり、絵の値段が吊り上がってしまったら? 更に問題を複雑にしているのは、かつては一般の家庭に飾られていたはずの絵が、ナチスによって強引に奪われしまったということである。このことには憤りを感じずにはいられない。もしも、絵が奪われたりしなければ、クリムトが描いたその絵は、その家の家宝になっていたはずなのだ。

 もともと肖像画というものは、非常に個人的なものであると私は思う。しかし、肖像画が多くの人たちの目に触れることで、時には世界的にも有名な肖像画となり、どんどん価値が上がって行くものも中にはある。そういうことについて、考えさせられる作品だった。

 本作の中にも登場するベルヴェデーレ宮殿の美術館は、まさしく私たちがこの夏休みに足を運んだ美術館だった。本作の中に登場する『黄金のアデーレ』という肖像画も、かつてはこの美術館に展示されていたようだ。確かに、私たちはここで『黄金のアデーレ』を鑑賞してはいない。クリムトの他の作品はいくつかあったが、『黄金のアデーレ』はそこにはなかった。それがこの物語の答えとなるだろう。

 本作で、『黄金のアデーレ』とゆかりのあるオーストリア出身の女性を、イギリス人のヘレン・ミレンが演じている。彼女のドイツ語なまりのアクセントが非常に良く、味が出ている。もはや彼女以外に、この役は考えられないほどだ。

 本作は、実際に起こった出来事をもとに作られているようだが、かつては所有していたはずの名画を取り戻すのは、とにかく根気のいる戦いだったに違いない。それでも、本気で戦った二人には、今の未来が見えていたのではないだろうか。だからこそ、このような結末を迎えることができたのかもしれない。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 私たちは美術館で、多くの肖像画を鑑賞しています。しかし、最初は、それらはあくまで個人的なものなのですよね。おそらくですが、自分の描いた絵が有名な美術館に飾られることは、画家にとっては喜ぶべきことでしょう。しかし、肖像画を描いてもらった人にとってはどうなのでしょうか? やはり誇らしいことなのでしょうか。自分の肖像画ならば、手元に取っておきたい気持ちがあるのではないかと思いました。ましてや、肖像画を描いてもらった人が亡くなってしまえば、その肖像画は、遺族にとって、大切な想い出の品となるのです。

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2017.08.26

クリムトの『接吻』に涙する

まさかの夢が叶ったの記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m 私たちのドイツ・オーストリア旅行もいよいよ終盤を迎え、日本時間の今夜、飛行機に乗って帰国します。ウィーンには二泊しました。昨日、ウィーン市内を観光し、クリムトの絵を見て来ました。今日はそのことについて書いてみたいと思います。


 私は絵画にそれほど詳しいわけではない。しかし、絵画に詳しくなくても、どうしても惹かれる作品というのはいくつかある。クリムトの『接吻』もその一つだ。ウィーンにその『接吻』が展示されている美術館があるというので、私たちは市電を乗り継いで、その美術館に足を運んだ。

 美術館と言っても、実際には、ベルヴェデーレ宮殿という宮殿の中の上宮というエリア内にある。チケットを購入するときにどのチケットを購入すればいいのか少し迷ったが、チケットカウンターで「クリムトを見たい」と言うと、どのチケットを購入すればいいか、チケットカウンターの方が案内してくださった。

 宮殿の美しい庭を横目で見ながら、美術館の中に入った。〇階(ゼロ階、イギリスで言うところのグランド・フロアだと思う)、一階、二階まであり、クリムトの絵は一階(日本で言うところの二階)に展示されていた。

 『接吻』の他にもクリムトの作品がいくつも展示されていたのだが、『接吻』の前にはたくさんの人たちがいて、作品に見入っていた。それくらい、惹き付けられる作品だということだ。

Klimt0

撮影した写真はこちら:

