ガンモの散歩(その後)
※北海道と車中泊と自然のことの記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m もう六月ですね。昨日、ガンモと一緒に大阪にある万博記念公園に足を運び、岡本太郎さんが制作された「太陽の塔」の中を見学しました。これまで、「太陽の塔」の外見しか知らなかった私たちでしたが、中に入ってみて、とにかく驚きました。中には何と、アメーバから始まって、生命が次第に進化して行く過程とともに、過去から未来へと伸びて行く「生命の樹」という名の素晴らしい芸術作品が隠されていたのです。見学して受け取った「生命の樹」のエネルギーが、このエネルギーを必要としている人たちに届きますように。
以前、ガンモの散歩という記事を書いた。実は、このガンモの散歩は、今でも私たちの間で続いている。最近の私は週に一日だけ出勤し、それ以外はテレワークをしている。出勤した日は帰宅した直後に散歩に出掛けて行き、テレワークの日はテレワークを終えてしばらくしてから出掛けている。
ガンモの散歩を始めて気付いたことがいくつかある。それは、私たちと同じように夫婦で歩いている人たちが以外といるということだ。きっと歩くことが健康に良いことがわかっているからなのだろう。歩いている人たちは、私たちよりも年配の方たちが多いので、まるで自分たちの十年後を見ているかのように感じることもある。
夫婦で歩いている人たち以外にも、犬の散歩をしている人たちも多い。最近は、光る首輪をつけた犬を良く目にする。散歩のときには、飼い主さんから、一度教えてもらったペットの名前をしっかりと覚えておくことも重要だ。私が名前を覚えたペットは、私のことも覚えてくれているようで、すれ違うときにすり寄って来てくれる。
実は、犬を散歩させている方たちの中には、私たちの住んでいるマンションの住人の方もいらっしゃる。私たちのマンションは分譲マンションではあるものの、猫や犬の飼育は禁止されている。それでもこっそり飼っている人がいらっしゃるようで、私たちの顔見知りの住人の方が、ちょうど私たちが歩く時間帯に犬を散歩させているのに遭遇してしまうことがしばしばある。しかし、私たちは見て見ぬふりをするように心がけている。そのほうが、お互い気まずい思いをしなくて済むと思っているからだ。顔見知りの住人の方も、私たちを見かけても、うつむいたりして、私たちと顔を合わせないようにされている。そして、犬を散歩させていないときにマンションの敷地内などで顔を合わせると、お互い何事もなかったかのように、にこやかにあいさつを交わしている。
ところで、私たちが散歩をするときに、ガンモが必ず持参しているものがある。それは、「ちゅ~る」だ。実は散歩をし始めてからわかったことなのだが、私たちの散歩コースに野良猫が三~四匹ほど生息しているのだ。そこでガンモは、野良猫を見つける度に、猫から少し離れたところにある葉っぱの上などに「ちゅ~る」を置いて、「ここに置いたから」と言って立ち去るのである。
中には少しだけ距離が縮まった野良猫もいる。あるとき、その野良猫に「ちゅ~る」を与えたあと話しかけていると、どこからともなく男性がやって来た。男性は、慣れた手つきでリュックの中から猫缶とお皿を取り出して、スプーンを使ってその猫に餌を与えていた。何と、その男性が来ると、猫はすぐさま男性に掛け寄り、頭をくっつけて甘え始めたのだ。猫のそのしぐさを見た私たちは、頭をハンマーで殴られたような衝撃を受けた。その猫に会う度に「ちゅ~る」を与えて距離を縮めつつあったというのに、既にすっかり距離を縮めて猫と仲良くしている人がいることがわかり、完全なる敗北感を味わったからである。
その日の散歩の帰りは、ガンモも私もすっかり落ち込んでいた。少なくとも二~三日は敗北感を引きずっていただろうか。そもそも「ちゅ~る」だけで野良猫と仲良くなろうとするのは無理があったと思う。その男性と猫の間には、これまでの間に築いて来た信頼関係と親しさがしっかりと根付いていたのである。おそらく、猫好きの度合も、私たちとは比べものにならないほど深いのだろう。そうであれば、私たちは私たちなりの方法で猫に接して行くのが一番良いのではないかと今では思っている。
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※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 近所を歩くだけの散歩にも、様々なドラマがあります。野良猫の餌やりさんは、私たちが出会った男性以外にもいらっしゃるようで、ところどころに餌の入った紙のお皿が置かれていたりするのを見かけることがあります。きっと野良猫の存在に気付いた方たちが置いているのでしょうね。ただ、どの猫も耳がカットされていないので、TNRされているわけではなさそうです。
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