映画・テレビ

2017.07.19

映画『聲の形』

ホットヨガ(五八三回目)の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m 最近、妙な天気が続いているように思います。東京でも、ひょうが降ったそうですね。大雨が降ったり、雷が鳴ったり、ひょうが降ったり、あちらこちらで熊が出没したり・・・・・・。自然が悲鳴をあげているのでしょうか。


Koenokatachi

 映画好きの私だが、普段はほとんどアニメーション映画を観ることはない。とは言え、私が交流している(していた)言語交換パートナーたちの中には、日本の漫画やアニメーションに強く魅せられている人たちも多い。というわけで、本作は複数の言語交換パートナーたちから推薦された作品である。

 小学六年生の石田は、クラスのガキ大将だった。石田に同調する同級生も複数いた。石田は三白眼のキャラクターとして描かれており、他者を受け入れず、いかにも意地の悪そうな雰囲気が漂っていた。

 あるとき、石田のクラスに聴覚障害を持つ西宮という少女が転校生して来た。最初のうち、西宮とクラスメイトたちは、西宮が持参した筆談ノートを使ってコミュニケーションを取っていた。しかし、瞬時に伝わらないもどかしさを感じるようになったのか、のちに石田をはじめとするクラスメイトたちは、西宮を仲間外れにするようになって行った。

 私はまず、聴覚障害を持った少女が健常者の通う小学校に通っていることに驚きを覚えた。決して差別的な意味を含めているわけではなく、まだ小学生の頃は、他者との違いが仲間はずれの要因にもなりかねないので、他者との違いをあまり意識しないで済むような環境のほうが望ましいのではないかと思ったのだ。実際、西宮がつけている補聴器を耳から引きちぎって窓の外に投げ捨てるという石田の行為に胸がえぐられる気がした。この映画のキャラクターは、何てひどいことをするのかと憤りさえ覚えた。

 そのようないじめがきっかけになり、西宮は転校してしまう。また、石田も今までのようにガキ大将ではいられなくなり、これまで味方だった仲間たちが敵になり、孤立して行く。そして時は流れ、石田も高校生になっていた。

 これまで、表面的には良好に見えていた人間関係が一気に崩壊してしまった。このような状況から、一体、どのようにして収束して行くのか、やり過ぎとも思える展開に困惑さえ覚えた。しかし本作は、小学生から高校生までの時を経て、それぞれがトラウマ解消しながら再編成して行くプロセスを見守る作品であるかのように見えた。

 本作は、今、壁にぶち当たっている人たちに気づきを与える作品でもある。その気づきとは、解体された関係は、あくまでも見せかけの関係だったということである。多くの場合、解体が起こると受け身になり、根本的な問題を放置しようとする。しかし、解体された関係を再編成することも可能である。

 ただ、その再編成のプロセスで体験する感情は、常識の範囲内で感じる感情では済まされないかもしれない。解体された状態から次なるステップに進むには、時には傷つき、絶望感にうちひしがれることもある。それでも、決してそこで終わりではない。何故なら、私たちは絶えず変化しているからだ。絶えず変化しているからこそ、いつかは必ず次なるステップを迎えることができる。とは言え、常識の範囲内で感じることのできる感情に浸っているうちは、次なるステップに進んで行くのがひどくスローになるのだと思う。次なるステップを望むなら、自分の身に降りかかることを恐れず、いったんは受け入れ、尋常ではない感情を体験して行くことが必要なのだと思う。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 最初は学園ドラマのように思えて、「若者たちが観るアニメにおばさんはついて行けないわあ」などと思っていたのですが、なかなか深いテーマを秘めている作品だと思いました。この映画を推薦してくれた言語交換パートナーたちにお礼を言いたいと思います。

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2017.06.25

映画『愛の囚人』

ホットヨガ(五七九回目)の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m 今朝、長野県で大きな地震がありましたが、該当地域にお住まいの皆さん、お怪我などはありませんでしたでしょうか。私が住んでいるところも少し揺れました。一週間のうちに二回も、それぞれ別の地域で震度五以上の地震があるというのは嫌な感じですね。皆さんも気を付けてくださいね。


Sarancha

 本作を鑑賞したのは、五月二十八日のことである。U-NEXT<ユーネクスト> | 日本最大級のビデオ・オンデマンドで鑑賞した。過激なセックスシーンが含まれてはいるのだが、ベースにあるのは男女の愛の物語で、ある一組の男女が自分たちの愛を貫くために、他の人たちをどんどん傷つけてしまう構成になっている。

