旧・オスカー・シンドラーのホーロー工場跡と、海外では初めてのAirbnb
※トイレ/シャワー付き寝台列車に乗って、チェコからポーランドまで大移動の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m 先日の大雨の影響で、元旦に大地震が発生した石川県で複数の方が亡くなられたと聞きました。あれほどの大地震に加えて、今度は大雨による被害とは・・・・・・。言葉がありません。亡くなられた方たちのご冥福を心よりお祈り申し上げます。ようやく涼しくなって来たところですが、現在も二つの台風が発生していますね。あれだけ暑い夏だったのですから、台風シーズンが終わるまで、まだ時間がかかりそうです。引き続き警戒して行きたいですね。
私たちは、チェコのプラハから寝台列車に乗って、ポーランドのクラクフに到着した。クラクフには二泊する予定で、宿泊先として、クラクフ中央駅近くのAirbnbを予約していた。部屋を使用できるようになるまでまだ時間があったので、私たちはスーツケースを駅の手荷物預かり所に預けて身軽になった。
私たちはまず、宿泊するAirbnbの場所を確認することにした。こちらは、駅から近いのですぐにわかった。続いて、翌日参加することになっている現地ツアーの集合場所も確認しておいた。
その後、クラクフ中央駅周辺をぶらぶらと歩いてみた。お昼頃になり、お腹が空いて来たので、プラハでも行ったミルクバー(共産主義時代からの労働者向けの安価な食堂)を探して行ってみた。しかし、既に多くの利用客でいっぱいで、しばらく待たなければ利用できない状態だった。そこで、駅ビルの中にあるケンタッキー・フライド・チキンに足を運び、セルフオーダー端末を操作して商品を注文した。
ケンタッキー・フライド・チキンでは、注文が通ると、カウンターの上方にある大きなディスプレイの受付番号表示用の窓に受付番号が表示された。そして、注文した商品が出来上がると、今度は出来上がったことを知らせるための窓に受付番号が表示された。私は、出来上がったことを知らせる窓に私たちの受付番号が表示されたのを確認して、カウンターまで商品を取りに行った。有難いことに、飲み物はお代わり自由だった。残念ながら、普段からケンタッキー・フライド・チキンをほとんど食べていないため、日本の同一商品との食べ比べはできなかった。
こうして腹ごしらえをしたあと、私たちは路面電車に乗って、シンドラーの工場跡を利用した博物館に向かった。チェコのプラハの路面電車や地下鉄もそうだったが、ポーランドのクラクフの路面電車もまた、時間制のチケットだった。すなわち、開始時に打刻して、そこからカウントダウンが始まり、購入した時間内に下車すればOKというシステムになっているのである。シンドラーの工場跡の博物館までどのくらいかかるか良くわからなかったので、私たちは60分乗車可能な切符を購入して路面電車に乗り込んだのだが、路面電車内の案内を見てみると、博物館のある最寄り駅まで15分で着くことがわかった。ということは、20分乗車可能な切符でも利用可能だったようだが、途中で電車が遅れることも有り得るので、60分利用可能な切符のほうが安心して利用できたと思う。
さて、路面電車を下車した駅から十分弱歩いたところに、シンドラーの工場跡を利用した博物館があった。既に入場待ちの長蛇の列ができていたが、せっかく来たので最後尾に並んで入場待ちをした。ガイド付きの入場券もあるらしく、そちらのほうが入場を優先されているようだった。私たちはガイドなしのまま利用したかったので、根気強く列に並び続けた。ただ、この日は日差しがとても強く、外に並び続けるのはかなりきつい状態だったが、根気強く一時間以上も並んで、ようやく入場することができた。
博物館の中はエアコンが効いていて涼しかった。館内ではガイドが引率するグループがいくつも見受けられた。先ほどまで入場待ちをしていた博物館の外だけでなく、博物館の中にもたくさんの人たちがいたことになる。ガイド付きの切符を購入した方たちは、ガイドの説明に耳を傾けるために、しばらく通路に立ち止まることになる。そのため、私たちは立ち止まっている人たちの間を通って移動することが憚られた。とは言え、自分たちの見学ペースも守りたいため、できるだけ立っている人たちの邪魔にならないように移動した。
博物館内は、ユダヤの人々の暮らしや、ナチスの資料や映像、シンドラーの工場で製造されていたホーロー製品など、展示が盛りだくさんだった。どういう意図なのかわからないが、ヒトラーのパペット人形まで展示されていた。
