骨董市

2015.02.16

嵐電(らんでん)に乗って初天神(後編)

ホットヨガ(四二五回目)の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m たくさんの方たちから応援クリックを賜り、心より御礼申し上げます。二月は新しい服を購入するのに微妙な時期ですね。冬物のバーゲンが開催されていることが多いですが、これから着られるのかどうかもわからないままに購入するのも気が引けますし、かといって、春物を購入するにはまだ早い気がします。私は、優秀な漢方医のおかげで上半身のほてりがかなり落ち着いて来ているので、春物のコートを購入しておこうかと思っているところです。それでは、嵐電(らんでん)に乗って初天神(前編)の続きを書かせていただきます。

 参拝も終えて、おみくじも引いたので、私たちはいよいよ本格的に骨董市を見て回ることにした。古道具や古着などの出店が、境内の回りに並んでいるのだ。例えば、古い着物が一枚五百円で売られていたりする。ひょっとすると、亡くなられた方たちの形見なのかもしれないが、それでも必要な方たちの手に渡るのであれば、役に立つのではないだろうか。何人かの外人さんたちが、古着の着物を着て骨董市を回っていた。おそらく、過去の骨董市で購入されたものだろう。

 いろいろなお店があり、大阪の堺の包丁を売っている職人さんもいて、まるで一昔前のテレビショッピングのような惹きつけ方で売り物の包丁を使って、あれこれ切っていた。このように、独特のお店を見付けると、やはり楽しい。

 ところで、私たちはおばんざい定食を食べて北野天満宮に入ったわけだが、もう少しだけお腹を満たしておきたい気持ちがあり、豚まんを買って食べた。ほくほくしていて、とてもおいしかった。

 ある古道具のお店では、ポパイの人形を見付けた外国人男性が、ポパイの人形とツーショット写真を撮影してもらっていた。客寄せになるのか、店主も写真を撮ることに関しては寛大だった。また、いくつもの能面を売っているお店もあり、能面ファンが熱心に見入っていた。

 さて、私たちは次なる目的地へと向かうため、再び北野白梅町から、ひどく混雑した嵐電(らんでん)に乗り込み、途中の御室仁和寺(おむろにんなじ)で降りた。そこから歩いてすぐのところに、真言宗御室派の総本山である仁和寺(にんなじ)がある。何を隠そう、真言宗御室派は、私の実家の宗教なのである。

 仁和寺に足を踏み入れてみると、その広さに驚いた。昔、「仁和寺にある法師」で始まる徒然草の中の物語を古語の授業で学習した覚えがあるのだが、どうやらその仁和寺がこの仁和寺のことらしい。あまりにも大きなお寺だったので、仁和寺には少しだけ滞在して、おみくじを引いて帰ることにした。ここでのおみくじは、残念ながら末吉だったので、境内の所定の場所に結んでおいた。

 仁和寺をあとにした私たちは、再び混雑した嵐電に乗り込み、今度は行きと同じ阪急電車の四条大宮ではなくなく、嵐山へと向かったのである。

※撮影した写真のスライドショーを貼り付けておきます。なお、スライドショーが表示されない場合や、写真へのコメントをご覧になる場合は、嵐電(らんでん)に乗って初天神(後編)をご覧ください。

※スマートフォンやタブレットからアクセスしてくださっている方たちには、スライドショーが表示されないそうで、申し訳ありません。m(__)m

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 嵐電の一日乗車券は五百円で、一回の乗車が二百円ですので、途中下車をせずに行き帰りだけに使用すると、割高になってしまうのです。そこで、仁和寺に立ち寄ったわけです。徒然草を読んだときは、小さなお寺だという思い込みがあったのですが、実際はとても大きなお寺だったので驚きました。

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2015.02.10

嵐電(らんでん)に乗って初天神(前編)

ホットヨガ(四二四回目)の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m たくさんの方たちから応援クリックを賜り、心より御礼申し上げます。「冬らしくていいな」などと、のんきに冬を味わっていたら、いつの間にか本格的な寒気(かんき)がやって来ましたね。昨日、仕事から帰宅して、ベッドの上で厚着をして過ごしましたが、いつもよりも冷えを感じました。部屋の温度は十一度まで下がっていましたが、これまで通り、暖房を使わずに過ごしました。大雪が降っている地域もあるようですが、どうかお気を付けくださいね。

 毎月二十五日になると、京都にある北野天満宮で「天神さんの市」と呼ばれる骨董市が開催されている。北野天満宮の境内やその周辺に、古道具や古着などを扱うお店がたくさん出店されるほか、お腹を空かせた人たちのためにたくさんの屋台も並ぶ。

 骨董市好きの私たちにとって、「天神さんの市」は好きな骨董市の一つである。しかし、開催日が毎月二十五日と決まっているため、その日が休日でないとなかなか足を運ぶことができない。有り難いことに、初天神(今年初めての天神さんの市)となる一月二十五日は土曜日だったので、私と同じように仕事が休みだったガンモと一緒に出掛けることにしたのだ。

 阪急電車を乗り継いで、まずは四条大宮(しじょうおおみや)まで出た。いつもならば、四条大宮から京都市バスを利用しているのだが、今回は京福(けいふく)電気鉄道を乗り潰す目的で利用することにした。このあたり(嵐山本線・北野線)を走る京福電気鉄道は路面電車になっていて、嵐電(らんでん)という愛称で親しまれている。

 京福電気鉄道の窓口で五百円の一日乗車券を購入して、乗り場に入って来た嵐電に乗り込んだ。嵐電は、江ノ電(えのでん)と仲良くしているため、現役を引退した江の電の車両に乗車することができた。大学時代、私が所属していた写真部で、毎年のように鎌倉で撮影会が行われていたので、江の電の車両は私にとっては懐かしい車両である。車内のシートには、嵐電と江の電が提携したときに決まったキャラクターが描かれていた。

 まずは帷子ヶ辻(かたびらのつじ)まで行き、そこから北野白梅町(きたのはくばいちょう)行きの列車に乗り換えた。やはり、初天神に足を運ぶ人たちが多いのか、車内はひどく混み合っていて、ぎゅうぎゅう詰めに近い状態だった。

 たくさんの人たちが、終点の北野白梅町で降りた。私たちは、先に腹ごしらえをしようと、北野白梅町近くの定食屋さんに入り、おばんざい定食を食べた。定食が六百五十円と、ずいぶんリーズナブルな値段だった。おばんざい定食以外の定食を食べる人たちのために、プラス三百円でおばんざいのバイキングまで用意されていた。

 腹ごしらえをしたあとは、いよいよ北野天満宮を目指した。やはり北野天満宮への参拝客は多く、最寄のバス停もひどく混雑していた。朝早くから北野天満宮に足を運び、既に目的を達成して帰路につく方たちも多いようだ。入口付近もひどく混雑していて、もたもたしているとガンモとはぐれてしまいそうだった。

 屋台が気になったが、まずはお参りしてからと思い、参拝客の行列に加わって参拝をすることにした。境内では早くも梅が咲いていて、梅を写真に納めようとする人たちも多かった。

