映画・テレビ

2017.09.14

映画『奇跡のひと マリーとマルグリット』

旅行中の洗濯の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m 台風の速度が速くなったのでしょうか。実家から兵庫県の自宅に戻る日に台風が上陸する予報だったのが、台風の通過が一日早まりました。おかげで移動に関しては台風の影響を受けずに済みそうですが、引きこもりの帰省になりそうです。(苦笑)水害や土砂災害など、どこの地域にも大きな被害が出ないよう、祈りましょうね。


Maries_story

 本作を鑑賞したのは、映画『黄金のアデーレ 名画の帰還』を鑑賞したのと同じ九月二日のことである。本作もまた、U-NEXT<ユーネクスト> | 日本最大級のビデオ・オンデマンドで鑑賞した。

 十九世紀末のフランスに実在した、耳も聞こえず、目も見えず、話すこともできない少女マリーと、彼女を全力でサポートした修道女マルグリットの密な関係を描いた作品である。

 本作を鑑賞して、たくさん涙が出て来た理由がわかった。障害のある子どもたちを預かって教育する学校に初めてマリーがやって来たときに、マルグリットとマリーが魂の出会いを果たしているからだ。すべてはそこから始まっている。魂の出会いは、人と人を深く結び付ける。マルグリットの魂は、マリーという魂と出会ったときに、大きく突き動かされたのだ。言い換えると、マルグリットは、マリーが抱えていた闇に光を照らすことができることを潜在的に知っていたのではないかと思う。

 しかし、そんな直感的な出会いとは裏腹に、何カ月経っても効果が現れなかったりと、マルグリットは行き詰ってしまう。しかも、追い打ちをかけるような状況にも追い込まれて行く。それでも諦めなかったのは、やはり彼女がマリーと魂の出会いを果たしていたからだと思う。

 本作は、生きることの素晴らしさだけでなく、死を受け入れる覚悟が必要なことについても触れている。現実から逃げずに、決して離れたくはなかった人の死を受け入れることも大切なことであると、本作は暗に教えている。そして、言葉があることにさえ気付かずに、生まれてから今までずっと暗闇の中にいる仲間に対し、自分が受け取ったことを循環させる構成にもなっている。その循環にも、知らず知らずのうちに涙が出て来るのだ。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 盲目で、言葉を話すこともできず、耳も聞こえない人に、他者とコミュニケーションを取る手段を示した作品だと言えるでしょう。とにかく泣けて来る作品です。

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2017.09.11

映画『黄金のアデーレ 名画の帰還』

ノイシュヴァンシュタイン城で来年のカレンダーを撮影するの記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m アメリカのハリケーン、大丈夫でしょうか。今日の関西地方はとても暑いです。私は、仕事中にゆでだこになりそうでした。そして、今はテントの中にいますが、朝方、雨が降るというので、テントの入口を閉めています。暑いです。(苦笑)


Womaningold

 夏休みが始まる前の英会話のレッスンのときに、イギリス人講師が、
「ウィーンに行くなら、行く前に必ず観ておくべき映画があるよ」
と教えてくれた。それが本作だった。しかし、それを聞いたのが出発の二日前だったので、映画を鑑賞する時間は取れなかった。

 帰国してから最初の英会話のレッスンのときに、私がウィーンの美術館でクリムトの絵を鑑賞したことをイギリス人講師に話すと、またまたこの映画のことが話題に昇った。私は、出発前に観る時間が取れなかったので、近いうちに鑑賞するとイギリス人講師に約束した。そして、U-NEXT<ユーネクスト> | 日本最大級のビデオ・オンデマンドで鑑賞できることがわかったので、その週末の九月二日に鑑賞したのだ。

 鑑賞しながら、様々な想いが私の中を駆け巡った。まず、一番最初に投げ掛けたいのは、「美術館に飾られている絵は、本当は誰のものなのだろう?」という疑問だった。

 それが写真であるならば、いくらでも複製できる。しかし、絵はたった一枚しかない。そして、その絵は、画家がモデルを見ながら描いたものであり、わざわざ画家に描いてもらったのであれば、絵を描いてもらった代金を画家に対して支払う。それは、例えば街角などで似顔絵を描いて生計を立てている人に、自分の似顔絵を描いてもらう状況とあまり変わらないだろう。

