映画『手紙は憶えている』
※ホットヨガ(五四四回目)の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m 今日、福島でまた大きな地震があったそうですね。福島にお住まいの皆さん、お怪我などはありませんでしたでしょうか。東日本大震災の余震だと発表がありました。津波も発生したとのことでしたが、大事に至らなくて本当に良かったです。
本作を鑑賞したのは、十一月十一日のことである。仕事帰りに劇場で鑑賞した。
本作を知ったのは、鑑賞したのと同じ映画館で観た予告編からだった。物忘れがひどくなった老人が、家族を奪ったナチスに復讐するために、ターゲットとなる人探しを始める。しかし、何とも奇妙だ。彼はあまりにも物忘れが激しいために、友人が書いてくれた手紙を頼りに復讐の旅に出るのだった。
物忘れがひどくなった老人を知っている人ならば、「あれ?」と思うかもしれない。何故なら、忘れてしまうのはたいてい新しい記憶で、古い記憶はちゃんと残っていると知っているからだ。だから、「家族を殺されたという古い記憶を彼が忘れるはずはないのではないか?」という疑問が最初に浮かんだ。しかも、友人が手紙を書いてくれたというのは新しい記憶なので、本当に物忘れが激しいならば、その手紙を頼りに旅を続けられるはずがない。「何だかおかしいぞ」と思っているうちに、物語は進んで行く。
本作は、歴史ものでも、犯罪ものでもない。もっと違うジャンルの作品だと思う。しかし、これはいい作品だ。何故なら、主人公が本気で立ち向かっているからだ。その一方で、とても合理的な作品でもある。極限まで引っ張っておいて、最後の段階で一気に解放するような手法が取られているのだ。その結末を受け入れたとき、本当の意味での主人公が誰だったのか、わかる仕組みになっている。私としては、良く練られた、とても面白い作品だと思っている。
※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 評価の高い作品だけあって、とても面白い作品でした。こういう作品をまた鑑賞したいですね。
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