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2016.08.20

映画『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』

ホットヨガ(五二七回)の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m 最近、猛烈な雨が降ることが多くなりましたね。昨日も、私が住んでいる地域には大雨が降ったようです。やはり昔とは気候が変わって来ているのを実感します。


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 本作を鑑賞したのは、八月六日のことである。舞鶴~小樽の快適な船の旅を提供してくれた船内のコンファレンスホールで鑑賞した。いつも、劇場や自宅のPCで映画を鑑賞するときは、字幕版の作品を鑑賞しているのだが、船の中ということもあってか、上映されたのは字幕版ではなく吹き替え版だった。そのため、多少の違和感があったのは否めない。

 本作は、映画『バベル』映画『21グラム』などのアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督の作品で、かつて『バードマン』という映画で主演して一世を風靡した俳優が、今ではすっかり落ち目になってしまい、再生を目指して苦悩する様子が描かれている。

 落ち目の俳優リーガン・トムソンを演じているのは、映画『バットマン』などで知られるマイケル・キートンである。『バットマン』と『バードマン』が微妙に似ていて面白い。おそらくだが、『バードマン』は本作に登場する架空の作品だろう。

 作品の中には、リーガンが産み出した幻想とも解釈できる『バードマン』そのものが登場する。『バードマン』は、ブロードウェイの舞台という新しい世界で羽ばたこうとするリーガンを後押しするのではなく、かつて一世を風靡したはずのスターへの復活を強く願い、リーガンがもう一度『バードマン』を演じるように導こうとする。『バードマン』がリーガンの産み出した幻想だとすると、過去の栄光と、踏み出したばかりの新しい世界との狭間で葛藤し続けているのが良くわかる。

 そんなリーガンの葛藤を更にかき混ぜる存在が本作には登場する。それは、新しい舞台で採用したエドワード・ノートン演じるマイク・シャイナーである。マイクはリーガンの舞台に代役として採用されるのだが、俳優としての実力はあるものの、演技に対する自分のポリシーを曲げないために、リーガンとしばしば衝突してしまう。しかし、リーガンの中には、今、まさに脚光を浴びているマイクに対する嫉妬のようなものも感じられた。

 他に、リーガンをサポートしてくれるスタッフやリーガンの娘、リーガンの別れた妻、リーガンの現在の恋人などが登場するのだが、それぞれの登場人物たちがリーガンに与える影響も見ものである。

 ラストの解釈は、鑑賞した人にゆだねられている。しかし、怪我をしたリーガンの顔があるものに似ていたことや、病室の窓から身を乗り出したリーガンの娘の目線が上を向いていたことなどから、リーガンの幻想がもはやリーガンだけのものではなく、他の人にも影響を与える形で現実のものになったのではないかと解釈できる。

 後半からラストにかけての流れに多少の違和感を感じるものの、劇場公開中に見逃した作品だったので、船の中で鑑賞できて良かったと思う。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 劇場で鑑賞できなかったことをしばらく引きずっていたので、船の中で鑑賞することができて、願ったり叶ったりでした。ただ、いつもは字幕版で鑑賞しているので、吹き替え版で鑑賞すると、やはり違和感がありますね。

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