 日本の美術館は、展示室が暗く、写真撮影も禁止されているが、ヨーロッパの美術館は展示室が明るく、写真撮影も許可されている。ただし、作品によっては写真撮影が禁止されているものもあるので注意が必要だ。クリムトの作品に関しては、私が体験した限りでは、撮影可能だった。(監視員もすぐ傍にいて、私を含めた複数の人たちが作品を写真撮影していたが何も言われなかった)

 『接吻』は、男性が女性に接吻をしているという作品なのだが、何故かこの絵を見ていると涙が出て来るのだ。解釈の仕方にはいろいろあるようだが、私がこの絵から感じたことは、接吻をしているこの男性は、接吻をしている女性に対し、真の愛情を示しているということだ。そして、女性はただただ男性の愛情を受け入れ、至福を感じている。そこには愛だけがあり、欲望はない。だから涙が出て来るのかもしれない。

 『接吻』があまりにも有名な作品だからなのか、展示室の隣の部屋に写真撮影用の『接吻』があり、『接吻』と一緒に記念撮影ができるようになっていたので、私もガンモに撮ってもらった。

 展示室には、他のクリムトの作品も展示されていた。それらの中で、『接吻』の次に気に入ったのがこの作品だ。タイトルは『アダムとイブ』だそうだ。

Klimt1

 閉館一時間前の駆け込み鑑賞だったため、その他の作品をじっくり鑑賞する時間がなかったのだが、そのために入場者もそれほど多くはなく、クリムトの作品に関してはじっくり鑑賞できたと思う。たくさんある展示物の中で、クリムトの作品はダントツに輝いていた。彼が一般の人とは異なる感性を持ちながら、生きて来たのだとわかった。旅行の最後の日にふさわしい芸術鑑賞だった。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m いくつもの広い展示室にたくさんの絵画が展示されていました。駆け足の鑑賞になってしまいましたが、満足しました。

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2015.03.15

平面を立体に見せる「トリックアート展」

おいしい玉造(たまつくり)の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m この週末は、劇場で三本の映画を鑑賞して来ました。また映画の鑑賞ポイントが貯まりそうです。そして、今日はガンモと一緒にフリーマーケットに出掛けて来ました。売るほうではなく、買うほうです。アクセサリなどを購入しました。フリーマーケットは午後に足を運ぶと、かなり安く購入できますね。

 地下鉄の長堀鶴見緑地(ながほりつるみりょくち)線に乗り込んだ私たちは、心斎橋(しんさいばし)で降りた。そこから少し歩いて大丸心斎橋店に足を運び、イベントホールで行われていた「トリックアート展」を鑑賞した。

 通常、芸術作品が展示されている場所では、写真撮影が禁止されているところが多い。しかし、この「トリックアート展」の案内サイトには、「カメラをお持ちください」と書かれていた。何故なら、展示されていた「トリックアート」は、作品と一緒に記念撮影をすることで楽しむことができるからだ。というのも、「トリックアート」自体は平面で作られているのだが、撮影する角度を工夫することによって、あたかもその場所にいるかのように、写真が立体に写るからである。

 開催直後の週末ということで、会場内はものすごい人たちで賑わっていた。「トリックアート」はいくつも展示されているのだが、これほど混雑した状態で、特定の「トリックアート」の前に立ち、それなりのポーズを取って記念撮影をするのははばかられた。ポーズを取っているところを他の人たちに見られることにもなる上に、ポーズが決まるまで、その「トリックアート」の前で記念撮影をしたがっている他の人たちを待たせてしまうことにもなるからだ。もっと人が少なければ、それなりにポーズを取って楽しめるのにと思うと、ちょっぴり残念だった。

 それでも、例えば東京タワーの作品の前では、何人かの人たちが列を作って並んでいた。表現力のある人たちは、平面の東京タワーにつかまるようなポーズを撮り、その様子を他の人が撮影してあげていた。東京タワーを下から見上げるような形で撮影すると、「トリックアート」そのものは平面の東京タワーなのに、あたかも本物の東京タワーに上っているかのような写真を撮影することができるのである。

 また、動物が帽子をくわえている「トリックアート」も展示されていた。その「トリックアート」の帽子の下で、あたかも自分の帽子が動物に奪われてしまったような表情をすれば、これまた面白い写真が出来上がるのである。

