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2025.04.12

山火事の爪あと

「鎮圧宣言」に歓喜するの記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m 朝晩はまだ肌寒いですが、春を感じられる季節になりましたね。先週末、お花見をされた方も多いのではないでしょうか。私たちは、今年のお花見は見送って、帰省していました。


 今回の帰省では、実家に一泊と松山のホテルに一泊することになった。実家から松山まで向かう途中に、勇気をふり絞って、先日の山火事で焼けてしまった場所を少しだけ車で走ってみて驚いた。山肌はもちろんのこと、国道のすぐ近くの道路脇の木々までもが、黒く焼け焦げていたのだった。山火事が発生していた当時、その国道が通行止めになっていたのも無理はない。ここまで火が迫って来ていたのだった。胸が締め付けられるような想いだった。私はその場にはいなかったが、当時、この付近にいて、山火事がどんどん燃え広がって行く様子を、やりきれない気持ちで見守っていた人たちの恐怖が伝わって来るかのようだった。

 懸命な消火活動と恵みの雨のおかげで山火事は鎮圧されたが、これで終わりではない。山火事があった場所は、土砂崩れが発生しやすい状況になってしまっているそうだ。燃えたあとの灰が溜まっている場所に雨が降ると、雨が地面までしみ込みにくい状況になってしまっているらしい。すなわち、地表から雨が下へと流れ易くなってしまっているそうだ。大げさに例えて言うならば、山火事が発生していない山がスポンジのように雨水をどんどん吸収できる山だとすれば、山火事が発生して地表が変わってしまった山は、雨水のしみ込みにくいトタン板のようなものだろうか。トタン板の山は、雨水が上から下にどんどん流れて行ってしまうため、土砂災害を引き起こす危険性が高くなるのだろう。山火事があった地域にお住まいの方たちは、大雨の時期には注意が必要だ。

 近年、あちらこちらで発生している山火事は、私たちに一体何を伝えようとしているのだろうか。最近になって、ようやくその答えがわかったような気がしている。山火事は、私たち人間が自然を破壊してしまっていることを視覚化しているだけなのではないか。自然が悲鳴を上げていることが伝わりやすいように。そう思うと、「自然よ、ごめん」という気持ちになってしまうのだった。


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※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 今回の山火事の鎮圧にあたり、龍神様のお力をお借りしたので、龍について少しずつ調べています。そしてわかったことがあります。西洋の龍は竜であり、口から火を吹くということです。しかも、西洋の竜は悪者らしいです。一方、アジアにおいては龍は神様で、口から水や霧を吐くそうです。西洋の竜にお願いしていたら、鎮圧できなかったかもしれませんね。(苦笑)

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