 途中で牛の像を見付けたので、牛の頭をなでておいた。北野天満宮は学業の神様がお祀りされているので、牛の頭をなでて、知恵を授かるためである。

 試しにおみくじを引いてみたところ、小吉だった。小吉でも良いことが書かれていたので、引いたおみくじは財布に入れて持ち帰ることにしたのだった。

※撮影した写真のスライドショーを貼り付けておきます。なお、スライドショーが表示されない場合や、写真へのコメントをご覧になる場合は、嵐電(らんでん)に乗って初天神(前編)をご覧ください。

※スマートフォンやタブレットからアクセスしてくださっている方たちには、スライドショーが表示されないそうで、申し訳ありません。m(__)m

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 土曜日と重なったからか、初天神は、とにかく人が多かったですね。さすが観光都市だけあって、外国人の方たちも多かったです。

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2010.11.30

霜月の東寺・弘法さんの市

映画『ぼくのエリ 200歳の少女』の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m あまりにも力を入れてレビューを書き過ぎてしまいましたかね。特に思い入れの深い作品だったので、ついつい熱がこもってしまいました。(苦笑)でも、同じ作品を鑑賞しても何を感じるかは本当に人それぞれですし、私が、自分にとって思い入れの深い作品のレビューを文章に表してみたところで、実際に映画を鑑賞されていない方たちにはなかなか伝わりにくいものですよね。それでも、ここで私が熱のこもったレビューを書いていたということを、心の片隅にでも留めておいてくだされば幸いです。

 戦利品はアンティーク素材のペンダントおよび戦利品はムートンブーツ、コットンマフラー、そしてアンティークペンダントの記事に書いたスーベニールの部屋の長岡さん作のアンティークペンダントが無性に欲しくなり、京都にある東寺に出掛けた。ご存知のように東寺では、弘法大師の命日にちなんで毎月二十一日に骨董市が開催されている。スーベニールの部屋の長岡さんも東寺の弘法さんの市に出店されているのである。

 自宅の最寄駅からJR線で京都駅まで出て、まずは観光に便利な市バス専用一日乗車券カードを購入した。東寺の弘法さんの市を堪能したあとは、京都店でホットヨガのレッスンを受けることにしていたため、京都駅から東寺まで、東寺からホットヨガ京都店のある四条烏丸まで、そして四条烏丸から京都駅までの移動を考えると、五百円で市バスを自由に乗り降りできる市バス専用一日乗車券カードがお得だと考えたのである。

 ところが、京都駅前から東寺方面に向かう市バスに乗るのに、かなり手間取ってしまった。京都駅前の市バス乗り場は、京都タワーのある烏丸口と東寺に近い八条口にある。私は、東寺に近い八条口で東寺方面に向かう市バスを待っていたのだが、道路がひどく混雑していたためか、なかなか市バスがバス停に現れなかった。私は、市バスがなかなか来ないので、あちらこちらの市バスのバス停をあっちへ移動したり、こっちへ移動したりしながら、ようやくやって来たバスの運転手さんに尋ねた。
「このバスは、東寺道(とうじみち)には停まりますか?」
すると、バスの運転手さんは、
「停まりますが、五百円掛かりますよ」
とおっしゃった。私が市バス専用一日乗車券カードを運転手さんに見せると、運転手さんは、
「それ、『市バス』ゆうて書いてますよね」
とおっしゃる。どういうことだろうと思い、私が首をかしげていると、運転手さんは、
「これ、京阪バスなんです」
とおっしゃった。なるほど、京阪バスに市バス専用一日乗車券カードは通用しないだろう。外国で日本円を使おうとしているようなものだ。普段、京都市の市バスには乗り慣れていないので、ついついやって来たバスに飛び付いてしまったが、良く見れば、京阪バスは市バスとはデザインの異なるバスだった。そんなこんなで、ようやく東寺行きの市バスに乗り込んだのは、市バスに乗って東寺まで行こうと決めてから数十分が経過していた。

 さて、いよいよ目的の東寺に着いたので、スーベニールの部屋の長岡さんのお店を探した。そろそろ寒くなっているので、ひょっとすると長岡さんは東寺には出店されていないかもしれないという不安もあった。私は、いつも長岡さんが出店されている場所をくまなく探してみたのだが、不安が的中してしまったのか、長岡さんのお店は見当たらなかった。せっかく、中毒のような感情に突き動かされて長岡さんのアンティークペンダントを買うためにわざわざ東寺までやって来たというのに、残念である。

 私は仕方なく、他のお店を見て回った。とは言え、このあとホットヨガのレッスンが控えていると思うと、あまり思い切った買い物はできなかった。これまで東寺の骨董市に足を運ぶときは、午前中のうちにホットヨガのレッスンを受けて昼食をとったあと東寺の弘法さんの市を堪能するというパターンだったのだが、今回は参加したいレッスンスケジュールの都合で、東寺の骨董市が先でホットヨガのレッスンが後回しになってしまったのだ。

 しかも、京都駅前から東寺までのほんの近い距離を移動するのに、市バスの待ち時間も含めて数十分も掛かってしまったことからすると、東寺からホットヨガ京都店のある四条烏丸までは一体何分掛かるのかまったく予測することができなかった。そのため、レッスンに遅刻しないように早めの移動を心掛けようとすると、まだレッスン開始時間まで余裕があるというのに、そわそわして落ち着かなかった。それでも、お昼ご飯の量が少なかったので、露店で売られていたほくほくのたいやきを二枚もたいらげ、三百円の黄色い福財布と五百円の化粧ポーチを購入すると、わざわざ東寺まで来た甲斐があったと自分に言い聞かせるのだった。

※撮影した写真のスライドショーを貼り付けておきます。なお、スライドショーが表示されない場合や、写真へのコメントをご覧になる場合は、霜月の東寺・弘法さんの市をご覧ください。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m いつもは午前中にホットヨガのレッスンを受けたあと、午後から東寺の弘法さんの市をゆっくりと回るのですが、そのあとにホットヨガのレッスンが控えているとなると、気持ちがなかなか落ち着きませんでした。(苦笑)週末の市バスは道路の混雑のために遅れがちで、私が京都駅の八条口から利用した市バスも十五分ほど遅れていたように思います。やはり、週末の京都はたくさんの人たちで賑わっているんですね。

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2009.11.26

戦利品はムートンブーツ、コットンマフラー、そしてアンティークペンダント

ホットヨガ(一六八回目)の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m 骨盤が動き難い状態にあることを自覚してからは、仕事中、トイレの個室の中で骨盤を左右に動かしています。その動作はとても怪しいので、個室の中でしかできません。(笑)

 ホットヨガのレッスンを受けたあとは、昼食をとり、電車の中で下書きをしておいた「ガンまる日記」を書き上げると、毎月二十一日に開催されている東寺・弘法さんの市に足を運んだ。ちょうど三連休の初日に当たっていたためか、東寺はいつもよりもたくさんの人たちで賑わっていた。