私たちは、博物館をあとにして、元来た道を戻った。手荷物預かり所に預けていたスーツケースを受け取り、コンビニで夕食を買って、予約していたAirbnbにチェックインした。Airbnbでは、鍵を置いてあるボックスの暗証番号をホストから教わり、教えてもらった暗証番号を使って鍵を取り出す。その鍵を使って借りた部屋に入室するわけなのだが、ヨーロッパのAirbnbの鍵はちょっと癖がある。どういうことかというと、鍵を鍵穴に挿した状態で二回ほど回す必要があったりするのだ。更に、部屋の中から鍵をかけるときも、外から開けた鍵を使って鍵をかける。日本では、外から開けた鍵を使って鍵を開けて中に入ったあと、部屋の中から鍵をかけるときは、たいていドアに付属の回転式のロックをスライドさせて鍵をかけると思う。ヨーロッパのテレビドラマや映画などで、外から開けた鍵を使って、部屋の中から鍵をかけているシーンを何度か目にしたことがあったのだが、実際に使ってみると不思議な感じだった。ガンモはすぐにこの鍵のシステムに慣れたようだが、私はやや不安だった。聞くところによると、こうしたタイプの鍵は、日本人と中国人には難しく、ホストへの問い合わせも多くなっているのだそうだ。
Airbnbは、過去に日本で一度だけ利用したことがあった。そのため、私たちは今回で二回目の利用となる。私たちが利用したクラクフのAirbnbの部屋はこじんまりしていたものの、必要なものはすべてそろっていた。有難かったのは、洗濯機だ。三泊したプラハのホテルには、コインランドリーがなかったので、浴室で服を手洗いして部屋に干していた。手洗いするのは簡単だが、洗剤が落ちるまですすいだあと、手で絞るのはなかなか骨の折れる仕事だった。
実は、Airbnbに設置されていたのと同じようなタイプの洗濯機を、以前、ロンドンで利用したStudio Flatで使おうとしたことがある。そのときは、洗濯機を使うために設定することがあまりにも多すぎて使い方がさっぱりわからず、イギリス人の男性に助けてもらった。Camblyのレッスンのときに、ヨーロッパの洗濯機は使うのが難しいので不安だという話をしたところ、「設定は変えずに、そのままにしておけばいいのよ」とアドバイスをもらった。また、ヨーロッパ式の洗濯機は、洗濯完了まで4時間かかるという。「本当に4時間かかるのですか?」とCamblyの講師に確認してみたところ、「確かにだいたい4時間かかるけど、1時間で終わらせる設定もできるわよ」と教えてもらった。また、洗剤や柔軟剤を入れる場所が三カ所ほどあり、どこに何を入れたらいいのか、ロンドンではさっぱりわからなかったのだが、今回は事前にYouTubeの動画を見て、洗剤は一番左に入れればいいということを確認しておいたのだった。
更に、Camblyの講師に聞いてみて初めてわかったことだが、日本で一般的に使われている据え置き型の縦型の洗濯機は、アメリカ式の洗濯機だったのだそうだ。ヨーロッパで普及しているドラム式の洗濯機とは使い方がまったく異なるのである。(最近は、日本でもドラム式の洗濯機が増えて来ているのかもしれないが・・・・・・。)というわけで、「1時間で洗濯が完了するように設定する」、「洗剤は一番左に入れる」を守ってスタートボタンを押して、無事に洗濯が完了したのである。
ところで、Airbnbで用意されていた室内干し用の物干しがとても素敵だった。これがあれば洗濯が楽しくなることは間違いなしだった。私たちはこの室内干し用の物干しに影響されて、日本でも同じようなものを入手できないか、あちらこちらで探し回ったのだが、結局似たようなものさえ見つけることはできなかった。とても残念だが、私たちの場合は洗濯物をルーフバルコニーに干すので、まあ良いかと思っている。
コンビニで買った夕飯は、Airbnbでのリラックスした時間を私たちに与えてくれた。私たちはもうかつてのように若くはないので、暑い中、精力的に歩き回るとかなり疲れてしまう。その状態で外食するのは更なるエネルギーを必要とするので、夕食の多くはコンビニで購入したサンドイッチで済ませることになった。ちなみに、ポーランドの餃子「ピエロギ」をコンビニで買って試してみたのだが、予想していた味とは違っていたのだった。
今回も、私が撮影した動画を貼り付けておきます。よろしければ御覧くださいませ。
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※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 動画では、シンドラーの工場跡の博物館で入場待ちをしているときに、あまり暑さを感じないかもしれませんね。しかし、この日は暑かったですね。よく頑張って一時間以上も待ったものだと思いました。
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