 しかし、自分の似顔絵を描いてくれた画家がのちに有名になり、絵の値段が吊り上がってしまったら? 更に問題を複雑にしているのは、かつては一般の家庭に飾られていたはずの絵が、ナチスによって強引に奪われしまったということである。このことには憤りを感じずにはいられない。もしも、絵が奪われたりしなければ、クリムトが描いたその絵は、その家の家宝になっていたはずなのだ。

 もともと肖像画というものは、非常に個人的なものであると私は思う。しかし、肖像画が多くの人たちの目に触れることで、時には世界的にも有名な肖像画となり、どんどん価値が上がって行くものも中にはある。そういうことについて、考えさせられる作品だった。

 本作の中にも登場するベルヴェデーレ宮殿の美術館は、まさしく私たちがこの夏休みに足を運んだ美術館だった。本作の中に登場する『黄金のアデーレ』という肖像画も、かつてはこの美術館に展示されていたようだ。確かに、私たちはここで『黄金のアデーレ』を鑑賞してはいない。クリムトの他の作品はいくつかあったが、『黄金のアデーレ』はそこにはなかった。それがこの物語の答えとなるだろう。

 本作で、『黄金のアデーレ』とゆかりのあるオーストリア出身の女性を、イギリス人のヘレン・ミレンが演じている。彼女のドイツ語なまりのアクセントが非常に良く、味が出ている。もはや彼女以外に、この役は考えられないほどだ。

 本作は、実際に起こった出来事をもとに作られているようだが、かつては所有していたはずの名画を取り戻すのは、とにかく根気のいる戦いだったに違いない。それでも、本気で戦った二人には、今の未来が見えていたのではないだろうか。だからこそ、このような結末を迎えることができたのかもしれない。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 私たちは美術館で、多くの肖像画を鑑賞しています。しかし、最初は、それらはあくまで個人的なものなのですよね。おそらくですが、自分の描いた絵が有名な美術館に飾られることは、画家にとっては喜ぶべきことでしょう。しかし、肖像画を描いてもらった人にとってはどうなのでしょうか? やはり誇らしいことなのでしょうか。自分の肖像画ならば、手元に取っておきたい気持ちがあるのではないかと思いました。ましてや、肖像画を描いてもらった人が亡くなってしまえば、その肖像画は、遺族にとって、大切な想い出の品となるのです。

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2017.08.17

海外ドラマ『SHERLOCK/シャーロック』シーズン4

ホットヨガ(五九三回目)の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m 八月十五日は終戦記念日でした。終戦までに、日本兵士としてたくさんの方たちが亡くなられただけでなく、長崎と広島に原爆が落とされ、多くの一般の方たちも犠牲になりました。今の時代を生きている私たちには想像もできない出来事かもしれませんが、当時の方たちが味わったであろう感情を想像することはできるかもしれません。


Sherlock4

 海外ドラマ『SHERLOCK/シャーロック』シーズン4を鑑賞した。日本語字幕付きで鑑賞できるサイトがどこかにあったのかもしれないが、私は英語学習も兼ねて、英語字幕付きのサイトで鑑賞した。

 シーズン3までの流れとは明らかに違う雰囲気がシーズン4にはあった。登場人物たちが、よりシリアスな問題に向き合わなければならなくなってしまっているからだ。

 シーズン4は全四話で構成されている。最初の作品となる第〇(ゼロ)話はクリスマススペシャルとして放送された特別編で、シャーロック・ホームズやジョン・ワトソンが一八九〇年代を舞台に活躍している。シャーロック・ホームズのテレビドラマは古めかしいものが多いので、むしろこうしたスタイルのほうがしっくり来るという方も多いのではないだろうか。

 特別編に対し、本編とも言うべき三編は、非常に手の込んだ作品群だと言える。特筆すべきは、あることをきっかけに、シャーロックとジョンの関係が著しく悪化することと、シャーロックとマイクロフトの妹ユーラスが登場することだろう。

 シャーロックとジョンの関係が著しく悪化した原因を思うと、二人の関係は永久に修復されないのではないかと心配してしまいがちである。しかし、それはあくまでも私の日本人的な発想によるものであり、彼らがイギリス人であることを忘れてはいけなかったのだ。

 シャーロックとマイクロフトの妹ユーラスの存在は、長い間、封印されていた。というのも、ユーラスはシャーロックの兄のマイクロフトにより、既に亡くなった者とされていたからだ。それには正当な理由もあった。血の繋がった兄妹であるはずの三人が、ユーラスが主導する残酷な頭脳ゲームを繰り広げて行くのも興味深い。一見、サイコパスとも思えるユーラスだが、本当は自分のことを理解して欲しい気持ちで溢れている。ユーラスが遠回しに表現したことをシャーロックが解いて行くという展開になっている。