毎月二十一日に開催されている東寺・弘法さんの市

 私が東寺に着いたのは、十四時を回った頃だったろうか。早起きの業者さんたちに店を畳まれてしまってはいけないと、私は早足で露店を見て回った。しかし、今回は特に心惹かれる出物がなくて少しがっかりしていると、靴を売っている露店で千六百円のムートンブーツを見付けた。今年になってから、私が通販で購入した送料込み千円のムートンブーツよりも、しっかりとした作りのムートンブーツである。私がサイズを確認したりしながらムートンブーツを手に取って吟味していると、奥から店主のおじさんが出て来て、
「それ、もう、千五百円でええで」
とおっしゃるではないか。ちょうどサイズもぴったりだったので、私はすかさず、
「じゃあ、それ、いただいていきます」
と宣言して、おじさんに代金を支払った。おじさんは私に、
「こんな靴でも二十足売れれば儲けになんねん」
などと言って、商品を安く仕入れて安く売りさばくという商売の実情を語ってくださった。また、商品を手前に並べるか、奥に並べるかで価格設定も調整されているのだそうだ。

千五百円に値引きしてくれたムートンブーツ

 購入したあと、別の場所に移動してサイズを合わせようてすると、中に何かが詰まっていた。新しい靴には、紙が詰められているのだ常なので、きっと紙だろうと思い、手を突っ込んでみると、何と中から出て来たのは何枚もの落ち葉だった。購入したムートンブーツの中から落ち葉が出て来るのは、屋外で行われる骨董市ならではの醍醐味である。

 一つ買い物をすると足取りが軽くなるのが、骨董市の魔法である。私は、人ごみの中を掻き分けながら、少しずつ片付けモードに入り始めた露店を目を光らせながら見て回った。

 実は、前回の東寺弘法さんの市で購入したアンティークペンダントを販売しているスーベニールの長岡さんのお店を探していたのだが、いつも出店されている場所には見当たらなかった。半ば諦めかけて、出入口付近を歩いていると、コットンマフラーを一枚三百円で販売している露店を見付けた。

 コットンマフラーは、冬になるとガンモが愛用している。もともと私が秋頃に愛用していたのだが、毛糸のマフラーでは暑いと言うガンモが気に入って通勤に使用するようになったのだ。普通のお店では一枚千円程度で売られているものが、今日に限り一枚三百円ということで、まとめて六枚購入した。

一枚三百円のコットンマフラー

 ムートンブーツとコットンマフラーを購入することができたので、そろそろ東寺を出ようと出入口に足を向けると、出入口付近のいつもとは違う場所でスーベニールの長岡さんのお店を発見した。長岡さんはこじんまりとしたスペースに店を構え、いつものように手作りのアンティークペンダントを販売されていた。

 長岡さん曰く、そろそろ寒くなって来たので、今回の出品を最後に、しばらく東寺への出品はお休みされるのだそうだ。テーブルがあればまだいいのかもしれないが、荷物を少なくするために地べたの上に敷物を広げて販売されているため、底冷えがするのだそうだ。そのとき私は、ふとよもぎ温座パットのことを思い出したが、いきなりナプキン型のカイロがあるなどという話を持ち出していいものかどうか迷い、言葉を引っ込めた。

 長岡さんは、これから何ヶ月かは東寺に出品されないとのことなので、私は再び鍵付きのアンティークペンダントを求めた。前回、購入させていただいたアンティークペンダントがとても気に入ったので、是非とも仲間が欲しいと思っていたのだ。

前回購入したアンティークペンダント

 今回、出品された作品をじっくりと拝見しているうちに、方位磁石が埋め込まれたアンティークペンダントが私の目に留まった。長岡さん曰く、方位磁石の入ったアンティークペンダントは、今回からの新作になるのだそうだ。いくつかの方位磁石の入ったアンティークペンダントの中から、私は最も大きな方位磁石の埋め込まれている鍵付きアンティークペンダントを選んで購入した。鍵付きの作品なので、チェーン付きで一つ三千五百円だった。

今回購入した方位磁石入りアンティークペンダント

 ニューヨークのガレージマーケットで素材を買い付けされている長岡さんに、英会話について尋ねてみた。すると長岡さんは、
「あちらは移民の国なので、気合があれば通じます」
と答えてくださった。なるほど、日本人は、欧米人を前にすると、最初から尻込みしてしまうところがある。しかし、もともといろいろな言語が飛び交っている移民の国であることを心に留めておけば、勇気を出して最初の一言を発することができる。最初の一言さえ発してしまえば、必ずそこから何かが始まるものだ。

 今回、購入した方位磁石入りアンティークペンダントは、ベースの色が黒だからだろうか。前回、購入したアンティークペンダントとはまったく異なるエネルギーを放っていた。また、場合によっては、私の着ている服に合わないこともある。単にベースの色が違うだけでここまでエネルギーが違うのは驚きである。何はともあれ、今回は諦めかけていた長岡さんのお店で新たなアンティークペンダンドを購入することができて幸いである。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 鍵が埋め込まれているアンティークペンダント、素敵だとは思いませんか? いつの時代のものかはわかりませんが、その時代を開く鍵を握っているような気持ちになれるのかもしれません。ちなみに、今回購入した方位磁石入りアンティークペンダントを付けて歩いていると、道行く人たちが私の胸元のペンダンをチラチラとご覧になっています。きっと気になるのでしょうね。これからも、どんな作品に出会えるのか楽しみであります。

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2009.10.10

戦利品は毛糸の帽子とガネーシャTシャツ

ホットヨガ(一六五回目)の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m ヨガとピラティスはポーズが似ていても、まったく違うものなんですね。何故なら、ヨガのレッスンを受けても、筋肉痛を感じることはほとんどないからです。自分でも気づかないうちに身体の内側の筋肉が鍛えられているピラティスは、ヨガに慣れている私にとっては、何とも不思議な存在ですね。

 京都店でホットヨガのレッスンを受けたあと、烏丸周辺の喫茶店でランチを食べた私は、京都市バスに乗り、北野天満宮へと向かった。毎月二十五日は、北野天満宮で「天神さんの市」と呼ばれる骨董市が開催されているのだ。

 思えば、北野天満宮に足を運ぶのは、ずいぶん久し振りのことである。というのも、私はこれまで北野天満宮に足を運ぶのに、阪急電車の四条大宮駅前から京都市バスを利用していたのだが、京都に出掛けたときに主に足を運ぶのは河原町や烏丸周辺だったため、そこからわざわざ四条大宮まで移動しなければならず、とても不便だと思っていたのだ。また、天神さんの市の開催日には、北野天満宮行きの京都市バスがひどく混雑することも、天神さんの市からしばらく足が遠のいてしまっていた原因の一つである。

 ところが、北野天満宮に足を運ぶのに、わざわざ四条大宮まで出なければならないというのは私の思い込みで、私がホットヨガのレッスンを受けた烏丸からも、北野天満宮行きの京都市バスが出ていることがわかったのだ。ということは、ホットヨガのレッスンとセットにできるというわけである。

 その日はとっておきの骨董市日和だった。九月の終わりであっても、半袖で過ごすのにちょうどいいくらいの陽気で、お天気も良かった。混雑した京都市バスを降りると、目の前には懐かしい北野天満宮の鳥居が見えて来た。

