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2017.05.17

映画『リリーのすべて』

ホットヨガ(五七四回目)の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m オフィスが暑いので、ついつい冷たいものが飲みたくなって、自分用のマグボトルに温かいミルクティーが入っているというのに、勤務先の自動販売機に手を出してしまいます。しかも、自動販売機で冷たい飲み物を買うと癖になり、毎日買ってしまいます。(苦笑)しかし、まだ氷入りの冷たい飲み物を作って持って行くには早い時期なんですよね。


The_danish_girl

 本作を鑑賞したのは、四月十九日のことである。Amazonプライムのプライム・ビデオで鑑賞した。

 鑑賞する前に、本作を象徴するかのような写真を見たとき、「あれ? 女装しているのかな?」と思った程度の印象だった。しかし、鑑賞が進んで行くにつれ、「これは素晴らしい作品だ!」と実感した。予備知識のない状態で鑑賞できたことが良かったのかもしれない。

 本作は、映画『博士と彼女のセオリー』映画『美しすぎる母』などのエディ・レッドメインがトム・フーパー監督とタッグを組んだ作品で、世界で初めて性別適合手術を受けたリリー・エルベの伝記とも言える実話ベースの作品である。

 一組の夫婦に起こった出来事を見届けながら、私たちは夫婦とは何かについて、深く考えさせられることになるだろう。ほとんどの夫婦は、互いに異性として惹かれ合い、結婚する。夫のアイナーと妻のゲルダも、深く愛し合って結婚した。ともに画家の二人は、とても仲が良かった。

 しかし、ゲルダが絵のモデルの代役としてアイナーに女性の服を身につけてもらったことをきっかけに、アイナーの中にもともとあった女性性が目覚める。

 肉体の性と精神の性が一致していない状態というのは、激しい苦痛と葛藤を伴うだろうと想像できる。何故なら、自らの心の叫びに気付いてしまったというのに、自分の理想通りに振る舞うことができないからだ。どんな状況であれ、本当の自分を押し殺さなければならないのは辛いことに違いない。

 本作の素晴らしいところは、夫婦が試行錯誤を繰り返しながらも、最終的にはアイナーが望む方向へと進んで行くところだ。アイナーが自分の道を行こうとすると、ゲルダは夫であるアイナーを失うことになるというのに、アイナーの希望を受け入れ、励まし、そして寄り添う。私は、こんな夫婦愛を見たことがない。多くの場合、自分自身が被害者になり、泣き叫び、相手の望みを阻止しようとするのではないだろうか。しかし、ゲルダはそうではなかった。もしも私自身が同じような状況に立たされたとしたら、ゲルダと同じように振る舞えるかどうか自信がない。

 ゲルダだけでなく、アイナーが女装していることに気が付いた人たちが、アイナーの正体を暴くようなことをしなかったこともまた素晴らしい。本作の舞台となっているのは一九二〇年代のことなので、まだトランスジェンダーに対する知名度も理解度も低いはずなのに、周りがアイナーを受け入れる形に動いているのだ。

 ただ、アイナーが生まれるのが早すぎたのではないかとも思えた。もしもアイナーが今の時代を生きていたなら、もっと違う人生があったかもしれないとも思う。それでも、九十年ほども前にアイナーが自らの進む道を決めたことで、アイナーは少なくとも希望を持つことができただけでなく、アイナーと同じような境遇の人たちの先駆者となり、おそらく、性別適合手術の進化にも貢献したはずなのだ。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m またまた難しい役をエディ・レッドメインが演じていました。それにしても、切なくて美しい物語でした。

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