 シーズン1からシーズン3までがどうだったのか、もはや忘れてしまったが、本作は一話がおよそ一時間半と長めである。かなり見ごたえのある作品群で構成されており、シーズン4は、シーズン1からシーズン3までの内容をすっかり忘れてしまうほど強烈だったと断言できる。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m シーズン4で完結してしまうのか、はたまたこの先、シーズン5が用意されるのか、どちらにも取れる終わり方でした。しかし、シーズン4でこれほどの作品を世の中に送り出してしまったら、シーズン5を作るのはかなりプレッシャーを感じてしまう気がしますね。

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2017.08.10

海外ドラマ『Flowers Season1』

ペンギンの家族の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m 今日も暑かったですね。今年の暑さは異常なほどです。明日から夏休みだという方がたくさんいらっしゃるかもしれませんね。夏休みでどこかにお出掛けの方は、どうか想い出に残る楽しい夏休みをお過ごしください。私たちは、お盆の間は出勤して、その後、少し遅めの夏休みを取る予定です。そのため、明日から二泊三日の予定で帰省します。夏休みは五年振りにガンモと二人で海外旅行に出掛けます。今、そのための準備をしているのですが、スーツケースの中から、今更誰にもあげられないような懐かしいお土産が出て来て楽しかったです。(笑)


Flowers

 ロンドン在住の大学生に教えてもらった動画サイトで本作を鑑賞した。日本語の字幕は表示されないが、英語の字幕が表示されるというサイトである。

 本作に関して何の予備知識もなかった。私はただ、そのサイトでイギリスのドラマか映画を鑑賞したいと思い、検索したところ、たまたま本作を見付けて鑑賞し始めたというわけだ。何気なく第一話を鑑賞したところ、あまりにも個性の強い登場人物たちにたちまち惹き付けられた。しかも、一話の長さがわずか三十分弱なので、帰宅時間の遅い平日でも楽しむことができた。

 自分でも何故、こんなに強く惹き付けられたのか良くわからない。ジャンルとしてはdark comedyに分類されている本作の登場人物たちは、何かしら問題を抱えていて、誰もが思い通りにならない人生を送っている。しかも、誰一人として静かに生きていないところが魅力的なのかもしれない。

 また、どこかで見たことがあるような、ないような、日本人らしき俳優さんも出演されているので、一体誰だろうと思っていたところ、何とこの俳優さんが本作の監督でもあり、脚本も書いているWill Sharpe氏だった。彼はロンドンの生まれだが、子供の頃は東京に住んでいたという。そして、出身大学はあの名門大学のケンブリッジなのだそうだ。

 彼は海外ドラマ『SHERLOCK/シャーロック』シーズン1~シーズン3にも出演していたようだが、私も鑑賞したというのにすっかり忘れてしまっていた。あまり個性の強いキャラクターを演じていなかったからかもしれない。ロンドン在住の大学生に聞いてみたところ、彼はイギリスでは有名な俳優さんなのだそうだ。

 ちなみに、普段の彼はきれいなイギリス英語のアクセントで話すのに、本作ではわざわざ日本人独特の英語のアクセントで話している。

 とても魅力的な作品だったからか、作者であるWill Sharpe氏から芸術的な刺激を受けた気がする。何故、こんなにも完璧に、登場人物たちに苦悩を与え続けるのだろうと、彼の天才的な才能を応援したくなった。まだ若い彼が、これからもっともっと大物になってくれることを期待しつつ注目したい。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m このドラマはイギリスではヒットした作品のようです。作者でもあり監督でもあるWill Saharpe氏は、やはり同じケンブリッジで相棒とも呼べる友人と出会っているようです。

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2017.08.03

海外ドラマ『ドクター・フー シーズン9』

忘れていた言葉の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m 月曜日の夜に、東京から無事に帰宅しました。大きな台風が接近しているようですね。最近の日本は、自然災害に見舞われ易くなっています。日本に接近している大きな台風が勢力を弱めてくれるか、大きくそれてどこにも影響がないように落ち着いて欲しいものです。