 おそらく、もともと関西生まれの方たちは、自己表現力に恵まれているので、こうした場所で恥ずかしさを感じることなく、写真撮影をすることができるのだろう。しかし、四国生まれのシャイな私たちは、「トリックアート」の前で創造的な写真を撮ることができず、「トリックアート」をただ眺めるだけに留まってしまったのだった。

※撮影した写真のスライドショーを貼り付けておきます。なお、スライドショーが表示されない場合や、写真へのコメントをご覧になる場合は、平面を立体に見せる「トリックアート展」をご覧ください。

※スマートフォンやタブレットからアクセスしてくださっている方たちには、スライドショーが表示されないそうで、申し訳ありません。m(__)m

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m こんなにもたくさん人がいるとは思っていなかったので、会場内に足を踏み入れたときは、正直言って面食らいました。平日に足を運んだほうが良かったかもしれません。大勢の人たちが見守る中で面白い写真を撮影することができた方たちは、表現力のある方たちだと思います。

人気blogランキングには、もともとブログの書籍化を夢見て参加させていただきました。まだまだほど遠いですが、私の夢を応援してくださると、大変うれしく思います。
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2014.11.04

稲わらアートのイノシシ

海に面した下灘駅と鉄道レストランの記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m たくさんの方たちから応援クリックを賜り、心より御礼申し上げます。まちのオフィスでは、十月いっぱいまでクール・ビズ期間中でしたので、男性はノーネクタイで出勤できていましたが、十一月になりましたので、今日からネクタイと上着着用となりました。有り難いことに、女性の服装はこれまでと変わりません。(笑)オフィスも秋の装いといったところでしょうか。この時期は、外は寒いのに、電車の中や建物の中は暖かいので、薄手のコートを脱ぎ着するよりも、ショールで調整するのが楽ちんです。さて、ゆうべ遅くに実家から帰省しました。今回の記事は、海に面した下灘駅と鉄道レストランの続きをお届けします。

 ガンモによると、愛媛県今治(いまばり)市玉川町鈍川(にぶかわ)に、稲わらアートのイノシシが展示されているそうだ。何でも、武蔵野美術大学の教授と地元の方たちが共同で作り上げたアートらしい。ガンモが「帰省するか」と言い出したのは、実はこのイノシシを見たいと思ったことがきっかけのようだ。

 鈍川というと、子供の頃に家族や従弟の家族らと一緒に出掛けた鈍川温泉を思い出す。確か、あのときは宿泊ではなく、日帰り温泉を利用したように思う。釣堀があり、叔父らが釣りを楽しんでいたのを覚えている。その近くに稲わらアートがあるのかと思い、私たちは鈍川温泉に向けてカングーを走らせた。しかし、鈍川温泉には稲わらアートのイノシシは見当たらなかった。

 ガンモ曰く、インターネットで見た記事には、稲わらアートのイノシシがある正確な住所が書かれていなかったらしい。しかし、どうやら県道沿いにあるらしいので、鈍川温泉辺りをカングーで走っていれば、やがて見付かるのではないかと思っていたようだ。

 ところが、こっちだろうか、あっちだろうかと、迷いながらあちこち走り回ったが見付からない。仕方がないので、地元の方に尋ねてみることにした。最初、ガンモが若い男性に尋ね、稲わらアートが展示されているだいたいの方向はわかった。しかし、途中で道に迷ってしまったので、今度は私が地元のおじさんに尋ねた。おじさんは、
「イノシシな、この道(県道)をずーっとまっすぐ行ったらT字路になっとるから、そこの左側にある」
と自分の手にT字路を示しながら、伊予弁で教えてくれた。今治の人は、イノシシを発音するとき、「イ」にアクセントを付けるようだ。ちなみに、私の実家方面では、「ノ」に緩いアクセントが付く。

 さて、おじさんに教えていただいた通りにカングーを走らせたのだが、走っても走ってもT字路は現れなかった。ひょっとすると、既に通り過ぎてしまったのではないかと私たちは不安になった。それでも、おじさんを信じて更に走って行くと、道端に車を停めて、車から降りる人たちの姿を見掛けた。ひょっとして・・・・・・と思い、身を乗り出してみると、その先にT字路があった。ここだ!