北野天満宮の鳥居

 私ははやる気持ちを抑えながらも、ひとまず、その周辺で売られている商品を探ることから始めた。天神さんの市が開催される毎月二十五日の北野天満宮の周辺には、雑貨や古書などの露店が並んでいるのである。私はそれらの露店を一つ一つ見て回り、手作りの品を売っているおばあさんから、一つ三百円の手編みの毛糸の帽子を二つ購入した。冬になると、何と言っても手放せなくなるのが毛糸の帽子である。通勤の途中やプライベートで出掛けるときにも、私は必ずと言っていいほど毛糸の帽子をかぶって行く。おばあさんの手編みの毛糸の帽子は、九月の終わりにかぶるにはまだ少し早い気もしたが、試着してみるとふんわりとしていてとてもかぶり心地が良かったのだ。

一つ三百円で売られていた手編みの毛糸の帽子

 骨董市で一つ買い物を済ませると、エンジンが掛かる。私はいよいよ鳥居をくぐり、北野天満宮の中に入った。ご存知のように、北野天満宮には、菅原道真公にちなんだ牛がいる。

北野天満宮と言えば、菅原道真公。そして、牛

 そして、北野天満宮の中とその周辺には、ずらりと露店が並んでいる。 

北野天満宮・天神さんの市

 私は、それらの露店を一つずつ見て回った。関西で行われている他の骨董市同様、食べ物を扱う露店もあれば、アクセサリ、古着などを扱う露店もある。それらの露店の中に、心惹かれるものがあった。それは、一枚わずか三百円の手描きのガネーシャのTシャツである。籠の中に、最終処分品として残っていたのだ。Tシャツの生地に、一枚一枚丁寧に描かれたガネーシャは、まるで私に見付けられるのを待っていたかのようだった。

 籠の中には、八枚のTシャツが残っていた。私は、
「ここにあるTシャツ、全部ください」
とお店の人に言った。お店の人は大喜びで手描きのガネーシャのTシャツを包んでくださり、
「たくさん買ってくださるのに、これ以上、お安くすることはできないけれど、よろしければそのキャミソールもお付けしますよ」
と言ってくださった。籠の中には、手描きのガネーシャのほかに、既製品のガネーシャのキャミソールが一枚だけ残っていたのだ。

 一枚三百円なので、全部買っても二千四百円だった。お店の人にお金を差し出したあと、商品を受け取るときに、
「一枚三百円は安いですよ。私はいつも、既製品を買っていました」
と言いながら、そのとき着ていたガネーシャのTシャツをお店の人に見せた。お店の人は、私がガネーシャのTシャツを着ているのを見て、喜んでくださった。ずっと売れ残っていた手描きのガネーシャのTシャツが、ガネーシャ好きの私のところに行くことになったので、安心されたようでもある。

一枚三百円で売られていた手描きのガネーシャTシャツとおまけのキャミソール

 手描きのガネーシャのTシャツを格安で入手することができた私は、それだけでもう、心が躍ってしまった。こういう掘り出し物に出会えるから、私は骨董市が大好きなのだ。ちょうどシルバーウィークと有給休暇で九連休を取っていた時期に、毎月二十一日前後に行われている四天王寺大師会(だいしえ)や、毎月二十一日に行われている東寺・弘法さんの市、そして毎月二十五日に行われている北野天満宮の天神さんの市のすべてに足を運ぶことができたことで、私の物欲は十分に満たされたのだった。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m これを書いている今、自宅を離れているため、戦利品の手編みの毛糸の帽子と手描きのガネーシャのTシャツの写真を掲載することができませんでした。思えば、どちらも手作り品なんですよね。それも、一つわずか三百円という共通点があります。流れ作業の中で生まれた品物ではなく、一つ一つ作り手の思いが込められた品々が、一つたったの三百円です。例え格安であっても、作り手の思いを大いに感じる分、大切に使わせていただこうと思っています。

追記:戦利品の手編みの毛糸の帽子と手描きのガネーシャのTシャツの写真を追加しました。

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2009.10.04

戦利品はアンティーク素材のペンダント

ホットヨガ(一六四回目)の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m オープンしたばかりの京都店のスタジオは、とてもきれいな空間に仕上がっていました。何と言っても、大きな荷物を詰め込むことのできる横幅の広いロッカーがうれしかったですね。新しいお店がオープンするときに、横幅の広いロッカーが採用されたということは、おそらくロッカーの横幅を広くして欲しいという強い要望があったのだと思います。その要望に応えてくださる姿勢がうれしいですね。

 京都店でホットヨガのレッスンを受けたあと、スタジオ近くのレストランで昼食をとった私は、市バスに乗り、東寺へと向かった。京都へはしばしば足を運んでいるので、私は京都市バス専用カードを持っている。二千円で二千二百五十円分利用することができるので、日を改めて繰り返し市バスを利用することがわかっている場合はお得である。ちなみに、同じ日のうちに、京都市バスを使ってあちらこちらに移動する場合は、バス専用カードよりも一日乗車券のほうが断然お得である。

京都市バス専用カード。一日に二回までの利用なら、こちらがお得

 さて、何を隠そう、午後から控えていた用事とは、毎月二十一日に行われている東寺・弘法さんの市に出掛けることである。ちょうどシルバーウィーク中とあって、東寺に向かう市バスの中はひどく混雑していた。当然のことながら、東寺もたくさんの人たちで賑わっていた。

東寺・弘法さんの市

 同じような出来事を綴るときは、他の記事を間に挟み込んでいるので想像し難いかもしれないが、実際のところ、四天王寺の大師会(だいしえ)に足を運んだのは、東寺に出掛ける前日のことである。つまり、二日間連続でホットヨガのレッスンを受けた上に、骨董市に足を運んだというわけだ。

 前日の四天王寺の大師会のときも思ったが、最近の骨董市で売られているものは、大多数の人たちには見向きもされないようなガラクタもあるが、世の中の流行を意識したものも多い。例えば、パワーストーンのブレスレット、布ナプキンなどは、以前はそれほど見掛けることはなかったのに、最近はあちらこちらのお店で売られている。私は、パワーストーンのブレスレットが好きでいくつか身に着けているのだが、残念なことに、骨董市で売られているパワーストーンは、にわかパワーストーンのようなものが多く、あまりパワーを感じることができなかった。店先に並べておけば売れるので、大量生産しているといった感じなのである。また、形も丸いものが多く、石を平べったくして、肌への密着度を高くしているパワーストーンを求めている私としては、なかなか良いパワーストーンに巡り合うことができなかった。

 おまけに、骨董市で売られている布ナプキンはひどく高かった。布ナプキンの市場を知らず、多少値段が高くても、思い切って求める人がいるのかもしれないが、ネットオークションなどで販売されている布ナプキンが一枚数百円程度だとしたら、骨董市で売られている布ナプキンは、その三倍程度の値段が付けられていた。いくら私が布ナプキンの使い心地の良さを実感しているとしても、一枚千数百円もする布ナプキンを買おうとは思わない。パワーの感じられないパワーストーンからも、ひどく高価な布ナプキンからも、何となく世の中を流行を意識して、利益を追求し過ぎているように思えて仕方がなかった。