Doctorwhoseason9

 海外ドラマ『ドクター・フー シーズン9』をインターネットで鑑賞した。今回、利用したのは、日本語の字幕は表示されないものの、英語の字幕は表示されるという海外の動画サイトである。英語学習にはとてもいいサイトなのだが、英語の字幕を読むのが追い付かないことがあるにもかかわらず、再生のスピードを遅く調整できないのが難点だった。むしろ、そうした環境のほうが英語学習には適しているのかもしれないが・・・・・・。

 さて、シーズン9では、シーズン8のときにぎくしゃくしていたピーター・カパルディ演じるドクターとコンパニオンであるクララの関係がより濃厚になっていると言える。むしろ、特別とも言えるほどの絆にまで発展していた。いや、クララに対するドクターの執着心を感じるほどである。しかし、残念なことに、クララはこのシリーズで引退してしまうのだ。

 死別してしまった恋人のダニーとクララが、夢の中で再会するシーンがとてもいい。二人はとても愛し合っていたはずなのに、クララがダニーとの別れをあっさり受け入れてしまっただけに、本当は長く引きずっているのではないかと思っていたからだ。それだけに、泣ける。

 それにしても、ドクターとクララは一体何で結ばれているのだろうか? 十一代目ドクターとエイミーのような男女の友情なのだろうか。私は、ドクターがクララに片想いしているように見えてしまった。

 シリーズ8ではぎくしゃくしていたはずの二人の関係がシリーズ9で一気に改善されたのは、自分の中にある好意を相手に対してオープンにしたことも影響しているように見える。実際、ドクターがクララに対する好意をオープンにするシーンも見受けられた。このような手法は、日常生活にも応用できることなのかもしれない。程度の差はあるにしても、相手が好意を示してくれると、それが潤滑油になり得るということだ。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m やはり、『ドクター・フー』は面白いですね。近々、十二代目ドクターを演じているピーター・カパルディも引退し、十三代目ドクターは何と女優さんが演じることに決まっているそうです。

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2017.07.19

映画『聲の形』

ホットヨガ(五八三回目)の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m 最近、妙な天気が続いているように思います。東京でも、ひょうが降ったそうですね。大雨が降ったり、雷が鳴ったり、ひょうが降ったり、あちらこちらで熊が出没したり・・・・・・。自然が悲鳴をあげているのでしょうか。


Koenokatachi

 映画好きの私だが、普段はほとんどアニメーション映画を観ることはない。とは言え、私が交流している(していた)言語交換パートナーたちの中には、日本の漫画やアニメーションに強く魅せられている人たちも多い。というわけで、本作は複数の言語交換パートナーたちから推薦された作品である。

 小学六年生の石田は、クラスのガキ大将だった。石田に同調する同級生も複数いた。石田は三白眼のキャラクターとして描かれており、他者を受け入れず、いかにも意地の悪そうな雰囲気が漂っていた。

 あるとき、石田のクラスに聴覚障害を持つ西宮という少女が転校生して来た。最初のうち、西宮とクラスメイトたちは、西宮が持参した筆談ノートを使ってコミュニケーションを取っていた。しかし、瞬時に伝わらないもどかしさを感じるようになったのか、のちに石田をはじめとするクラスメイトたちは、西宮を仲間外れにするようになって行った。

 私はまず、聴覚障害を持った少女が健常者の通う小学校に通っていることに驚きを覚えた。決して差別的な意味を含めているわけではなく、まだ小学生の頃は、他者との違いが仲間はずれの要因にもなりかねないので、他者との違いをあまり意識しないで済むような環境のほうが望ましいのではないかと思ったのだ。実際、西宮がつけている補聴器を耳から引きちぎって窓の外に投げ捨てるという石田の行為に胸がえぐられる気がした。この映画のキャラクターは、何てひどいことをするのかと憤りさえ覚えた。

 そのようないじめがきっかけになり、西宮は転校してしまう。また、石田も今までのようにガキ大将ではいられなくなり、これまで味方だった仲間たちが敵になり、孤立して行く。そして時は流れ、石田も高校生になっていた。

 これまで、表面的には良好に見えていた人間関係が一気に崩壊してしまった。このような状況から、一体、どのようにして収束して行くのか、やり過ぎとも思える展開に困惑さえ覚えた。しかし本作は、小学生から高校生までの時を経て、それぞれがトラウマ解消しながら再編成して行くプロセスを見守る作品であるかのように見えた。