 私たちは、その方たちに続いてカングーを停め(道端に車を停められるくらいのスペースがあった)、その方たちが歩いて行った方向に歩いて行った。すると、あっちにもこっちにも、道端に車を停めている方たちがいらっしゃる。やっぱりここだと思い、わくわくした。そして、おじさんに言われた通りにT字路の左側を見てみると、そこには巨大なイノシシが居たのだ。

 稲わらアートのイノシシは、想像していた以上に大きかった。使われているわらもかなり詰まっているように見えた。まるで魂が吹き込まれているかのような存在感のあるイノシシだった。身体のふくらみもやけにリアルだった。これは素晴らしいアートだと思った。

 どうやら稲わらアートのイノシシが展示されていることは、全国版のニュースで流れたらしく、たくさんの方たちが道端に車を停めて、稲わらアートのイノシシに見入っていた。ニュース記事によると、イノシシの製作には八日間も掛かっているそうだ。

 こうしたアートは、いつも私たちを楽しい気持ちにさせてくれる。地元の人たちにとっても、身近でわかりやすい対象が選ばれているので、製作にも参加し易かったのではないだろうか。

※撮影した写真のスライドショーを貼り付けておきます。なお、スライドショーが表示されない場合や、写真へのコメントをご覧になる場合は、稲わらアートのイノシシをご覧ください。

※スマートフォンやタブレットからアクセスしてくださっている方たちには、スライドショーが表示されないそうで、申し訳ありません。m(__)m

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m はっきりとした場所がわからなかったので、ずいぶん迷いましたが、地元の方に尋ねて良かったと思います。これから足を運ばれる方は、県道沿いに車を走らせ、T字路を目指してください。(笑)

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2014.09.27

脳を休ませる

ホットヨガ(四〇四回目)の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m たくさんの方たちから応援クリックを賜り、心より御礼申し上げます。仕事の忙しさもあったのですが、神戸市長田区の事件で受けた衝撃があまりにも大きく、なかなか記事を書くことができませんでした。何故、このような事件が起こってしまうのか、逮捕された容疑者が本当に事件に関わっているのかなど、いろいろ考え込んでいました。そして、今日は御嶽山(おんたけさん)が噴火したそうですね。御嶽山の周辺にお住まいの皆さま、お怪我などはありませんでしょうか。紅葉が始まったとかで、山頂付近で噴火に巻き込まれた方たちもいらっしゃるようですね。御嶽山の噴火により大怪我をされた方たちが回復されるよう、お祈りしています。

 ようやく、仕事の忙しさのピークが過ぎた。仕事がとてつもなく忙しかったときは、ある作業をしているときに別の作業が割り込みとして入り、自分が抱えている中途半端なタスクがいくつも生まれてしまうような状況だった。やはり、一つのタスクに集中できる状態が一番望ましい。コンピュータはマルチタスクで動作することができても、私たち人間がマルチタスクで動くのは非効率だと思う。

 もともと私は、自宅で「ガンまる日記」の記事の下書きをするときに、YouTubeで「自然の音」を検索して、小川のせせらぎや小鳥のさえずりなどの音をパソコンで再生していた。そうすることで、文章を書く作業に集中できるからである。私は、それらの音を通勤途中や仕事の昼休みにも聴きたいと思い、Freemake YouTube to MP3 Boomを使っていくつかの自然音をmp3化して、mp3プレイヤーに送り込んだ。それらの自然音の中で、私が最も癒されたのは、何と、雨音が録音されたものだった。

 仕事が忙しかったときに、この音をヘッドフォンで聴くと、とても癒された。実際には、これだけの大雨が降ると、自転車で通勤している私はびしょ濡れになってしまうというのに、仕事が忙しいときは、この雨音が私を癒してくれたのだ。実に不思議なものである。

