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2017.08.24

まさかの夢が叶った

トイレの中から出て来た二人の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m ミュンヘンに五泊した私たちは、今、ウィーン行きの列車の中にいます。ウィーンに二泊したあと、帰国します。昨日はミュンヘン市内にあるBavaria Filmstadt - Homeという映画スタジオを見学しました。今日はそのことについて書いてみたいと思います。


 ミュンヘンに着いても、ユーレイルパスを活用して遠出ばかりしていた私たちは、ミュンヘン滞在の最終日、ミュンヘン市内にあるBavaria Filmstadt - Homeという映画スタジオを見学することにした。ここは、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンのようなアトラクションがあるような施設ではなく、見学も受け付けている純粋な映画スタジオだと言っていい。実は、ここにはあの映画『ネバーエンディングストーリー』のファルコンがいるのだ。

 映画『ネバーエンディングストーリー』を鑑賞したのは、一体いつのことだっただろう。私はファルコンに魅せられた。いつかファルコンに乗りたいとさえ思っていた。そんな私の願望をガンモは知らなかったはずなのだが、今回の旅行を企画したガンモは、Bavaria Filmstadt - Homeを訪問先に加えていた。それを知った私は、「あのファルコンに乗れる!」と狂喜した。

 ホテルを出て、トラムの一日乗車券を購入した私たちは、トラムを乗り継いで、Bavaria Filmstadt - Homeの最寄駅までやって来た。そこから歩いて十数分のところにBavaria Filmstadt - Homeはあった。

 Bavaria Filmstadt - Homeには、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンのようなアトラクションはないにしても、ユーザ参加型のスタジオのようで、購入するチケットにはいくつかの選択肢があった。スタジオでいろいろな体験ができるチケットもあったのだが、私たちはガイドツアーのみのチケットを希望した。それでも、4Dの体験を勧められたので、4Dのチケットも一緒に購入することにした。ガイドツアーと言っても、私たちはドイツ語がさっぱりわからないので、英語で案内してくれるツアーガイドを希望したところ、午後からのツアーになると言われた。その時点で十一時半頃だったので、お昼ご飯を食べて参加するのにちょうど良かった。

 チケットカウンターの女性に、
「ファルコンに乗れますか?」
と尋ねてみたのだが、どうも通じなかったようだ。おそらく、ドイツ語では「ファルコン」のことを「ファルコン」と発音しないのだろう。しかし、あとから気が付いてくださったようで、「ドラゴンのことですか?」と尋ねられた。私が「そうです!」と息を荒くしながら答えると、チケットカウンターの女性も興奮して、「乗れますよ。ツアーガイドに言ってください」とアドバイスしてくださった。「ファルコンに乗れる!」ということを確認できた私は、興奮状態のまま中に入った。

 英語ガイドツアーの開始時間まで間があったので、私たちは構内にあるマクドナルドで昼食を取った。ハンバーガーのほか、飲み物にコーラを注文したところ、何と有無を言わさずLサイズのコーラが出て来て驚いた。貧乏性の私たちは、このあと九十分の英語ガイドツアーが控えているというのに、ちょっと無理をして、残さず全部飲んだ。

 英語ガイドツアーの開始時間の少し前に集合場所に移動したものの、いくつかのグループがあり、どこで待てば良いかわからなかったので、スタッフに尋ねた。どうやら、最初の4Dはドイツ語ガイドツアーのグループと一緒に体験して、そのあとドイツ語ガイドツアーと英語ガイドツアーに分かれるらしい。ちなみに、英語ガイドツアーへの参加者は十五名ほどだった。

 4Dの体験は、とても刺激的だった。私たちは単に椅子に座っているだけなのだが、私たちを固定するためのバーが降りて来て、3Dの眼鏡をかけて前方スクリーンを見つめていると、スクリーンに映っているものが実際に私たちのすぐ傍で起こっている出来事であるかのように感じられ、水しぶきや揺れなどを感じることができた。主に私たちが体験したのは、レールの上をジェットコースターに乗って駆け抜けて行くかのような疑似体験だ。それらがすべて計算し尽くされたものなのだとしたら、今後私たちは、単に椅子に座っているだけで様々なことを疑似体験することができる時代が来るのではないかと思った。

 4Dの体験ゾーンは、ひんやりとしていて、しかも体験中に椅子がかなり揺れたので、私は尿意を感じた。コーラを飲み過ぎてしまったからだ。私は、この先、九十分もトイレを我慢できるだろうかと不安になった。

 4Dを体験したあとは、いったん集合場所に戻り、そこから英語ガイドツアーとドイツ語ガイドツアーに分かれた。このとき、トイレに行けるチャンスがあったのかもしれないが、決断力がなく、行けなかった。