 田舎育ちの裕福ではない青年と裕福な家庭に生まれた都会の女性が、女性が休みの間だけ過ごしていた田舎で出会い、激しい恋に落ちる。やがて休みが終わり、二人は離れ離れになってしまうのだが、青年は女性と一緒に過ごすために、親を置いて都会に出て行く。

 何ともツインソウル的な映画だと思う。本作はロシア映画なのだが、どこの国にもこういう結び付きの強いカップルを描いた作品は存在するものだなと驚いてしまう。少し前に、海外ドラマ『リッパー・ストリート』シーズン1~シーズン4のレビューを書いたが、それらのドラマの中でも、ある一組の男女が自分たちの愛を貫くために、様々な人たちを巻き込んでいる。

 二人は、どうにもこうにも離れられないのだと思う。どんなひどい別れ方をしても、本当は相手が自分を一番に想ってくれているのがお互いにわかっている。それがわかっていながらも、他の人とも関係を持ったりもするが、心までは持って行かれないようにしている。そんなことをするものだから、自分を大切に想ってくれている人たちをどんどん傷つけてしまう。

 本作で取り上げられているのは、愛は感じないものの、お金は持っているという相手との結婚である。愛のない結婚は、一種の寄生とも言えるだろう。愛していないために、相手を平気で裏切り、本当に愛する相手との密会を重ねる。本来ならば、自分が本当に好きな相手と結ばれるべきだったのだ。しかし、お金が必要だったために打算が働き、こじれてしまった。一度かけ違えたボタンは、なかなか元に戻すことができない。そして、自分たちの愛を貫くために、道を誤ってしまうのだ。

 どうしたら、二人は道を誤らずに済んだのだろうか。二人の間には、もともと立場の違いが存在していた。すべてはそこから始まっているように思う。裕福な都会の女性の両親が、田舎育ちの裕福ではない青年との結婚を許さなかったわけだが、そこには明らかに、都会の女性の両親のエゴが存在している。そのエゴが二人を引き離し、愛のない結婚を誘発することにもなった。本作のような結末を迎えたのは、両親のエゴに起因しているようにも思うのだ。都会の女性の両親が二人を引き離したりしなければ、二人にはもっと違う未来があったはずなのだ。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m どこの国にも、本作の二人のような強烈な男女の愛の物語が存在しているのが不思議ですね。もともと愛は純粋なのに、エゴを介入させることにより、どんどんこじれて行くのが特徴です。

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2017.06.12

MARMITE初体験

映画『マンチェスター・バイ・ザ・シー』の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m この週末は、ガンモの実家のある香川県で義父のお墓参りをしたあと、ガンモと一緒に私の実家に一泊しました。一泊だけの帰省はいつも慌ただしいです。(苦笑)おまけに今回は、着払いの荷物が届く予定だったので、いつもよりも早めに実家をあとにしました。日が長くなっているからなのか、明るいうちに帰宅することができて良かったです。


 イギリスの悪名高き(?)食品、MARMITEをご存知だろうか。この度、ひょんなことから、MARMITEを試食することができたのでレポートしてみたいと思う。

 MARMITEの存在は、以前から知っていたように思う。おそらく、イギリスのスーパーで見掛けたのだろう。とは言え、これまで一度も食べてみたことはなかった。

 以下のYouTubeの動画は、イギリス人の英語教師が持ち込んだMARMITEを日本人が味見するというものだ。イギリスのニュースサイトでも、この動画が紹介されているのを見掛けたことがある。

 MARMITEの蓋を開けると、チョコレートのような色を確認することができる。しかし、初めて食した感じは、この動画に登場する日本人の皆さんのリアクション通りだと言っても過言ではない。MARMITEを一言で表現すると、「しょっぱい!」。この一言に尽きる。ビタミンBを多く含み、ヘルシーだなどと言われてはいるものの、塩分が高そうなので、高血圧の人には良くないのではないだろうか。これを食パンにつけて食べるなんて、イギリス人の味覚はおかしいのではないかと疑ってしまうほどだ。

 ロンドン在住の言語交換パートナーに、MARMITEを試食したことを話すと、大笑いされてしまった。ちなみに、彼はMARMITEが苦手なのだそうだ。彼はイギリス国籍だが、ご両親はイギリス以外のヨーロッパの国のご出身なので、イギリス人の味覚とは違うのかもしれない。