 実は私には、今回の東寺・弘法さんの市で手に入れたいお目当てのものがあった。それは、スーベニールの部屋を運営されている長岡さんの手作りのペンダントである。前回、東寺に足を運んだとき、長岡さんの作品をじっくりと拝見したものの、購入する決心が付かずにそのまま帰宅したところ、あとから気になって気になって仕方がなかったのだ。そこで今回は絶対に購入しようと思い、鍵の入ったペンダントを購入させていただいた。この、一度拝見したら忘れられない不思議なアクセサリは、溶かし込んだ樹脂にニューヨークで仕入れたアンティークな素材を添えて、一週間ほど寝かして固めているのだそうだ。

今回、購入したスーベニール製のペンダント(上:表、下:裏)

 いやはや、本当に素晴らしい。長岡さんは、商品を包んでくださるときもとても丁寧で、商品のほかに、名刺と小さな造花を添えてくださった。鍵付きのものは一つ三千五百円と、手作りの品としては少々割高ではあるものの、購入しなければ気になって仕方がなくなるような、とても不思議でなアクセサリである。きっと、長岡さんの熱き想いが、一つ一つのアクセサリの中にたっぷりと込められているのだろう。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 念願のアクセサリを購入することができて、とてもうれしく思っています。長岡さんは、手作りの品を精魂込めて製作され、プライドを持って販売されている方だと思いました。この素敵なペンダントを着けても、夏場はにぎやかなTシャツを着ているのでなかなか目立ちませんが、秋になり、大人しいシャツを着るときには、きっと私の胸元で映えることでしょう。(笑)

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2009.09.25

戦利品はマグカップと腹巻

ホットヨガ(一六三回目)の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m 南森町店のシャワールームには、腰を降ろすことのできる椅子が設置されているので、レッスンで疲れた身体を休めながらシャワーを浴びました。他にも、シャワーを浴びたときに使う足拭きマットを自由に取り替えられるようになっていたり、忘れ物情報がロッカールームに貼り出されているなど、他の支店にはないユニークなサービスも見受けられました。おそらく、利用者の声を積極的に反映させている支店なのでしょうね。

 私が南森町店でホットヨガのレッスンを受けるときは、たいてい大阪の四天王寺で骨董市が開催されているときである。四天王寺では、毎月二十一日前後に、大師会(だいしえ)と呼ばれる骨董市が開催されているのだ。大師会の開催時に出店される露店の数はおよそ四百余りとも言われている。食べ物を扱うお店はもんちろんのこと、古着や古道具、アクセサリを扱うお店など、とにかくたくさんのお店がずらりと立ち並ぶ。また、もともと四天王寺には、厚い信仰心を持った人たちも多く参拝している。供養のために故人の戒名を書く木の札もあちらこちらに用意されている。私は、ホットヨガのレッスン帰りで大きな荷物を抱えながらも、南森町から地下鉄谷町線に乗り、四天王寺の最寄駅である四天王寺前夕陽ヶ丘で降りた。

毎月二十一日前後に開催されている四天王寺大師会(だいしえ)

 私は骨董市の雰囲気が大好きで、結婚前からあちらこちらで開催されている骨董市に出掛けている。意外なものを安く買うのが好きなのだ。何か欲しいものがあって出掛けて行くというよりは、露店を巡っているうちに自分の欲しいものに出会うといった感覚である。露店といえども、たいていは、毎回、ほぼ同じ場所に同じお店が出ているのだが、古物商が多いだけに、品揃えは毎回同じではない。前回、足を運んだときに見付けたものが再び店頭に並ぶことは、むしろ稀である。だからこそ、骨董市には、毎回、新しい発見がある。

 こうした骨董市の営業時間は、日の出から日の入りまでと、だいたい決まっている。ホットヨガのレッスンが終わると、たいていお昼過ぎになる。それからお昼ご飯を食べて骨董市に向かうと、どうしても十四時を回ってしまう。ほとんどの業者さんたちが車で商品を運んでいるのだが、中には、わざわざ岡山からやって来て露店を出されている業者さんもいらっしゃる。そして、遠方から来られた業者さんたちの中には、十五時頃から露店をたたむための片付けを始めてしまう業者さんもいらっしゃる。私が骨董市に到着する十四時過ぎは、遠方の業者さんたちがそろそろ片付けを始めようとする時間帯なので、お店を片付けられてはたまらないと、品物選びも少々駆け足になる。

 ちなみに、今回の骨董市の戦利品は以下の通りである。 

戦利品のGatewayマグカップ。百円

戦利品の腹巻六枚。一枚五百円。ポケット付きとポケット付きでないのがある

 マグカップは衝動買いで、腹巻は、同じものを同じ露店で何枚も買っている。今回も、その露店が出ていれば腹巻を購入しようと思っていた。この腹巻はとても温かいので、冷え性の人にプレゼントすると大変喜ばれるのだ。おしゃれなお店で売られている女性用の腹巻は、温かさよりもデザインを追求しようとしている。しかし、この腹巻は違うのだ。一枚五百円という安価な値段もいい。

 シルバーウィークに平日の有給休暇も加えて九連休を過ごしている私は、この連休中に、四天王寺大師会のほかにもいくつかの骨董市に足を運ぶ予定を立てていたのだった。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m シルバーウィークは天候にも恵まれ、いい骨董市日和になりました。お彼岸なので、一泊の予定でガンモの実家に帰省する計画も立てていたのですが、ガンモに急な仕事が入ってしまい、仕事疲れのためと高速道路の混雑のために、帰省を断念することになりました。高速道路が千円になるというサービスについて、あちらこちらで批判の声が上がっているようですね。千円になるのはありがたいけれども、高速道路の混雑はうんざりだだという方も多いのではないでしょうか。実践してみないことにはわからないこともありますので、これから改善されて行くことを願います。とは言え、私たちは二元的な世界に住んでいるので、何かが良くなれば何かが悪くなるという現象からは逃れられないとは思いますが・・・・・・。(苦笑)

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2009.05.12

平安時代からやって来たタイムマシン

ホットヨガ(一四九回目)の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m たくさんの方たちから応援クリックを賜り、心より御礼申し上げます。勤務先で私物のノートパソコンを使用することができなくなってしまったので、記事をアップしたあとは、お昼休みに携帯電話からブログの管理ページにアクセスして推敲しているのですが、今回の記事は特に誤字・脱字が多くて驚きました。通勤途中に混み合った地下鉄の中でノートパソコンを広げてコソコソ書いているからですね。(苦笑)更新直後にアクセスしてくださった皆さんには、大変お見苦しいところをお見せしてしまい、申し訳ありませんでした。ちなみに、携帯電話からの推敲は、記事の文字数がそれほど多くないときだけ行うことができます。文字数が多いと、携帯電話から読み込めないので、夕方以降にノートパソコンから推敲しています。

