かわいいファースト・レディ
※母の十三回忌の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m 皆さん、三連休をいかがお過ごしでしょうか。ほんの少し残暑が少し和らいで来たかと思ったら、また夏日に戻ったりといった日々が続いていますね。ウォーキングをしていると、秋の虫たちが気持ちよさそうに鳴いているというのに、外はまだまだ暑いという状況です。当の虫たちも混乱しているかもしれませんね。ふと思ったのですが、みんなで力を合わせて草木を植えるようにしたら、CO2の削減に貢献できるだけでなく、熊たちが人間を襲う問題もやがて解決して行けるのではないでしょうか。近年、あちらこちらで山火事が発生しているのも、実は私たちが木々の大切さを再認識するためなのかもしれない、などと考え始めています。
今回は、フランス大統領の奥様であるブリジット・マクロン女史に関するとんでもない噂話について書いてみたいと思う。既にご存じの方もいらっしゃるかと思うが、「彼女は男性として生まれた。彼女の兄が性転換して女性になった。彼女の兄の顔と彼女の顔をAIに判定させたところ、高確率で同一人物であるという判定結果が出た。ブリジット女史は、まるで急に大人になったみたいに、若い頃の情報がない」などなど、根も葉もない噂を広めている人たちがいる。しかも、ブリジット女史はもともと彼女の兄だったというだけでなく、マクロン大統領の父親であるという説まで浮上しているのだ。というのも、本来は血の繋がりのないはずの、ブリジット女史の兄の子供がマクロン大統領にそっくりだという情報もあったからだ。説明に使われている写真の真偽は定かではないが、ここまで来ると、もうとんでもない話である。
ことの発端は、四年ほど前にある人物らが広めた噂が引き金になっており、それをアメリカのポッドキャスターのキャンディス・オーウェン氏が支持する形で拡散されているようだ。彼女のYouTubeチャンネルを見てみたが、これらのことについてシリーズ化し、力をこめて大真面目に語っていた。おそらくだが、ブリジット女史がマクロン大統領よりもかなり年上だったことから、様々な憶測が飛び交い、このような奇妙な噂話に結びついたと思われる。しかし、キャンディス・オーウェン氏がフランス人ならまだしも、アメリカ人の彼女が何故ここまで力を入れてこの情報を拡散しているのか、私にはさっぱりわからなかった。
Camblyの英会話のレッスンで、複数の講師にこの話題を振ってみたところ、いろいろな反応が返って来たので、ここで皆さんにシェアさせていただこうと思う。
まずはフランス在住のイギリス人講師にこの話をしてみたところ、
「その話は知ってるけれど、まったくのデマよ。ブリジット女史の兄は別人として存在していて、かつてチョコレート工場のオーナーを努めていたのだけど、残念ながら、2018年に亡くなってしまったのよ」
と教えてくれた。調べてみると、ブリジット女史の実家は確かにチョコレート工場を営んでいたようだ。フランス在住の講師にこの噂を強く否定してもらえて、私はすっかり安心した。キャンディス・オーウェン氏は、「ブリジット女史と彼女のお兄さんが同時に会見を開けば、即座に解決することなのに」などと主張しているが、ブリジット女史のお兄様が既に他界されているのであれば、お二人が同時に会見を開くことは、もはや不可能だろう。もし、キャンディス・オーウェン氏がそのことを知っていた上で同時会見の話に言及しているのだとしたら、かなり悪質だと思う。
南半球在住のイギリス人講師にもこの話をしてみたところ、その講師もやはりこの噂のことは知っており、このようなデマを流す人たちについて、デマを広めるべきではないときっぱりと言い放った。このとき私は、自分自身がこの噂に踊らされてしまったことを深く反省した。
イギリス在住のイギリス人講師にもこの話題を振ってみたところ、その講師自身はこの噂のことは知らなかった。しかし、今や生成AIなどの発達により様々なフェイクニュースが飛び交う中で、私たち自身がどのようにして真実を見極めて行くかについて話し合うことができた。私は、
「やはり最初は信じてしまいがちですが、いろいろ調べているうちに、やがて嘘であることに気づくことになると思います」
と答えた。
ポッドキャスターやYoutuberなどのインフルエンサーが「職業」として存在するならば、彼らは自分自身に支払われる収益のために多少のリスクを犯してでも、人々から注目される投稿を続けて行くのかもしれない。そこが、真実を伝える責任のある「報道」との大きな違いだろうか。ただ、ブリジット女史の件については、過去に裁判にまで発展しており、いったんはインフルエンサーたちに支払い命令が出されていたものの、のちに逆転無罪となっている。そのような背景があるために、キャンディス・オーウェン氏も強気なのかもしれない。
今後もこのような傾向が続いて行くのだとしたら、果たして私たちはどのような対策を取って行けばいいのだろうか。調べてみたところ、Snopes.com | The definitive fact-checking site and reference source for urban legends, folklore, myths, rumors, and misinformation.というサイトが存在していることがわかった。このサイトは、真偽がわからない噂などの情報についての真偽を判定してくれるサイトである。試しに"Was Brigitte Macron born male?(ブリジット・マクロンは男性として生まれた?)"と入力してみると、噂の真偽を判定してくれた。いくつかの判定結果が表示されており、
"No, France's First Lady Brigitte Macron Isn't Trans"
(いや、フランスのファーストレディー、ブリジット・マクロンはトランスジェンダーではない)
といった情報が複数出ていた。すなわち、「ブリジット・マクロン女史は男性として生まれたわけではない」と判定されたいうことだ。このサイトでは、FactBotというAIが活躍してくれているようだ。今後はこのようなサイトを活用して、噂の真偽を確かめることにしようと思う。(日本語で検索できるサイトもいくつかあるようだが、今回のケースは、検索してもヒットしなかった)
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※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 今回の噂について調べているうちに、ブリジット・マクロン女史は私よりもずっと年齢が上なのに、とてもかわいらしい方だなあと思いました。やはり、彼女が感情を押し殺さずに生きているように見えるからでしょうか。少し前には、飛行機の中でマクロン大統領を平手打ちする映像が出回っていましたね。間違いなく、かわいいファースト・レディだと私は思います。
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