 皆さんも、機会があれば、MARMITEを一度、お試しあれ。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 動画通りの食品だと思いました。食パンにつけるものとしては、チョコレートだとうれしいんですけどね。(苦笑)

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2017.06.09

映画『マンチェスター・バイ・ザ・シー』

ホットヨガ(五七七回目)の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m 先日、JR神戸線の六甲道(ろっこうみち)駅で爆破予告騒ぎがありました。ガンモも私もJR神戸線を使って、自宅の最寄駅から神戸方面に行き来していますので、通勤途中にその駅を通ります。六甲道駅を閉鎖し、警察も爆弾処理班も出動して爆弾が隠されていないかくまなく探したようですが、幸いにして爆発物は見付からず、騒ぎだけで終わりました。ちょうどロンドン橋付近でのテロが発生した直後のことだったので、日本でもテロの心配をしなければならないのかと怖くなりました。私が仕事を終えて電車に乗る頃には、その騒ぎは収まっていたのですが、ガンモは振替輸送を利用して帰宅したそうです。ロンドンの人たちは、常にこうした恐怖心を抱えながら生活しているのかなと思いました。


Manchesterbythesea

 今日は、本日鑑賞したばかりの作品のレビューを書いてみたいと思う。本作を鑑賞しようと思ったのは、単に上映時間が自分のスケジュールに合わせ易かったことと、イギリス好きの私が『マンチェスター・バイ・ザ・シー』というタイトルに惹かれたに過ぎない。そのため、本作に関する予備知識はまったくなく、ポスターさえも確認していなかった。ただ、タイトルに「マンチェスター」という言葉が含まれているので、きっとイギリスの作品なのだろうと思っていた。マンチェスターが舞台なのだとしたら、マンチェスター訛りの英語をちゃんと聞き取れるだろうかと思いながら、席に座った。

 ところが、本編が始まって間もなくすると、「あれ? 何で登場人物がアメリカ英語を話しているんだろう? しかも、ボストンからマンチェスターまで自動車で一時間半とはどういうこと?」と思った。どうやらマンチェスター違いだったようで、アメリカのどこかにあるマンチェスター・バイ・ザ・シーという町出身の男の物語だったのだ。

 イギリスのマンチェスターの話ではないことがわかり、がっかりはしたものの、物語には不思議とグイグイ引き込まれた。兄が急死したことをきっかけに、主人公の男が故郷のマンチェスター・バイ・ザ・シーに戻って来る。男には、過去にその町を離れなければならなかった理由があった。男の人生の明暗を分ける悲劇的な事件がそこで起こったからだ。しかし、その町には、兄の息子(男にとっては甥)が住んでおり、男は兄の遺言状の中で、後見人に指名されていたのだった。

 どういうわけか、特に泣く必要もないだろうと思えるようなシーンで何度も泣いてしまった。登場人物の一人一人の気持ちに寄り添えるような台本だったからだと思う。感情の描写が詳細でリアルなのだ。登場人物の感情の動きが将棋の駒のような形で、周辺の人たちの状況も併せて伝わって来る作品である。

 ある行動が良くないほうへと転んでしまい、取返しのつかないことに発展してしまうことは、誰にでも起こり得ることかもしれない。もはや取返しのつかない状況に陥ってしまったときに、最初に取った行動について、そのときの自分に選択の余地があったなら、何故、あのときああしなかったのだろうと自分を責めてしまうことだろう。本作は、そういう経験をした人たちの救いになるような結末ではない。しかし、男が自分の力の及ぶ範囲で一生懸命考え、ベストな選択をしようとする姿をしっかりと見守ることのできる作品だと言える。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 久し振りに映画館に足を運びましたが、とても良い作品を鑑賞することができたと思います。他者を生かすことが自分を生かすことにもなるのではないかということについても考えたくなる作品でした。

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2017.05.29

映画『愛を複製する女』

ホットヨガ(五七六回目)の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m 仕事がとても忙しく、先週の一日の平均睡眠時間は、一日四時間ほどでした。そのため、土曜日は睡眠不足を解消すべく、昼寝をせざるを得ませんでした。せっかくの週末なのに、とてももったいないことです。他にもやりたいことがたくさんあったはずなのに、平日に身動きが取れない分、予定がどんどん週末にずれ込んで行きます。この週末は、昼寝とロンドン在住の大学生とのSkypeセッションと、ホットヨガのレッスンと、ほんの少しの映画鑑賞であっという間に過ぎてしまいました。そして今週も、それは変わりそうにありません。(苦笑)