 本作は、今、壁にぶち当たっている人たちに気づきを与える作品でもある。その気づきとは、解体された関係は、あくまでも見せかけの関係だったということである。多くの場合、解体が起こると受け身になり、根本的な問題を放置しようとする。しかし、解体された関係を再編成することも可能である。

 ただ、その再編成のプロセスで体験する感情は、常識の範囲内で感じる感情では済まされないかもしれない。解体された状態から次なるステップに進むには、時には傷つき、絶望感にうちひしがれることもある。それでも、決してそこで終わりではない。何故なら、私たちは絶えず変化しているからだ。絶えず変化しているからこそ、いつかは必ず次なるステップを迎えることができる。とは言え、常識の範囲内で感じることのできる感情に浸っているうちは、次なるステップに進んで行くのがひどくスローになるのだと思う。次なるステップを望むなら、自分の身に降りかかることを恐れず、いったんは受け入れ、尋常ではない感情を体験して行くことが必要なのだと思う。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 最初は学園ドラマのように思えて、「若者たちが観るアニメにおばさんはついて行けないわあ」などと思っていたのですが、なかなか深いテーマを秘めている作品だと思いました。この映画を推薦してくれた言語交換パートナーたちにお礼を言いたいと思います。

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2017.06.25

映画『愛の囚人』

ホットヨガ(五七九回目)の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m 今朝、長野県で大きな地震がありましたが、該当地域にお住まいの皆さん、お怪我などはありませんでしたでしょうか。私が住んでいるところも少し揺れました。一週間のうちに二回も、それぞれ別の地域で震度五以上の地震があるというのは嫌な感じですね。皆さんも気を付けてくださいね。


Sarancha

 本作を鑑賞したのは、五月二十八日のことである。U-NEXT<ユーネクスト> | 日本最大級のビデオ・オンデマンドで鑑賞した。過激なセックスシーンが含まれてはいるのだが、ベースにあるのは男女の愛の物語で、ある一組の男女が自分たちの愛を貫くために、他の人たちをどんどん傷つけてしまう構成になっている。

 田舎育ちの裕福ではない青年と裕福な家庭に生まれた都会の女性が、女性が休みの間だけ過ごしていた田舎で出会い、激しい恋に落ちる。やがて休みが終わり、二人は離れ離れになってしまうのだが、青年は女性と一緒に過ごすために、親を置いて都会に出て行く。

 何ともツインソウル的な映画だと思う。本作はロシア映画なのだが、どこの国にもこういう結び付きの強いカップルを描いた作品は存在するものだなと驚いてしまう。少し前に、海外ドラマ『リッパー・ストリート』シーズン1~シーズン4のレビューを書いたが、それらのドラマの中でも、ある一組の男女が自分たちの愛を貫くために、様々な人たちを巻き込んでいる。

 二人は、どうにもこうにも離れられないのだと思う。どんなひどい別れ方をしても、本当は相手が自分を一番に想ってくれているのがお互いにわかっている。それがわかっていながらも、他の人とも関係を持ったりもするが、心までは持って行かれないようにしている。そんなことをするものだから、自分を大切に想ってくれている人たちをどんどん傷つけてしまう。

 本作で取り上げられているのは、愛は感じないものの、お金は持っているという相手との結婚である。愛のない結婚は、一種の寄生とも言えるだろう。愛していないために、相手を平気で裏切り、本当に愛する相手との密会を重ねる。本来ならば、自分が本当に好きな相手と結ばれるべきだったのだ。しかし、お金が必要だったために打算が働き、こじれてしまった。一度かけ違えたボタンは、なかなか元に戻すことができない。そして、自分たちの愛を貫くために、道を誤ってしまうのだ。

 どうしたら、二人は道を誤らずに済んだのだろうか。二人の間には、もともと立場の違いが存在していた。すべてはそこから始まっているように思う。裕福な都会の女性の両親が、田舎育ちの裕福ではない青年との結婚を許さなかったわけだが、そこには明らかに、都会の女性の両親のエゴが存在している。そのエゴが二人を引き離し、愛のない結婚を誘発することにもなった。本作のような結末を迎えたのは、両親のエゴに起因しているようにも思うのだ。都会の女性の両親が二人を引き離したりしなければ、二人にはもっと違う未来があったはずなのだ。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m どこの国にも、本作の二人のような強烈な男女の愛の物語が存在しているのが不思議ですね。もともと愛は純粋なのに、エゴを介入させることにより、どんどんこじれて行くのが特徴です。

