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2025年6月

2025.06.22

GWの東北旅行~車中泊と民宿に宿泊の旅(4)

GWの東北旅行~車中泊と民宿に宿泊の旅(3)の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m まだ六月だというのに、ここのところ真夏日が続いていましたね。それでも私たちは、まだエアコンを使わずに、何とか乗り切っています。後追いになってしまいましたが、東京で目の当たりにしたオーバーツーリズム山火事の爪あとの記事とリンクしている動画を元記事に追加で貼り付けました。よろしければ動画のほうもご覧くだされば幸いです。インドの飛行機が墜落してしまったり、イランとイスラエルで紛争が始まってしまったりと、今年は何だか心を痛めることが多いように感じています。日本においても、七月五日に大津波が発生するという予言が拡散されたことから、警戒心が高まって来ているように思います。いざというときのための備えは必要ですが、ノストラダムスの大予言のときみたいな結果になってくれるといいなと思っています。さて、GWの東北旅行ですが、先に東北地方のことを書いてしまったので、今回からしばらくは、東北地方にたどり着くまでのことを書いて行こうと思います。


 四月二十五日(金)の夜に自宅を出発した私たちは、途中で晩御飯を食べて、滋賀県にある伊吹パーキングエリアで車中泊をした。その翌日の四月二十六日(土)は高速道路を使い、静岡県まで移動した。今は静岡市に統合された清水(区)にある港近くのショッピングセンターでお昼ご飯を食べて、その近くにあるフェルケール博物館を見学した。そして、その日は道の駅「みのぶ富士川観光センター」で車中泊をした。

 四月二十七日(日)に、「ゆるキャン△」の聖地である本栖高校近くにある常幸院というお寺に車を停めて、お寺の入口にいる犬たちと戯れた。とても人懐っこい犬で、私たちが近寄ると、うれしそうに尻尾を振って歓迎してくれた。犬の近くに骨のおもちゃのようなものが落ちていたので、拾い上げて犬に渡してみると、何だか急にスイッチが入ったように骨のおもちゃを大きく振り回して私たちを笑わせてくれた。

 その犬がいる場所の反対側にも別の犬がいたのだが、こちらの犬は最初の犬と性格がまったく異なっていた。最初の犬が感情を全開にして人間と接しているのに比べ、こちらの犬は普段から感情を押し殺しているように見えた。しかし、ガンモが手を差し出すと尻尾を降り始めた。どうやら、自分に心を開いてくれた相手だけを受け入れようと、最初から心に決めているように見えた。こちらがその犬を受け入れて頭をなでてやると、私たちが少し動いただけで、反対側から駆け寄って来て、お手までしてくれた。

 二匹の犬たちは、お寺の左右の入口に設置された別々の犬小屋に棲んでいた。対照的な二匹の犬は、まるでリアル狛犬のようだった。そのお寺は、「ゆるキャン△」の聖地を訪れる人たちに向けてお寺の駐車場やトイレを開放してくれているため、おそらく全国から多くの人たちが聖地巡礼のために訪れているのだと思う。そのため、最初の犬も次の犬も、やはり出会った人たちとの別れが辛いのではないかと感じた。何故なら彼らは能動的に動いているわけではなく、常に受け身の状態でずっとそこにいて、訪れる人たちをただ受け入れているだけだからだ。自分から能動的に動いている私たちとは立場が違う。最初の犬は、人との出会いを正面から受け入れ、喜び、そして別れを悲しんでいた。次の犬は、出会ってもすぐに別れが訪れることをあらかじめ知っているので、最初から感情レベルを落として人と接しているいるように見えた。性格の違う犬たちだったが、出会った人たちとの別れを悲しむところは同じだと感じたのだった。


※私が撮影した動画をご紹介させていただきます。よろしければご覧ください。

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※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 最近、週末ごとに動画を編集してYoutubeにアップしています。やはり編集には時間が掛かってしまうので、海外のテレビドラマを鑑賞する時間が減ってしまっています。(苦笑)動画編集も自己表現の一つなので、ブログと連携できるところは連携させて行きたいと思っています。

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2025.06.08

GWの東北旅行~車中泊と民宿に宿泊の旅(3)

「ふうふ写真散歩」が手元に届いたの記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m 六月になりましたね。何やらトランプ大統領とイーロン・マスク氏が決別したようで、株価などにも大きな影響を与えているようですね。人と人は凸凹の組み合わせのほうがうまく行くように思います。トランプ大統領もイーロン・マスク氏ともに凸型(改革大好き?)なので、双方の関係には、最初から互いをお許容する姿勢が足りていなかったのではないかと思います。それでは、GWの東北旅行~車中泊と民宿に宿泊の旅(2)の続きをお届けしたいと思います。その前に・・・・・・。原子力発電にからむ出来事として、私自身の中で、ずっと引っかかっている事件があります。私がどのようなことに引っかかっているか、もしご興味のある方がいらっしゃいましたら、以下の動画をご覧くださいませ。(どの動画も1.75倍速で閲覧できます)