Womb

 本作を鑑賞したのは、四月九日のことである。本作もまた、U-NEXT<ユーネクスト> | 日本最大級のビデオ・オンデマンドで鑑賞した。ミニシアター系映画館で上映されるような、ちょっと変わった作品である。

 子供の頃に海辺の町で出会い、意気投合した男の子と女の子が、のちに大人の男女として再会し、愛し合うようになる。しかし、運命のいたずらにより二人は引き裂かれてしまう。男のことを諦め切れなかった女は、とんでもない方法で「愛を複製」しようと試みる。

 他の土地が描かれていないからだろうか。二人が出会った海辺の町は、世界中のどことも繋がっていない閉ざされた空間であるかのように錯覚してしまう。ひとたび船に乗って、海辺の町を離れてしまえば、誰しも二度とその海辺の町には戻って来ないような雰囲気さえ感じさせる。そんな海辺の町で、過去とそっくりな歴史が作られて行く。

 男女のうちの男を演じているのは、海外ドラマ『ドクター・フー』で十一代目ドクターを演じていたマット・スミスである。

 以前、ロンドン在住の大学生とSypeで海外ドラマ『ドクター・フー』の話をしたときに、ロンドン在住の大学生は、「マット・スミスは、ドクターとしてはちょっと変だ」と言った。そのとき、私は既に本作を鑑賞していたので、彼が言ったことにひどく納得した。「ちょっと変だ」という意見をすんなり受け入れられるくらい、マット・スミスは本作でも変な役柄を演じているのだ。確かに変な役柄なのだが、マット・スミスだからこそ、こういう役も有り得るのではないかと思ってしまう。彼が演じている男は、周りからの影響を受けることなく、常にピュアな自分自身を保っている。

 運命的な男女には、運命のいたずらがついて回る。まるで二人の結び付きの強さを試されているかのような展開に、ハラハラしてしまう。しかも、全体的に明るい作品ではないので、作品に対して好き嫌いがはっきりと分かれてしまうことだろう。もちろん私は、こういう作品のほうが好きだ。暗い雰囲気が漂っているだけに、登場人物のドロドロした感情も伝わって来て、余韻が残る作品でもあるのだ。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m ヨーロッパ映画だけが描写できる、とても変わった作品だと思います。マット・スミスは、海外ドラマ『ドクター・フー』のドクターと、まったく違和感がありませんでした。やはり彼は、もともと不思議なキャラクターなんでしょうね。

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2017.05.17

映画『リリーのすべて』

ホットヨガ(五七四回目)の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m オフィスが暑いので、ついつい冷たいものが飲みたくなって、自分用のマグボトルに温かいミルクティーが入っているというのに、勤務先の自動販売機に手を出してしまいます。しかも、自動販売機で冷たい飲み物を買うと癖になり、毎日買ってしまいます。(苦笑)しかし、まだ氷入りの冷たい飲み物を作って持って行くには早い時期なんですよね。


The_danish_girl

 本作を鑑賞したのは、四月十九日のことである。Amazonプライムのプライム・ビデオで鑑賞した。

 鑑賞する前に、本作を象徴するかのような写真を見たとき、「あれ? 女装しているのかな?」と思った程度の印象だった。しかし、鑑賞が進んで行くにつれ、「これは素晴らしい作品だ!」と実感した。予備知識のない状態で鑑賞できたことが良かったのかもしれない。

 本作は、映画『博士と彼女のセオリー』映画『美しすぎる母』などのエディ・レッドメインがトム・フーパー監督とタッグを組んだ作品で、世界で初めて性別適合手術を受けたリリー・エルベの伝記とも言える実話ベースの作品である。

 一組の夫婦に起こった出来事を見届けながら、私たちは夫婦とは何かについて、深く考えさせられることになるだろう。ほとんどの夫婦は、互いに異性として惹かれ合い、結婚する。夫のアイナーと妻のゲルダも、深く愛し合って結婚した。ともに画家の二人は、とても仲が良かった。

