クリスマス文化の違い
※Praktika.aiのCEOとオンラインで話した!の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m ご無沙汰しています。十二月に入り、冷え込みが厳しくなりましたね。今朝のテント内の気温は十度くらいでした。現在、テント内は外気プラス六度前後に保たれています。暖房器具は使用せず、厚着と重ねた毛布と寝袋で寒さをしのいでいます。夏はどうしてもエアコンを使わないと命に関わりますが、冬はこのような方法でやり過ごすことができるので、少しは地球に優しい生活を送ることができているのではないかと思っています。さて、先月は一回しか記事を更新することができませんでした。何だかぼーっとしているうちに一か月が過ぎてしまった感じです。これからも寒い日が続くと思いますので、皆さんも暖かくしてお過ごしくださいね。
最近のCamblyのレッスンでは、クリスマスのことが話題になることが多い。話を聞いていると、日本のクリスマスとはずいぶん違うイメージだ。私の子供の頃は、クリスマスツリーを自宅に飾っていた記憶があるのだが、成長するに従ってクリスマスツリーを飾ることはなくなってしまった。それでも、クリスマスになると母がケーキを買って来てくれて、家族で食べるくらいのささやかなイベントだったと思う。母がいつも贔屓にしていた洋菓子屋さんがあって、そこでクリスマスケーキを買っていた。そのうち、もう少し安価なクリスマスケーキに切り替わって行ったのだが・・・・・・。
ガンモと結婚してからは、ガンモがスポンジケーキにフルーツやホイップクリームを使ってクリスマスケーキを作ってくれるようになったので、それを一緒に食べるのが、私たちの毎年のクリスマスの楽しみになっている。クリスマスツリーも飾らず、クリスマスプレゼントも交換しない、ただ一緒にいるだけの地味なクリスマスだ。
イギリス人のクリスマスは、日本人のそれとはまったく違う。イギリス人は、クリスマスの時期はとにかく飲んで、食べて、飲んで、食べてを繰り返すため、太ってしまうのだそうだ。また、クリスマスを誰と過ごすかで夫婦喧嘩をすることが多くなり、クリスマスの時期に離婚する夫婦も多いのだという。良く、イギリスのテレビドラマなどでは、クリスマスにどちらかの両親と一緒に過ごしているシーンが多い。どちらかの家族ということになると、夫が自分の両親と過ごしたいと主張すれば、妻は自分の両親と一緒に過ごせなくなるため、喧嘩になってしまうことは容易に想像できる。双方の両親と一緒に過ごすために、例えばクリスマスイブとクリスマスなど連続でパーティーをすることで丸く収まるようにしているらしい。
また、日本ではあまり多くないと思うのだが、ヨーロッパでは養子縁組が多いため、更に複雑な人間模様が生まれるらしい。ここでも、実の両親と育ての両親との間で、結婚した夫婦と同じような葛藤が生まれているのかもしれない。身体は一つしかない上にクリスマスという日は固定されており、クリスマスが家族単位のイベントであるため、家族以外に大切にしたい人との優先度で常に揺れ動いてしまうわけだ。
更に、クリスマスの時期になると、家の外をクリスマス用のイルミネーションで飾る家庭も多いという。そのため、近所の人たち同士でクリスマス用のイルミネーションを競い合ってしまうのだそうだ。日本ではあまり考えられないことである。
クリスマスのイルミネーションと言えば、私が初めてイギリスに行った一九九〇年の一月に、まだロンドンの街にクリスマスのイルミネーションが残っていたことに驚きを覚えたので、それらのイルミネーションがいつ頃しまわれるのかイギリス人講師に聞いてみた。何と、一月十二日くらいまでクリスマスのイルミネーションが飾られているのだそうだ。実に一か月以上もクリスマスモードが続いているとは・・・・・・。クリスマスが終わるとさっさとイルミネーションが片付けられる日本とは大違いだ。
ちなみに、クリスマスではないのだが、イギリスなどでは年が明けるとともに花火が打ち上げられるようだ。日本では年が明けても花火が打ち上げられることはなく、静かに年明けを迎えるとイギリス人講師に話したところ、ひどく驚かれてしまった。日本では、年が明ける前に除夜の鐘が聞こえてくらいではないだろうか。
さて、クリスマスの当日には、十五時から国王(女王は亡くなってしまったので、現在は国王)のスピーチがテレビで放送されるので、それを観ながらまた飲んで、食べるのだそうだ。キリスト教の国はこんなふうにクリスマスをお祝いしているのかと思うと、やや不健康なイメージさえ抱いてしまう。その一方で、日本ではクリスマスよりもお正月のほうに重きを置いており、コロナ前までの年末年始は忘年会や新年会などで賑わい、帰省などで実家に帰ると親せきの人たちと再会してお酒を飲んだりしていた。もしかすると、そういうところはイギリスのクリスマスと似ているのかもしれないとも思う。ただ、日本では年末年始に離婚が多いかというと、そうでもないのではないだろうか。それは、クリスマスと違い、年末年始が特別な一日だけで構成されるものではないからなのかもしれない。クリスマスがキリストが生まれたことをお祝いする日であるのならば、クリスマスを家族で盛大にお祝いする国において、現在のクリスマスという一日だけにこだわらず、日本の年末年始と同じくらいの日数幅を持たせれば、その日を誰と過ごすかでもめることも少なくなるのではないだろうか。
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※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 文化の違いを知るのはとても楽しいです。海外の人たちから見ても、日本はヘルシーな国と見られているようです。
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