 京都駅前店でホットヨガのレッスンを受けたあとは、お昼ごはんも食べずに京都駅前から市バスに乗り、東寺へと向かった。ひどくお腹が空いてはいたものの、東寺で行われているガラクタ市の出店で食べ歩きをしようと思ったのだ。乗り込んだ市バスは、東寺に近い「東寺道」という停留所に停まる市バスだったのだが、「東寺道」から東寺までは少し歩かなければならないらしい。私は運転手さんに、
「このバスは、東寺道よりももっと東寺に近いバス停に停まりますか?」
と尋ねてみた。すると運転手さんからは、
「停まりません」
という答えが返って来た。そこで私は、「東寺道」で市バスを降りたのだが、降りるときに運転手さんが後ろを指差しながら、
「東寺はね、後ろの信号をどんつき左」
と教えてくださった。

 運転手さんにお礼を言ってバスを降りると、私は「どんつき」の意味を取り違えて、運転手さんが教えてくださった信号よりも更に先の信号を左に曲がった。おそらく運転手さんは、先に左に曲がったあと「どんつき」という意味で教えてくださったのだと思うのだが、私は、ひとまず通りの行き止まりまで歩いて行き、そこから左に曲がったのである。しかも、東寺の出店で食べ歩きをするはずだったのに、途中でおいしそうな定食屋さんがあったので、そこでお昼を済ませてしまった。

 間もなく私は、運転手さんが教えてくださった「どんつき」の意味を取り違えてしまったことに気が付いた。結局、最初に歩いた分だけ、元に戻ることになってしまったのだが、歩かなければ定食屋さんに入ることができなかったので、よしとすることにした。

 東寺に着くまでの間に、何やらひどくめかしこんだ車が何台も私の前を通り過ぎて行った。それらの車には、何と平安時代の衣服をまとった人たちが乗り込んでいた。ひょっとすると、平安時代からやって来たタイムマシンなのだろうか? というのは冗談だが、実は最初のうち、仮装行列かと思ったのだ。しかし、仮装行列にしては厳格なムードが漂っていたので、どうやら京都の伝統行事らしいということがわかった。

 遠回りしてようやく東寺の五重塔が見えて来ると、いつも出入りしている門の辺りに人だかりができている。どうやらさきほどの平安時代からやって来たタイムマシンを待っているようだ。見ると、作務衣を着た人や正装した神職らも待機している。また、通りの向こう側には、白装束の人たちがビデオを構えている。その中の一部の人たちが「伏見稲荷」と書かれた服を着ているので、伏見稲荷に関する行事が行われているらしい。一体何が始まるのかと思いながら、横断歩道を渡って東寺の門の近くまで来た私は、一般の人たちにまぎれてカメラを構えた。今回は携帯電話に付属のデジタルカメラではなく、久し振りにデジタル一眼レフを持ち出したのだ。

 しばらく待っていると、平安時代からやって来た何台ものタイムマシンが再び私の前を通り過ぎて行った。私は、物珍しげに何度も何度もシャッターを切った。しかし、タイムマシンは一気にやって来るわけではなく、ちょろちょろ、ちょろちょろと分散してやって来る。すべてのタイムマシンをここで待っていては、ガラクタ市が終わってしまう。私は、いつも利用している入口がふさがっているので、目の前を通り過ぎて行くタイムマシンを見送りながら、もう一つの入口に向かって歩き始めた。とは言え、そもそもこのような特別な行事が行われている日にガラクタ市など開催されているのだろうか。

 そんなことを思いながら歩いているうちに、大きな狐と鳥居がトラックで運ばれているのが見えた。なるほど、伏見稲荷なので、ご神体は狐なのだ。それにしても、狐を崇めるというのは・・・・・・。ちょっと不思議な気持ちに浸りながら、東寺の別の入口を目指すと、ガラクタ市の開催中を示す赤い旗が入口に掲げられているのが見えて来てほっとした。ガラクタ市は確かに開催されているようである。

 しかし、念願の東寺の中に足を踏み入れてみると、多くの露店が既に店じまいモードに入っていて、露店に並べていた商品を新聞紙に包み直したりしていた。私は、ガラクタ市の雰囲気を少しでも味わおうと、その中を足早に渡り歩いた。ガラクタ市は、やはり毎月二十一日に同じ東寺で行われている弘法さんの市よりもずっと規模が小さく、心惹かれるものに出会うことができなかった。ガラクタ市で楽しいものを見付けようとして、わざわざ京都駅前店のホットヨガのレッスンを予約してまで京都にやって来たというのに、平安時代からやって来たタイムマシンに心を奪われているうちに、ガラクタ市は既に店じまいモードに入ってしまっていたのだ。

 私は肩を落としたまま東寺をあとにした。楽しみにしていたガラクタ市を楽しむことができなくて、ちょっとふてくされていたのか、元来た道を戻らずに、歩いて来た道とは反対方向に歩き、京都行きのバスが往来するバス停を見付けた。そして、そのバス停で何十分も待ってようやくやって来た京都駅行きの市バスに乗り込み、周辺をぐるっと遠回りして京都駅に着いた。一体何をしに京都までやって来たのやら。それでも、平安時代からやって来たタイムマシンに出逢えたことのほうが特別だったのかもしれない。そんなことを思いながら帰路についたのだった。

※撮影した写真のスライドショーを貼り付けておきます。なお、スライドショーが表示されない場合や、写真へのコメントをご覧になる場合は、平安時代からやって来たタイムマシンをご覧ください。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m インターネットで調べてみると、私が京都に出掛けた五月三日は稲荷祭の還幸祭(かんこうさい)というものが行われていたようですね。かなり古くから伝わる伝統的な行事のようです。私には、東寺と伏見稲荷が結び付かなかったのですが、どうやら平安時代に、真言密教と稲荷神が密接に結び付いたようです。その影響もあってか、東寺の守護神は稲荷神だとか。これは意外ですね。それにしても、タイムマシンに乗っていた人たちは、ちゃんと元の時代に戻ることができたでしょうか。

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2009.02.28

プライドを持つ

東寺・弘法さんの市に血が騒ぐの記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m 人との交流の仕方は、上に向かって積み上げて行く交流と、下に向かって互いの根本を探ろうとする交流の二種類に分かれるように思います。上に向かって積み上げて行く交流は、土台がよほどしっかりしていないと、多くのものを積み上げ過ぎると崩れてしまいます。私はどちらかと言うと、下に向かって互いの根本を探る交流のほうが好みです。

 東寺・弘法さんの市では、手作りの品を販売されている方も多い。今回、改めて気付いたことだが、多くのものが格安で販売されているのに対し、手作りの品を販売されている方の価格設定は比較的高めである。京都では、東寺や北野天満宮の骨董市のほか、毎月十五日に百万遍さんの手作り市も開催されている。私も何度か足を運んだことがあるのだが、骨董市に比べると規模が小さく、すぐに見終わってしまうので、百万遍さんの手作り市だけのためにわざわざ京都まで出掛けて行くのももったいない気がして、次第に足が遠のいてしまった。東寺・弘法さんの市で売られている手作りの品の価格設定が比較的高いことや、こうした手作り市が積極的に開催されていることからも、京都はモノ作りに熱心な場所と言えるのかもしれない。