 しかし、ゲルダが絵のモデルの代役としてアイナーに女性の服を身につけてもらったことをきっかけに、アイナーの中にもともとあった女性性が目覚める。

 肉体の性と精神の性が一致していない状態というのは、激しい苦痛と葛藤を伴うだろうと想像できる。何故なら、自らの心の叫びに気付いてしまったというのに、自分の理想通りに振る舞うことができないからだ。どんな状況であれ、本当の自分を押し殺さなければならないのは辛いことに違いない。

 本作の素晴らしいところは、夫婦が試行錯誤を繰り返しながらも、最終的にはアイナーが望む方向へと進んで行くところだ。アイナーが自分の道を行こうとすると、ゲルダは夫であるアイナーを失うことになるというのに、アイナーの希望を受け入れ、励まし、そして寄り添う。私は、こんな夫婦愛を見たことがない。多くの場合、自分自身が被害者になり、泣き叫び、相手の望みを阻止しようとするのではないだろうか。しかし、ゲルダはそうではなかった。もしも私自身が同じような状況に立たされたとしたら、ゲルダと同じように振る舞えるかどうか自信がない。

 ゲルダだけでなく、アイナーが女装していることに気が付いた人たちが、アイナーの正体を暴くようなことをしなかったこともまた素晴らしい。本作の舞台となっているのは一九二〇年代のことなので、まだトランスジェンダーに対する知名度も理解度も低いはずなのに、周りがアイナーを受け入れる形に動いているのだ。

 ただ、アイナーが生まれるのが早すぎたのではないかとも思えた。もしもアイナーが今の時代を生きていたなら、もっと違う人生があったかもしれないとも思う。それでも、九十年ほども前にアイナーが自らの進む道を決めたことで、アイナーは少なくとも希望を持つことができただけでなく、アイナーと同じような境遇の人たちの先駆者となり、おそらく、性別適合手術の進化にも貢献したはずなのだ。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m またまた難しい役をエディ・レッドメインが演じていました。それにしても、切なくて美しい物語でした。

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2017.05.11

映画『アトランティスのこころ』

ホットヨガ(五七二回目)の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m 今日は、仕事帰りに英会話のレッスンを受けて来ました。いつもはイギリス人講師と一対一なのですが、今回はまちのオフィスで一緒に働いていた方と一緒にレッスンを受けて、翌日の仕事のことなどすっかり忘れてしまいたいくらいに盛り上がりました。ガンモに話すと、「まるで寄席に行ってるようなものだな」と言われました。(苦笑)私にとっては、とても貴重な時間であります。


Hearts_in_atlantis

 本作を鑑賞したのは、三月三十日のことである。Amazonプライムのプライム・ビデオで鑑賞した。

 アンソニー・ホプキンスは、吸い込まれるような目をしている。本作における彼の役柄は、人の心が読めるテッドという超能力者なのだが、彼が演じると、彼自身にもともと超能力が宿っているのではないかと錯覚してしまうほどのリアリティがある。

 テッドを下宿人として迎える家に住んでいる十一歳のボビーを演じているのは、ロシア生まれのアントン・イェルチンである。彼、すなわちアントンがもうこの世にいないのはとても寂しいことだ。アントンは、昨年、自宅近くで自分の車から降りたあと、その車に牽かれて亡くなってしまった。わずか二十七歳だった。

 彼が出演していた映画『スター・トレック』を鑑賞したとき、彼が演じていたロシア語なまりの青年チェコフが気に入った。彼は普段からチェコフのようなアクセントで話しているわけではなかったことが、本作を鑑賞してわかった。ちなみに、映画『スター・トレック』を鑑賞したとき、私は以下のように書き記している。

何といっても印象に残ったのは、ロシア語なまりの青年チェコフの活躍である。彼はまるでゲーム少年のように、宇宙船に備え付けられたコントローラを操作して、隊員やその家族をテレポートさせる。ときどき彼のロシア語なまりの発音が機械に認識されなかったりするのも面白い。

 ボビーとテッドは、年齢を超えた固い友情を結ぶ。しかし、人の心が読めるテッドは、その特殊な能力を利用しようとする政府の回し者たちから逃げ回っていた。もしもテッドがボビーの母親の心を読まなかったら、ボビーとテッドの友情は、その後もずっと続いていたに違いない。いや、目には見えていないだけで、本当はずっと続いていたのかもしれないが、あることがきっかけで、ふたりの関係はすっかり変わってしまう。