 また、今日はガンモと一緒に、とある博物館に足を運んだのだが、いつもよりも展示されている絵を念入りに鑑賞することができた。仕事が忙しいときには、頭の中にたくさんのものが詰め込まれていて、消化不良を起こしていると思うのだが、自然の音や芸術は、そうした脳の疲れを解放し、癒してくれるものだとわかったのである。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m ずっと以前に、仕事が忙しいときは、デジタルカメラを仕事に持参して、通勤途中の風景をデジタルカメラに収めていました。しかし、今ではデジタルカメラを職場に持参することは気が引けます。自然の音や芸術は、癒しを与えてくれると思いますので、皆さんも、忙しいときには、パワーを分けてもらってくださいね。

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2013.02.02

砂の美術館

映画『レンタネコ』の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m 二月とは思えないほど暖かいですね。北海道で震度五強の大きな地震があったと聞いて驚いています。私たちはちょうど一週間前に、飛行機会社のマイルを消費するために北海道の釧路と網走に出掛けていました。今回の地震で、釧路は震度五強のエリアでした。地震により大きく揺れた北海道にお住まいの皆さん、お怪我などはありませんでしょうか。大きな地震ですので、どうかこれからもご注意くださいね。それでは、しばらく時間が空いてしまいましたが、「かろいち」の親ガニ汁無料サービスの続きを書かせていただきます。

 そのあと私たちが向かったのは、鳥取砂丘のすぐ近くにある砂の美術館である。既に駐車場がいっぱいで、砂の美術館にカングーを停めることができなかったので、私たちは上にある砂丘センターの無料駐車場にカングーを停めて、砂の美術館まで少しだけ歩いた。上の駐車場にカングーを停めたため、砂の美術館へも上からの入場となった。

 砂の美術館には、砂を使って創り上げた数々の芸術作品が展示されている。私たちが訪れた十一月下旬は、イギリス編が開催されていた。すなわち、砂で創られたイギリスにまつわるものたちが展示されていたのである。

 実のところ、期待はしていなかったのだが、最初に、屋外に展示されている作品を見て驚いた。砂はすぐに崩れてしまうというイメージがあるのだが、そんな儚いはずの砂を利用して、これほど熱心に完成度の高い芸術作品を創り上げているとは・・・・・・。

 そして、メインの展示室に足を踏み入れて、更に驚いたのだ。そこには、一目見てイギリスとわかる、砂でできたいくつもの芸術作品が展示されていたからである。その中には、私たちが実際にロンドンで見て来たロンドンの公衆電話ボックスや二階建てのバス、ロンドンタクシーなども含まれていた。

 これほどの芸術作品が揃っているのであれば、駐車場がいっぱいだったとしても不思議ではない。ここに足を踏み入れた人たちは、ため息を漏らしながら、夢中でシャッターを切っているのだろう。そんな我をも忘れる時間をここで過ごすことになるために、駐車場はなかなか空かないのだ。

 私たちは、この儚い芸術作品にしばらく見入っていた。そして、メインの展示室を上からも見下ろすべく上の階から眺めてみた。なるほど、素晴らしい。砂で出来た芸術作品を間近で鑑賞できるだけでなく、上からも全体を見渡すことができるようになっているのだ。鳥取砂丘に足を運ぶなら、この美術館にも足を運ぶべきだろう。

 私たちは、しばらくの間、砂の美術館で感動を味わったあと、満足したので、ようやく帰路についたのだった。

※撮影した写真のスライドショーを貼り付けておきます。なお、スライドショーが表示されない場合や、写真へのコメントをご覧になる場合は、の美術館をご覧ください。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 旅行アルバムのサイトには、敢えてコメントを入力しませんでした。そのほうが、先入観を植え付けることなく、これらの芸術作品を鑑賞できるだろうと思ったからです。現在、既にイギリス編の展示は終了してしまったようですが、きっとまた新たな芸術作品が用意され、訪れた人たちを感動させてくれるのでしょう。

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