ヨーロッパのトイレ事情
※テントにスポットクーラーがやって来たの記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m 暑い日が続いていますが、皆さん、いかがお過ごしでしょうか。東北地方で大雨による被害が出ていたり、複数の台風が発生していたり、南海トラフ巨大地震が発生する可能性がこれまでよりも高まったとの発表があったりと、不安なことがたくさんありますね。こんな時に何ですが、実はガンモと私は久し振りに海外に来ており、チェコとポーランドを回っています。宮崎で震度6弱の地震が発生した日に仕事を終えて、翌朝の早朝フライトに備えて空港近くのホテルに前泊しました。次に帰って来るときに、日本が大変なことになっていたらどうしようかという不安も拭い切れませんでしたが、日本にいても不安であることには変わりがないことと、出発に向けての準備を一生懸命進めていたこともあり、思い切って出掛けることにしました。父とは電話でときどき話をしていますが、ひとまず一週間過ぎたので気持ち的には少し楽になったとのことでした。巨大地震に備えてあちらこちらで水などの備蓄品が売り切れになっているそうですね。父は何も準備していないとのことだったので、ひとまずお水で作れるおにぎりをネットで購入して送りました。仮に巨大地震が発生するとしても、そのときに自宅にいるとは限らないので、果たしてこうした備蓄がどれだけ役に立つのかはわかりませんが、やはり予め準備しておくと、少しは安心できるのではないでしょうか。また、いざというときのために、家族との連絡方法を確立させておくといいのではないかと思い、私は災害伝言ダイヤルで実家の電話番号を使って父と連絡を取り合うことに決めています。幸い、ガンモは定年退職をして自宅に隠居中で、私も仕事がある日はいつも自宅でテレワークをしていることから、巨大地震発生時にガンモと私が離れ離れになる可能性はかなり低いのですが、万が一別行動を取っているときに巨大地震に見舞われてしまったとしたら、自宅の電話番号を使って災害伝言ダイヤルで連絡を取り合うと決めました。夏の暑い日にエアコンなしで生きられるのかどうかの不安もありますが、それを考えると、改めて、水を備蓄しておくことが非常に重要であるように思えますね。そのため、川の水などを浄化してくれる、携帯用の浄水器を探しているところです。何はともあれ、様々な自然災害に気を付けて、この暑い夏を乗り切りたいですね。
ヨーロッパを旅行する度に、毎回不安になるのは、トイレの数とトイレを利用するための小銭の準備である。日本には、数多くの公衆トイレが存在しており、しかもほとんどすべてのトイレを無料で利用することができる(かつて、私が東京に住んでいた頃に、新宿あたりで有料トイレを見かけたことがあったのだが、現存しているかどうかは不明である)。日本にいる限り、私たちにとって、トイレは行きたいときにいつでも行ける場所であると言っても過言ではないだろう。
しかし、前述したように、ヨーロッパでは事情が異なる。公衆トイレの数が圧倒的に少なく、運良く見つけられたとしても、利用するのに小銭が必要である。中には、タッチ(ド)ペイに対応したトイレもあるが、まだまだ少ない。トイレの利用料金は、場所によって異なるが、およそ60円くらいである。タッチ(ド)ペイに対応していないトイレでは小銭が必要なので、小銭の持ち合わせがない場合は、トイレを利用することがない。すなわち、我慢するしかない。特に海外からの旅行者にとって、小銭を手に入れるのはなかなか難しい。カードやタッチ(ド)ペイなどが発達しているため、小銭のお釣りをもらう機会が少ないからだ。あるいは、旅行者でなくとも、尿意をある程度我慢できる状況にあれば、わざわざお金を払ってトイレに行くよりも、帰宅してからトイレに行こうという気持ちになってもおかしくはないと思う。
まるでそのような事情に比例するかのように、ヨーロッパの人たちのトイレ周期は長い。例えば、国際線の飛行機のエコノミー席の窓側や中央席を利用する場合、通路側の人がトイレに行くのと同じタイミングにトイレに行こうと思っていても、相手がヨーロッパ出身の人だとなかなかトイレに行くために立ち上がってくれない。長い人だと、トイレを七時間くらい我慢するのも平気なようだ。これではこちらがたまらないので、こちらからお願いして席を立ってもらうことになる。