 英語のツアーガイドは私たちが全員揃っているのを確認すると、今度は別の場所へと私たちを案内してくださった。そこは、何らかの映画が撮影されたスタジオで、映画の中で使用された衣装も展示されていた。しかし、私はトイレに行きたい気持ちが強くなり、ほとんど頭に入らなかった。写真も撮りたかったが、なかなか集中することができなかった。

 やがて英語のツアーガイドは、私たちを別の部屋に案内してくださった。私は、トイレに行きたいことをツアーガイドに告白しようと思い立った。いざというときは、強い意思が働くものである。私は英語のツアーガイドに「トイレに行きたいのですが・・・・・・」と申し出た。するとツアーガイドは、「十分ほどしたらご案内できますが、それでもいいですか?」と答えてくださった。私は、「はい、それでいいです」と答えた。

 しかし、私の様子が切羽詰まっているように見えたのか、英語のツアーガイドは「今、ここで案内するのが一番いいと思います」と言ってくださり、十分経たないうちに私にトイレの場所を教えてくださった。トイレは、そこから比較的近いところにあったので、私はトイレに駆け込んだ。

 強い緊張から解放された私は、再び英語ガイドツアーに合流した。ちょうど画像の合成の説明がなされているところだった。カメラの前に立つと、背景の映像が合成されるという仕組みだ。「体験してみたい人、いますか?」という英語のツアーガイドの質問に、白人の男の子が応募した。白人の男の子がカメラの前に立つと、あたかも白人の男の子が列車の上に立っているかのような映像が映し出された。間もなく列車は動き出し、白人の男の子は飛んで来る鳥やトンネルを避けるために体勢を変えた。そして、最後にとても敵わないほど大きな敵が現れた。英語のツアーガイドが、「逃げて!」と白人の男の子に言うと、白人の男の子は走り出し、無事に大きな敵から逃げることができた。背景の映像を合成しただけで、とても迫力のある動画が出来上がるというわけだ。

 その後、映画『Uボート』のセットとなる潜水艦を見学した。実際に作られた潜水艦の中に入ると、あたかもそこに乗組員たちが生活していたかのような雰囲気が漂っていた。潜水艦の中は暑かったが、なかなか面白い体験だった。また、お天気レポートの体験コーナーもあり、先ほどの合成映像と同じように、カメラの前にお天気レポーターが立つとお天気図が重ねられ、英語の台本を読むようになっていた。ここでも他に挑戦者がいなかったので、またしても例の白人の男の子が挑戦者になってくれて、英語の台本を読み上げてお天気レポーターになっていた。

 その後、ドイツの子供向けの番組のスタジオへと移動した。そのスタジオの前方には黒板があり、子供の机がいくつか並べられている教室となっていた。どこの国から来た方かはわからなかったが、「ドイツでは今も黒板を授業に使っているのですか?」と英語のツアーガイドに尋ねていた。きっとその国では、黒板ではなくホワイトボードなどで授業が行われているのだろう。その質問に対し、英語のツアーガイドは、「今でも黒板を使っていますよ」と答えていた。

 さて、次の扉を開けると、そこにはファルコンがいた。私は大きな声をあげて喜んだ。「ファルコンに乗りたい!」 しかし、英語のツアーガイドは、ツアーに参加している子供たちだけに声を掛けて、ファルコンに乗りたい人を募っていた。私は大人なので、ぐっと我慢した。結局、三人の子供たちがファルコンに乗った。

 子供たちがファルコンに乗ると、カメラが回り始め、あっという間に、あたかもファルコンが空を飛んでいるかのような合成映像が作られた。こんなふうにして映画は作られていたのかと思った。

 ファルコンのコーナーで一番盛り上がるかと思っていたのだが、意外とあっさり終わってしまった。私は諦め切れずに、ファルコンの前で記念撮影をした。本当はファルコンに乗りたかったのだが・・・・・・。映画『ネバーエンディングストーリー』を鑑賞していないガンモまでが私に便乗し、ファルコンの前で記念撮影をした。

Falkor

 その後、映画『小さなバイキングビッケ』のセットを見学したりして、英語のガイドツアーは終わった。最後はお土産売り場に案内されたので、ファルコンのお土産を買った。

 映画『ネバーエンディングストーリー』を鑑賞したときに大好きになったファルコンに会えた。残念ながら、ファルコンに乗ることはできなかったが、ファルコンに触ることはできた。だから、私にとっては、まさかの願いが叶ったことになるのだ。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m ファルコンと一緒に写っている私の写真は、匿名性を持たせる形で編集しましたが、まあ、とにかくうれしそうな顔をしています。(笑)

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