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2017.06.12

MARMITE初体験

映画『マンチェスター・バイ・ザ・シー』の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m この週末は、ガンモの実家のある香川県で義父のお墓参りをしたあと、ガンモと一緒に私の実家に一泊しました。一泊だけの帰省はいつも慌ただしいです。(苦笑)おまけに今回は、着払いの荷物が届く予定だったので、いつもよりも早めに実家をあとにしました。日が長くなっているからなのか、明るいうちに帰宅することができて良かったです。


 イギリスの悪名高き(?)食品、MARMITEをご存知だろうか。この度、ひょんなことから、MARMITEを試食することができたのでレポートしてみたいと思う。

 MARMITEの存在は、以前から知っていたように思う。おそらく、イギリスのスーパーで見掛けたのだろう。とは言え、これまで一度も食べてみたことはなかった。

 以下のYouTubeの動画は、イギリス人の英語教師が持ち込んだMARMITEを日本人が味見するというものだ。イギリスのニュースサイトでも、この動画が紹介されているのを見掛けたことがある。

 MARMITEの蓋を開けると、チョコレートのような色を確認することができる。しかし、初めて食した感じは、この動画に登場する日本人の皆さんのリアクション通りだと言っても過言ではない。MARMITEを一言で表現すると、「しょっぱい!」。この一言に尽きる。ビタミンBを多く含み、ヘルシーだなどと言われてはいるものの、塩分が高そうなので、高血圧の人には良くないのではないだろうか。これを食パンにつけて食べるなんて、イギリス人の味覚はおかしいのではないかと疑ってしまうほどだ。

 ロンドン在住の言語交換パートナーに、MARMITEを試食したことを話すと、大笑いされてしまった。ちなみに、彼はMARMITEが苦手なのだそうだ。彼はイギリス国籍だが、ご両親はイギリス以外のヨーロッパの国のご出身なので、イギリス人の味覚とは違うのかもしれない。

 皆さんも、機会があれば、MARMITEを一度、お試しあれ。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 動画通りの食品だと思いました。食パンにつけるものとしては、チョコレートだとうれしいんですけどね。(苦笑)

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2017.06.09

映画『マンチェスター・バイ・ザ・シー』

ホットヨガ(五七七回目)の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m 先日、JR神戸線の六甲道(ろっこうみち)駅で爆破予告騒ぎがありました。ガンモも私もJR神戸線を使って、自宅の最寄駅から神戸方面に行き来していますので、通勤途中にその駅を通ります。六甲道駅を閉鎖し、警察も爆弾処理班も出動して爆弾が隠されていないかくまなく探したようですが、幸いにして爆発物は見付からず、騒ぎだけで終わりました。ちょうどロンドン橋付近でのテロが発生した直後のことだったので、日本でもテロの心配をしなければならないのかと怖くなりました。私が仕事を終えて電車に乗る頃には、その騒ぎは収まっていたのですが、ガンモは振替輸送を利用して帰宅したそうです。ロンドンの人たちは、常にこうした恐怖心を抱えながら生活しているのかなと思いました。


Manchesterbythesea

 今日は、本日鑑賞したばかりの作品のレビューを書いてみたいと思う。本作を鑑賞しようと思ったのは、単に上映時間が自分のスケジュールに合わせ易かったことと、イギリス好きの私が『マンチェスター・バイ・ザ・シー』というタイトルに惹かれたに過ぎない。そのため、本作に関する予備知識はまったくなく、ポスターさえも確認していなかった。ただ、タイトルに「マンチェスター」という言葉が含まれているので、きっとイギリスの作品なのだろうと思っていた。マンチェスターが舞台なのだとしたら、マンチェスター訛りの英語をちゃんと聞き取れるだろうかと思いながら、席に座った。

 ところが、本編が始まって間もなくすると、「あれ? 何で登場人物がアメリカ英語を話しているんだろう? しかも、ボストンからマンチェスターまで自動車で一時間半とはどういうこと?」と思った。どうやらマンチェスター違いだったようで、アメリカのどこかにあるマンチェスター・バイ・ザ・シーという町出身の男の物語だったのだ。

 イギリスのマンチェスターの話ではないことがわかり、がっかりはしたものの、物語には不思議とグイグイ引き込まれた。兄が急死したことをきっかけに、主人公の男が故郷のマンチェスター・バイ・ザ・シーに戻って来る。男には、過去にその町を離れなければならなかった理由があった。男の人生の明暗を分ける悲劇的な事件がそこで起こったからだ。しかし、その町には、兄の息子(男にとっては甥)が住んでおり、男は兄の遺言状の中で、後見人に指名されていたのだった。