 ときには、自分の力ではどうにもならないことが起こってしまうことがある。ピンチを切り抜けるために、あの手この手を尽くしたボビーは、わずか十一歳にしてそのことを悟っただろう。そして、テッドだけでなく、テッドと仲良くなった頃に親しくしていた二人の友人たちとの関係にも大きな変化が訪れる。今ではすっかり大人になったボビーにとっては、どれも甘く切ない想い出だ。

 本作は、一瞬のうちにして「今」を失ってしまった少年をクローズアップしながら、私たちに「今」を大切にしなさいと必死で訴えかけているように見える。実は、私たちの一人一人がボビーなのだ。本作を鑑賞すると、もっと、瞬間、瞬間を大切にしながら生きて行きたいと思えるようになる。何故なら、どんなときも、もう二度とは戻らないからだ。「アトランティス」とは、そんなもう二度と戻らない時間のことを例えた言葉である。一人一人がボビーならば、きっと誰にでも「アトランティスのこころ」はあるのではないだろうか。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m とても不思議で、切なくなるような作品でした。「今」は、いつまでも続いて行くものではないということを思い知らされますね。

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2017.05.07

映画『Wake up!! TAMALA』

条件を提示するお母さんの記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m ゴールデンウィークを満喫できたでしょうか。ゆうべ深夜に兵庫県の我が家(我がテント?)に帰宅しました。今日はロンドン在住の言語交換パートナーとのSkypeセッション以外は何もせず、自宅でゆっくり過ごしました。いよいよ明日から仕事ですが、仕事のことはすっかり忘れて遊び呆けたからか、新しい気持ちで仕事に取り組めそうです。


Wakeuptamala

 北九州市にあるスペース・ワールドに足を運んだ際、宇宙博物館という建物の中で、上映時間わずか十七分の本作を鑑賞した。宇宙に関する作品に違いないと信じて鑑賞していたところ、鑑賞し終えたとき、頭の中がはてなマークでいっぱいになってしまった。一緒に鑑賞していたガンモが開口一番に、
「これはすごい映画だ。人間が死んだら自然が復活するんだから」
と言うのを聞いて、「なるほど、そういう映画だったのか」と理解した。私よりも映画を鑑賞する本数が断然少ないガンモのほうが、作品に対する理解度が深いのはちょっと悔しかった。

 一回の鑑賞ではなかなか理解が及ばなかったので、YouTubeで検索してみたところ、フルムービーを鑑賞することができたので、ここで皆さんとシェアしておきたい。

 なるほど、生物多様性を訴える作品だったようだ。私は、すぐに映画『もののけ姫』のことを頭に思い浮かべた。しかし、映画『もののけ姫』は、まっすぐに生物多様性を訴えかけて来たのだが、本作は、私にとってはとてもわかりにくかった。というのも、本作の映像では"Wake up"を「(寝ている者に対して)目覚めよ」という意味合いで使っていながらも、実際は、「(意識的に)目覚めよ」という意味合いに用いているからだ。これは非常にわかりにくい。

 しかも、途中で、"Wake up or Die"という表現まで出て来る。この"Die"についても、「(自然を破壊する者が)目覚めなかったことで(自然を破壊する者自身に)死が訪れる」という警告なのか、それとも、「(自然を破壊する者が)目覚めなかった結果、死が訪れる(自然が破壊される)」ことを表しているのかが非常にわかりにくい。

 私たちが本作を鑑賞したとき、スペース・ワールドには数多くの家族連れが訪れていて、本作が上映された小さなシアターにも、小さいお子さんを連れた親御さんたちがいらっしゃった。しかし、鑑賞後、お父さんのほうが子供を残して先にシアターを出て行ってしまった。そのとき、お父さんがどのように感じていたのかは謎だが、鑑賞直後に子供と映画の感想を語り合う気持ちにはなれなかったことだけは確かなようだ。

 こうしたことからも、生物多様性を扱う作品としては、かなり極端な作品だと思う。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 改めて鑑賞してみると、人間が加害者として描かれているのは確かだと思いました。しかし、私あち人間がどこまで加害者をやめれば自然が元に戻るのかの解決にはなっていないように思いました。映画『もののけ姫』でも、その加減が難しいことから、極端な描写にはなっていませんでした。人間側に傾くのか、自然側に傾くのかで意見が分かれてしまいそうですが、私たちが築き上げて来た社会を手放すか、このまま自然を破壊し続けるか、という二択だけでは済まないような気もしています。