 東寺・弘法さんの市で販売されていた手作りの品の中で、私の興味を強く惹き付けたアクセサリがあった。スーベニールというお店である。ニューヨークのアンティークマーケットで買い付けた素材をペンダントなどに加工して販売されている。透明のプラスチックの中にいろいろな部品を閉じ込めたといった感じのアクセサリが多い。

 私はそれらのアクセサリを一目見た瞬間、強く惹き付けられた。最初は遠目に眺めていたのだが、次第に我慢できなくなり、とうとう手に取って吟味し始めた。それにしても、一つおいくらなのだろう。どこにも値段が書かれていない。そのうち、誰かが、
「おいくらなんですか?」
と尋ねた。ああ、良かった。私が尋ねなくても誰かが尋ねてくれた。アクセサリを販売されている方の返答にじっと耳を傾けていると、
「はい。大きさに関係なく、鍵の入っているものは三千五百円、鍵の入っていないものは二千五百円です。チェーンか紐を一緒にお付けします」
とおっしゃった。それを聞いたとき、私は正直言って、「手作りの品にしてはちょっと高いな」と思った。しかし、アクセサリを販売されている方は、それだけのプライドをもって製作し、販売されているのだろう。そうでなければ、これだけの値段は付けられないだろう。もしくは、次から次へと使い捨てられるのではなく、本当に気に入って長く使ってくれる人にだけ、買って欲しいのかもしれない。

 結局、東寺・弘法さんの市ではそのアクセサリを買わなかったのだが、買わなかったことを後悔して、こうしてインターネットで検索し、皆さんにもご紹介させていただいたというわけだ。またどこかでお目に掛かれる機会があるならば、もう一度手にとって良く吟味した上で、鍵の入っているアクセサリを購入したい。

 十五時を過ぎると、多くの露店はそろそろ片付けモードに入っていた。こうした骨董市は、日の出から日の入りまで開催されるのがお約束である。朝早くから露店を出しているため、店を畳む時間も早い。それでも私たちは、まだまだ東寺・弘法さんの市から離れるのが名残惜しく感じられ、一度見て回った通りをもう一度歩き始めた。そして、まだ収まらない購買意欲に従って、三つ千円の帽子を購入して友人と二人で分けた。また、ガンモのお土産に、おそらくチベット産の綿のマフラーを二枚購入した。綿のマフラーは、もともと私が好んで使用していたのだが、ガンモが毛糸のマフラーでは暑いと言うので、私が使っていた綿のマフラーをガンモに譲ったところ、ひどく気に入ってくれたのである。

 こうしてたくさんの買い物を済ませた私たちは、なかなかやって来ない市バスを長いこと待って京都駅まで出た。二人とも両手にいっぱいの戦利品を抱えていた。歩き回ってひどく疲れていたので、私たちは京都駅地下のポルタにあるイノダコーヒーに入った。イノダコーヒーは、京都では大変有名なコーヒーショップであるのだが、私はコーヒーを飲む習慣がないので一度も入ったことがなかった。さすが、有名なコーヒーショップだけあって、たくさんの人たちが行列を作って待っていた。案内係の店員さんに、
「喫煙席ならすぐにご案内できますが・・・・・・」
と言われたが、私たちは禁煙席を希望していたので、辛抱強く順番待ちをした。イノダコーヒーで働いている店員さんたちもまた、プライドを持って接客されているようで、接客がとても丁寧で上品だった。ようやく禁煙席が空いたので、私たちは中に入って一息入れた。

イノダコーヒーで注文した「アラビアの真珠」(飲みかけ)

 コーヒーを飲んで一休みしたあとは、京都駅ビルの中にあるお土産コーナーに足を運んだ。私は和柄のカードケースと和柄のガーゼマフラーと和柄のマスクを何枚か買った。ふう、大満足である。そして友人と一緒に新快速列車に乗り込み、また骨董市に行こうと話をしながら帰路についたのだった。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 帰りの列車の中で友人と話をしていて気が付いたのですが、彼女とは、魂の話や輪廻転生の話が当たり前のように出来るんですね。そうした話題は、私が普段、社会生活の中ではほとんど見せていない部分ではありますが、同時に最も触れて欲しい部分でもあります。例え仕事に多くの時間を費やしたとしても、誰もその部分には触れてはくれないのです。私が最も触れて欲しい部分にいとも簡単に触れてくれる友人と会話をしていると、「仕事を中心とした私の日常って一体何なのだろう?」と考え込んでしまいました。(苦笑)むしろ、そうした本質的な欲求への反動が、「ガンまる日記」を更新して行くエネルギーに繋がっているのかもしれません。

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2009.02.27

東寺・弘法さんの市に血が騒ぐ

映画『サルバドールの朝』の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m たくさんの方たちから応援クリックを賜り、心より御礼申し上げます。ところで、私たちが住んでいるマンションの駐輪場は、どのスペースにどの自転車を置くのかがきちんと割り振られています。私が自転車を置くことになっているスペースのすぐ隣に自転車を置いている人が、いつも私のスペースまで大きくはみ出して自転車を置いているのですね。私はいつも帰りが遅いものですから、毎回、その自転車をわざわざ所定のスペースに移動させてから、自分の駐輪スペースを確保しています。毎回、毎回、そんな調子で自転車を移動させなければならないので、その自転車のサドルに「自転車は規定のスペースに駐輪してください」と張り紙でもしておこうかと思ったこともありました。しかし、あるとき、その自転車に乗っている人を見掛けたのですね。すると、不思議なことに、その人への怒りがすっと収まりました。単に後ろ姿を見ただけなのですが、この人がいつも私の駐輪スペースを侵害している人だったのかと思いました。単に後ろ姿を確認しただけで、これまで得体の知れない存在だった駐輪スペースの侵害者が、より身近な存在になったのだと思います。このように、相手を身近な存在として感じることは、とても大切なことなのだと思います。おそらくですが、この映画の看守と死刑囚であるサルバドールとの間にも、私が体験したのと同じような、相手を身近に思う感情が芽生えていたのではないでしょうか。一人の人を良く知るということは、その人を、単なる物体から血の通った人間に変えるほどの効力を持っているような気がします。

 京都駅前店でホットヨガのレッスンを受けたあとは、腹ごしらえをするために昼食を取った。友人に電話を掛けてみると、まだ祇園にいると言う。私も「ガンまる日記」を書きたいので、もう少し時間が欲しいと言うと、時々「ガンまる日記」を読んでくれている彼女はケラケラと笑った。そこで彼女とは、十四時くらいを目処に東寺で合流することになった。

 私は、「ガンまる日記」を書くために、京都駅前のマクドナルドに入った。いつものように、トクするケータイクーポンを使って、普段は飲まないコーヒーを注文してコンセントをお借りしようと思いきや、コーヒーに適用されるトクするケータイクーポンの使用可能時間は十四時からだった。そこで仕方なく、通常料金でコーヒーを注文して地下に降りてみると、残念なことに、どの席にもコンセントは付いていなかった。三宮にあるマクドナルドでは、コンセントを利用できることを確認していたのだが、コンセントを使用できるマクドナルドはまだまだ限られているのかもしれない。