 どういうわけか、特に泣く必要もないだろうと思えるようなシーンで何度も泣いてしまった。登場人物の一人一人の気持ちに寄り添えるような台本だったからだと思う。感情の描写が詳細でリアルなのだ。登場人物の感情の動きが将棋の駒のような形で、周辺の人たちの状況も併せて伝わって来る作品である。

 ある行動が良くないほうへと転んでしまい、取返しのつかないことに発展してしまうことは、誰にでも起こり得ることかもしれない。もはや取返しのつかない状況に陥ってしまったときに、最初に取った行動について、そのときの自分に選択の余地があったなら、何故、あのときああしなかったのだろうと自分を責めてしまうことだろう。本作は、そういう経験をした人たちの救いになるような結末ではない。しかし、男が自分の力の及ぶ範囲で一生懸命考え、ベストな選択をしようとする姿をしっかりと見守ることのできる作品だと言える。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 久し振りに映画館に足を運びましたが、とても良い作品を鑑賞することができたと思います。他者を生かすことが自分を生かすことにもなるのではないかということについても考えたくなる作品でした。

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2017.05.29

映画『愛を複製する女』

ホットヨガ(五七六回目)の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m 仕事がとても忙しく、先週の一日の平均睡眠時間は、一日四時間ほどでした。そのため、土曜日は睡眠不足を解消すべく、昼寝をせざるを得ませんでした。せっかくの週末なのに、とてももったいないことです。他にもやりたいことがたくさんあったはずなのに、平日に身動きが取れない分、予定がどんどん週末にずれ込んで行きます。この週末は、昼寝とロンドン在住の大学生とのSkypeセッションと、ホットヨガのレッスンと、ほんの少しの映画鑑賞であっという間に過ぎてしまいました。そして今週も、それは変わりそうにありません。(苦笑)


Womb

 本作を鑑賞したのは、四月九日のことである。本作もまた、U-NEXT<ユーネクスト> | 日本最大級のビデオ・オンデマンドで鑑賞した。ミニシアター系映画館で上映されるような、ちょっと変わった作品である。

 子供の頃に海辺の町で出会い、意気投合した男の子と女の子が、のちに大人の男女として再会し、愛し合うようになる。しかし、運命のいたずらにより二人は引き裂かれてしまう。男のことを諦め切れなかった女は、とんでもない方法で「愛を複製」しようと試みる。

 他の土地が描かれていないからだろうか。二人が出会った海辺の町は、世界中のどことも繋がっていない閉ざされた空間であるかのように錯覚してしまう。ひとたび船に乗って、海辺の町を離れてしまえば、誰しも二度とその海辺の町には戻って来ないような雰囲気さえ感じさせる。そんな海辺の町で、過去とそっくりな歴史が作られて行く。

 男女のうちの男を演じているのは、海外ドラマ『ドクター・フー』で十一代目ドクターを演じていたマット・スミスである。

 以前、ロンドン在住の大学生とSypeで海外ドラマ『ドクター・フー』の話をしたときに、ロンドン在住の大学生は、「マット・スミスは、ドクターとしてはちょっと変だ」と言った。そのとき、私は既に本作を鑑賞していたので、彼が言ったことにひどく納得した。「ちょっと変だ」という意見をすんなり受け入れられるくらい、マット・スミスは本作でも変な役柄を演じているのだ。確かに変な役柄なのだが、マット・スミスだからこそ、こういう役も有り得るのではないかと思ってしまう。彼が演じている男は、周りからの影響を受けることなく、常にピュアな自分自身を保っている。

 運命的な男女には、運命のいたずらがついて回る。まるで二人の結び付きの強さを試されているかのような展開に、ハラハラしてしまう。しかも、全体的に明るい作品ではないので、作品に対して好き嫌いがはっきりと分かれてしまうことだろう。もちろん私は、こういう作品のほうが好きだ。暗い雰囲気が漂っているだけに、登場人物のドロドロした感情も伝わって来て、余韻が残る作品でもあるのだ。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m ヨーロッパ映画だけが描写できる、とても変わった作品だと思います。マット・スミスは、海外ドラマ『ドクター・フー』のドクターと、まったく違和感がありませんでした。やはり彼は、もともと不思議なキャラクターなんでしょうね。

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