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2017.04.19

映画『美しすぎる母』

ホットヨガ(五六五回目)の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m 奄美大島から帰った翌日の月曜日、仕事中に寒気がして、夜中に三十九.二度の熱が出ました。高熱ということで、病院でインフルエンザの検査を受けましたが、陰性でした。結局、二日間、仕事を休んでしまいました。何が原因だったのかはわかりません。今では熱も下がり、明日からは仕事に復帰できそうです。それより、ベトナム人の女の子が殺害された事件が、本当にかわいそうでなりません。とてもかわいらしい女の子で、その子が生きていたら、楽しいこともたくさん体験できたはずです。それなのに、心ない者が抱いた欲望のために、たった九歳でこの世を去らなければならなかったことに、やるせなさを感じます。彼女の尊い魂が、恐怖を感じることのない楽園に到達できますよう、謹んでご冥福をお祈り致します。


Savage_grace

 本作を鑑賞したのは、四月一日のことである。劇場公開中に見逃してしまった作品だったのだが、この度、Amazonプライムのプライム・ビデオで鑑賞することができた。

 実際に起こった事件がベースになった作品で、結末は、息子が実の母親を殺害するというものだ。夫婦間の問題や、親子間の問題が浮き彫りにされていて、鑑賞していて痛々しかった。明らかに、この家族に足りていないものは愛である。その代わりと言っては何だが、お金だけはたっぷりある。というのも、この家族は「プラスチックの父」と呼ばれたレオ・ヘンドリック・ベークランドの子孫だからだ。有り余るほどのお金のために、家族は愛することを忘れてしまったのだろうか。仮にそうだとしても、あまりにも痛々しい。

 息子に殺害されてしまう美しすぎる母をジュリアン・ムーアが演じ、問題の息子アンソニーをエディ・レッドメインが演じている。エディ・レッドメインは難しい役柄を見事に演じ切る役者さんで、日本人の役者さんに例えると、私の中では窪塚洋介のような位置付けの存在である。

 母親と息子の間に何が起こっていたかについては、ネタバレになってしまうので書かないでおくが、欲するものを得ることができなかった母親と息子が引き起こしてしまった悲劇的な事件だとも言える。究極的な状況に置かれたアンソニーが、出口を見付けられずに精神を病んでしまったことを、誰も責められないのではないだろうか。

 残念ながら、ある映画サイトでの映画作品としての評価はかなり低い。おそらく、多くの人たちに受け入れ難い内容だからだろう。しかし、映画として多少の脚色はあるにしても、実際に起こった事件なのである。ただ、せめて夫婦仲が良ければ、また、アンソニーが自分らしく生きていることができていれば、この事件は起こらなかったかもしれないとも思う。家族の絆という意味においても、いろいろ考えるところの多い作品だった。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 「お金があっても心が寂しい」ということが絵に描かれたような家族でありました。とにかく、いろいろな意味ではちゃめちゃな家族が描かれています。

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2017.03.28

海外ドラマ『リッパー・ストリート』シーズン1~シーズン4

ホットヨガ(五六一回目)の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m 「てるみくらぶ」という旅行会社が倒産したことで、旅行代金を支払っているのに旅先のホテルがキャンセルされてしまい、困っている方たちがたくさんいらっしゃるようですね。最近の私たちは、海外旅行もガンモが企画する個人旅行で出掛けるようになっているのですが、もう十年以上前のことでしょうか。二人で海外旅行に行き始めた頃に、「てるみくらぶ」を利用したことがあります。格安のハワイ旅行で、空港とホテルの送迎付きのフリープランでした。その頃の「てるみくらぶ」の企画にはまったく問題なく、「また利用してもいいかな」くらいの気持ちでいたのですが、まさかこんなことになろうとは思ってもいませんでした。ちなみにガンモは、「てるみくらぶ」のメルマガを購読し続けていたようです。「てるみくらぶ」からのメルマガが最後に配信されたのが今月の二十三日だったそうで、そのメールを見せてもらったところ、そこにはしっかりと格安ツアー募集の広告が掲載されていました。入金したのに旅行に行けなかった方たちに、何らかの処置がとられるといいですね。