 私はコーヒーをすすりながら、集中してノートパソコンに向かった。「ガンまる日記」をつらつらと書き綴りながら時計を見ると、早くも約束の十四時が目前に迫っていた。途中、友人から電話が掛かって来て、彼女が市バスに乗って東寺まで移動したことを知った。私は、
「申し訳ないけど、もう少し待って」
と彼女にお願いして、慌てて記事を書き上げると、タクシーを拾って東寺へと向かった。京都駅前から東寺までは、歩いて十五分くらい掛かる。徒歩以外では、市バスを利用するか、近鉄電車を利用して東寺の近くまで行くかのどちらかだ。しかし、友人との約束の時間が迫っていたため、タクシーを利用することにしたのである。

 東寺の弘法さんの市に足を運ぶのは、おそらく一年半振りのことである。確か、京都御所で行われた野外ヨガのあとに東寺・弘法さんの市を満喫したはずだ。あれから一年以上も東寺に足を運んでいないとすると、さすがに懐かしい。

 タクシーを降りると、東寺の入口付近に露店が見えた。東寺の中はもちろんのこと、外にも露店が出ているのだ。まだ東寺の門をくぐったわけでもないのに、私の血はざわざわと騒いだ。私は、骨董市の露店が大好きだ。露店に並べられている手作りの品やデットストック(デトックスではない)などを掘り出すのが大好きだ。何百もの露店の中から、お気に入りの品を扱っている露店を探し当て、じっくりと見て回るのが大好きだ。信じられないような値段で買い物をするのが大好きだ。私は興奮しながら入口近くの露店に駆け寄った。そうそう、この雰囲気。その露店には、私の欲しいものはなかったが、露店に並べられた商品に人々が見入っている姿を見守るのも好きである。私はわくわくしながら東寺の門をくぐり、東寺に着いたことを知らせるために、友人に電話を掛けた。

 ところが、友人はなかなか電話に出てくれない。きっと彼女も買い物に夢中になっているのだろう。それにしてもものすごい人である。前日まで天候が不安定だったが、晴れて良かった。それにしても、これだけの人の中で、果たして無事に彼女と合流することができるのだろうか・・・・・・。

東寺・弘法さんの市

 露店で売られているのは、食料品のほか、アクセサリ、衣料品、健康食品、靴、バッグ、まな板、陶器などである。私は早速、おそらくネパール製と思われる手編みの耳紐付き帽子を四つも買い込んだ。一つ八百円だった。この手編みの耳紐付き帽子は、かぶったときに耳が隠れるように編まれた毛糸の帽子で、耳の先には紐が付いている。私は、ネパール製の手編みの帽子のカラフルな色使いが好きなのである。根っからの関西人ならば、
「四つ買うからまけて」
とさらりと言えるのだろうが、私は関西人になり切れない小心者なので、提示された通りの値段で買った。

 買い物をすると、露店巡りにより楽しさが増して来る。東寺を訪れているたくさんの人たちの仲間入りを果たしたような気持ちになれるのだ。そして、一つ買い物をすると、財布の紐はどんどん緩んで来る。私は、通勤に使えそうなヤッケ(短いレインコート)を買った。一つ三百五十円である。ガンモの分と合わせて色違いを四つ購入した。これまで、雨の日に使用していたカッパがあるのだが、使用したあとひどくかさばってしまうので、コンパクトに折り畳める雨具が欲しかったのだ。まとめ買いしたのに、小心者の私は、またしても値切ることができなかった。

 買い物を続けながら、何度か友人に電話を掛けてみたが、やはり通じなかった。私は、いずれ会えるだろうと思い、買い物を続けた。しばらくすると、彼女から電話が掛かって来た。
「今、どこにいるの?」
と彼女に尋ねられたが、お互い、自分がどこにいるのか答えられなかった。何百という露店がたくさんある上に、二人とも東寺に足を運ぶのが久し振りだったので、勝手が良くわかっていないのだ。それに、お互い東寺に足を運んでから、まだそれほど時間が経っていなかったので、もう少し購買意欲が落ち着いてから合流することになった。

 私は更にニットの帽子を買った。こちらは手編みではなく、編み目の細かい機械編みである。イギリスの国旗やアメリカの国旗のマークが縫い付けられている。何と、一枚百円である。この手の帽子はオフィスのクーラー避けにいいのだ。私は三枚購入した。

 他にも欲しいものがたくさんあった。大阪の四天王寺で行われている骨董市では、腹巻が一枚五百円で売られているので、東寺にも同じ露店が出ていれば、その露店で腹巻を買いたい思っていた。一枚五百円でなければ買わない。また、できれば冷え取り健康法に活用できそうな靴下も欲しかった。それから、お手頃価格の布ナプキンがあれば欲しかった。あれやこれやと目を光らせながら物色していると、懐かしい人に出会った。友人である。お互い、目が合った瞬間、
「あーっ」
と声を上げた。朝から京都入りして、既に祇園で買い物を済ませて来た彼女は、少し疲れが出て来たらしく、荷物を置いて少し休もうと思ったようだ。私も、彼女と合流するにはその辺りが一番わかり易いだろうと思っていたので、ちょうど良かった。彼女の戦利品を少し見せてもらった。やはり、彼女も骨董市に来ると血が騒ぐらしい。その気持ちは痛いほど良くわかる。

 彼女と合流してからも、お互い、自分の見たいものを自由に見て回った。何だろう、この心地良さは。お互い、必要以上の気遣いは一切しない。それでいて、お互いの自由意思が尊重されている。考えてみると、彼女とは気取った付き合いをしているわけではないので、こうして一緒に骨董市を楽しむことができるのかもしれない。ちなみに今回、仕事の待機要員に当たってしまい、一緒に京都に来ることができなかったガンモもまた、骨董市で血が騒ぐタイプである。

 骨董市があまりにも庶民的な場所だからだろうか。誰かを骨董市に誘うのは勇気がいる。根本的な部分でお互いの手の内を見せ合っていなければ、骨董市には一緒に足を運べない。私にとっての骨董市は、私自身の本質に関わる場所であるようにさえ思えるのだ。骨董市で血が騒ぐ感覚を一緒に体験できるからこそ、一緒に足を運べるのだと思う。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 例え無遠慮に振る舞ったとしても、決して相手の自由意思を奪うことにはならないのだと実感しました。反対に、いつも礼儀正しく振る舞うことが、相手の自由意思を尊重することではないですね。今、相手が何を欲しているのか、先回りをして行動するのではなく、お互い自由に行動しても調和する方法もあるのですね。相手が何を欲しているか、先回りをして行動すると、かえって相手の行動を制限してしまい、自由意思を奪ってしまうような気がします。自分のほうから、相手のために行動するということを辞めてしまえば、相手も自由にのびのびと行動できるようになるのかもしれませんね。

さて、今回も記事の中にボタンを埋め込ませていただきますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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