 今回の東北車中泊の旅で、私たちは、2006年に訪れた女川(おながわ)駅を再訪した。当時、女川駅と隣接する場所に女川温泉ゆぽっぽという町営の温泉施設があった。その温泉施設には、鉄道の車両を改造した「お座敷列車」の休憩所があり、鉄道好きの私たちは、お風呂に入ったり、その「お座敷列車」の休憩所で休んだりした。参考までに、当時撮影した写真を掲載しておく。

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 しかし、この女川周辺は、14年前の東日本大震災の大津波の被害に遭ってしまい、当時あった建物は流されてしまったようだ。そのため、現在は新しい建物が建てられている。ただ、鉄道の車両を改造した「お座敷列車」は影も形もなかった。やはり、大津波で流されてしまったのだろうか・・・・・・。

 現在の女川駅周辺は完全に生まれ変わっており、おしゃれな飲食店なども立ち並んでいた。私たちは新しくなった女川駅前でお昼ご飯を食べた。その後、津波に流されて大きく傾いた傾いた旧女川交番を見学した。二階建ての鉄筋コンクリートの杭が引き抜かれて横倒しになった旧女川交番を見て、改めて大津波の恐ろしさを思い知った。

 私たちのように、かつて足を運んだことがあるというだけでも、大津波の影響で町がすっかり変わってしまっていることに関して胸が痛むというのに、実際に大津波を経験された地元の方たちにとってはどれほど恐ろしく、そして辛く耐えがたい出来事であっただろうと思う。しかも、こうした自然災害は事前に防げるというものではなく、ひとたび起こってしまえば、それを命がけで受け止め、やがて再生して行くしかない。いつ発生するかも正確にはわからず、仮に大地震が発生したとしても心配の種が終わるわけではなく、何年か経つと再び同様の心配が生じる。今や、日本のどこに住んでいるとしても言えることだ。そうであれば、私たちも、東北の方たちから学んで行くしかない。何しろ、東日本大震災は、世界で四番目に規模の大きい大地震だったのだから・・・・・・。今回、私たちが東北を訪れたメインの理由ではないにしても、私たちは過去に発生した大地震に意識を向け、被災地の方たちがどのように苦難を乗り越えて来られたのかを学んでおく必要があるように思うのだ。

 ちなみに、日本が地震大国であることは、Campblyの講師たちも認識されている。「日本人の生徒さんとレッスンをしているときに、日本で地震が発生して、生徒さんの画面が大きく揺れたけど、生徒さんは『大丈夫、大丈夫』と言って、普通にレッスンを続けたのよ。逆にこっちが心配になっちゃったわよ」と証言するCamblyの講師が私の周りだけでも複数いる。

 近年では、私たち日本人が実施しているような、災害時の持ち出し用バックを準備することも、次第に海外で広がりつつあるようだ。やはり、気候変動や地殻変動などの話題はCamblyのレッスンで良く講師から振られる話題でもある。実際、ここ10年くらいのうちに、かつてほとんど地震のなかった四国でも地震が発生するようになり、日本国内で発生する地震の規模も大きくなりつつあるように感じている。夏に涼しかったヨーロッパも次第に暑くなり、世界レベルで見ても、以前とは違う何かが起こり始めているような気はしている。これらの変動が何らかのシフトを意味しているのだとすると、やはりそうした変動が既に起こっている地域の人たちから学ぶことがたくさんあるようにも思うのだ。私も、東北で学んだことをCamblyのレッスンを通じて講師たちに伝えて行く。「津波が発生したときは高台に逃げるべきだ」ということを、どこかで聞いたことがある人と、まったく聞いたことがない人では、いざというときに取る行動が異なって来るように思う。現に、去年スペインで起こった大洪水では、情報が少なかったために、洪水が発生しているというのに、より低い土地のほうへ逃げてしまい、命を落としてしまった人たちも多かったようだ。だから私は、地震や津波をほとんど身近に感じたことがないイギリス人講師たちに、今回の東北旅行で感じたことを伝えるのは、それなりに意味のあることなのではないかと思っているのだ。


※このブログへのコメントは、ガンまる日記掲示板で承ります。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 私たちがGWの旅行先に東北を選んだのは、そろそろ東日本大震災で起こったことを真正面から受け入れる時期に来ていると感じていたからでした。そして、ひとたびその現実を受け入れたら、現地で学んだことを広く伝えて行くことが必要であるように感じました。

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