Ripperstreet

 またまたU-NEXT<ユーネクスト> | 日本最大級のビデオ・オンデマンドで見ごたえのある海外ドラマを観た。記事のタイトルにも掲げたように、イギリスのBBCで放送されている『リッパー・ストリート』である。最初はほんの軽い気持ちで鑑賞し始めたのだが、鑑賞を進めて行くうちに続きが気になり、『リッパー・ストリート』の世界のどっぷりとはまってしまった。現在、イギリスではシーズン5が放送されている(?)ようだが、続きがひどく気になるのに日本ではまだ鑑賞できない。

 本作は、カテゴリで言うと「刑事もの」になる。「切り裂きジャック」のことを"Jack the Ripper"と呼んでいるように、"Ripper"とは「切り裂き魔」のことである。"Jack"は、名前のわからない者にとりあえず割り当てた名前で、日本語で言うところの「太郎」のような位置づけの名前である。

 本作は、そんな「切り裂きジャック」の事件が未解決のまま半年が過ぎた一八八七年頃から、「切り裂きジャック」の事件が起こったホワイトチャペル周辺で発生したとされる様々な事件が取り扱われている。今からおよそ百三十年ほど前のことであり、日本の年号で言うと明治時代ということになる。この時代にイギリスでは既に鉄道が走っており、地下鉄も走っているのだ。

 本作の魅力は、何と言っても超人間臭い三人の登場人物の存在だろう。三人とも、どこかに心の闇を抱えている。三人のうち二人は頭の切れるイギリス人の刑事(警部補)で、もう一人は腕のいいアメリカ人の監察医である。イギリス人の刑事(警部補)は、実際に「切り裂きジャック」の事件を追っていた刑事がモデルになっているそうだ。ちなみに三人は、決して常に仲が良いわけではなく、時には激しい喧嘩をしたりもする。それでも、犯罪者を前にすると仲間をサポートしようとする気持ちが強く働く。

 登場人物の三人ともにそれぞれ妻がいる。仕事ができて、頭が切れる刑事(警部補)、あるいは腕のいいい監察医でありながらも、女性に対してだらしなかったりもするのだが、ドラマの中ではそれがかえって人間臭くて魅力的に写ってしまう。

 アメリカ人の監察医は、妻と情熱的に愛し合っている。この夫婦から漂う愛は、まさしくツインソウル的な愛である。そうかと思えば、ソウルメイト的な愛情で結ばれた夫婦もいる。一人の人が書いたであろう脚本に、いろいろな愛の形が描き出されているのは大変興味深い。

 ただ、超人間臭い三人の登場人物は、単に人間臭いだけではない。中には目をそむけたくなるような行動も取ってしまう。もし、現実の世界でそれらの行為が行われたとしたら、社会的な大問題に発展するほどの行動である。とは言え、それらが行われているのが、愛からの行動でもあるのが深く考えさせられるところである。ルールや道徳を守ることと、自分たちの中の愛が矛盾する場合に取る行動をどのように判断するかが鑑賞する側の課題となるだろう。

 脚本家は、三人の登場人物の人生を翻弄しようとしているのではないかと思うことも多々あるのだが、それでもところどころ、脚本の素晴らしさを実感するシーンがある。本作には、エレファント・マンで有名なジョセフ・メリック氏も登場するのだが、彼の放つ台詞がものすごくいいのだ。台詞が感動を与えるということは、愛を知らなければ書けない脚本なのである。そのシーンをここにご紹介しておきたい。自分の赤ん坊を高いところから落とそうとしている友人に、ジョセフ・メリック氏が愛を思い出させようとするシーンである。

 ジョセフ・メリック氏は、まさしくこの『リッパー・ストリート』の時代を生きた実在の人物であり、彼が入院していたロンドン病院は、ホワイトチャペルの駅前にあったのだ。

 シーズン4まで鑑賞したが、登場人物たちの人生をここまでかき乱してしまっていいのだろうかと不安になるような終わり方だった。シーズン5の予告編は見た。絶対に見逃せないと思った。ただ、いつ鑑賞できるのか、それが問題だ。 

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 以前、ロンドン出身の英会話の講師に、「ロンドンでは、国鉄の駅にはトイレがあるのに、地下鉄の駅には何故トイレがないのですか?」と尋ねてみたことがあります。すると講師はしばらく考えてから、「ロンドンの地下鉄はものすごく古いからだと思う」と答えてくれました。ロンドンの地下鉄にトイレがない理由がそれに該当するかどうかはわからないのですが、ロンドンの地下鉄"tube"がこの時代に既にあったということだけはわかりました。

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