ところで、これまで私は、ヨーロッパの人たちがトイレに行く回数が少ないのは、トイレの事情に合わせて身体が適合しているからだと思っていた。しかし、今回の旅行で、どうもそれ以外にも事情がありそうだということがわかって来たので、ここでシェアさせていただこうと思う。
まず、今回、私たちはまずチェコまで飛行機で移動して、チェコからの寝台列車でポーランドまで移動した。私たちが滞在中のチェコの最高気温は32度くらいだった。日本よりも最高気温は低いものの、それなりに日差しは強い。その状況で街歩きをしたところ、非常に喉が渇いてしまった。私の場合、500mlのボトルに水出し紅茶を作っておいて、喉が渇く度に飲んでいたのだが、あっという間に飲み干してしまった。そこで、追加用の紅茶のティーバッグと、追加用の500mlのペットボトルの水も用意して、新たな水出し紅茶を作って飲むようにした。それでもまだ喉が渇くときは、街の給水ポイントで500mlのペットボトルに水を追加し(チェコの水道水は飲むことができる。ただ、硬水なので、日本人にはお腹が少し緩くなることもある)、更に水出し紅茶を作って飲んでいた。すなわち、夏にチェコで街歩きをすると、だいたい1リットルから1.5リットルくらいの水分が必要になるということだ。しかし、不思議なことに、それだけ多くの水分を取ったとしても、トイレに行きたい気持ちを極力抑えることができる。ある程度の尿意は感じるのだが、切羽詰まって行きたいという状況にはならないのだ。日本でも、夏の暑い日に街歩きをすると、かなりの水分を身体が欲することになるが、あまりにも暑いと、尿の量が少なくなったりする。どうもそれと同じようなことがヨーロッパでも起こっているように見える。
ヨーロッパは日本と違い、空気が非常に乾燥している。そのため、外を歩いているうちに、肌を通して身体の水分がどんどん失われて行くように思う。そのため、汗をかいたとしても、日本のように肌がベトベトにはならない。その代わり、自分では意識していないところで身体の水分が失われてしまっているのではないかと思う。日本ほど暑くなくても、短い時間で喉が渇いてしまうのはそのせいだと思う。もし、日本の夏でもチェコと同じくらいの最高気温であれば、湿度の高い日本では、街歩きの際にそれほど水分は必要ないのではないかと思う。
チェコの人たちは、街歩き用の手荷物以外に大きな水ボトルを手に持ち、街の給水ポイントを見つけては、自ら持参した水ボトルに給水している。中には、大きな水ボトルを家族で一本持ち歩き、家族で回し飲みをしている人たちもいる。日本では、オフィスにマイボトルを持参している人は多いかもしれないが、水を手に持って街歩きをする人はあまり見かけない。チェコの人たちが欲しているのは明らかに水であり、マイボトルに入れるコーヒーや紅茶ではないのだ。
日本は空気が湿っている分、肌から失われる身体の水分はヨーロッパよりも少ないはずだ。また、ヨーロッパよりも気温が高い分、もちろん喉も渇きやすいが、トイレが無料であることも手伝って、トイレを見つけたら、できるだけ利用しておきたい心理が働く。そのため、トイレの回数が多くなりがちなのではないだろうか。言い換えると、私たちの身体は、気候や土地の状況に順応していると言えるのではないかと思うのだ。
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※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 今回の旅行で、様々な気付きありました。まずはトイレ事情について書いてみました。補足しておくと、トイレでチェコのチェココルナ(チェコのお金の単位)以外に、ユーロを使えるところもありました。相場は1ユーロです。しかし、そこで求められるのはあくまで1ユーロ玉(だま)であり、50セント2枚を差し出しても入れてもらえませんでした。(苦笑)
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