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2016.02.16

映画『ブリッジ・オブ・スパイ』

ホットヨガ(四九〇回目)の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m 老人ホームで相次いで発生した転落死事件が実際は殺人だったようで、犯人が逮捕されましたね。老人ホームと関わりを持っている人たちにとってはかなりショッキングな事件だっただろうと思います。入居者の老人を三人も殺害し、その後のマスコミのインタビューにも答え、平然と生活していたであろうことを想像すると、恐ろしさで身震いがします。介護施設は人手不足のようですから、人間性に問題があったとしても採用されてしまうのでしょうか。亡くなられた方たちのご冥福をお祈り申し上げます。


Bridge_of_spies

 本作を鑑賞したのは、一月二十二日のことである。仕事帰りに劇場で鑑賞した。特に予備知識もなく鑑賞したというのに、スクリーンを見詰めているうちにどんどん引き込まれた。簡単に言うと、スパイを本国に返してもらう(あるいは、返す)ために、弁護士が相手国と取引をする映画だ。その弁護士役を映画『ターミナル』のトム・ハンクスが演じていて、メガホンを取っているのも、映画『ターミナル』のスティーヴン・スピルバーグ監督である。

 東西冷戦の時代、旧ソ連からアメリカに送り込まれたスパイのアベルが逮捕される。やがて、トム・ハンクス演じる弁護士のドノヴァンがアベルを弁護することになる。アメリカにとっては敵となる旧ソ連のスパイを弁護することで、ドノヴァンと彼の家族に対する世間の目はとても冷たかった。しかし、その一方で、ドノヴァンとアベルの間には友情が芽生えつつあった。

 本作は、魂が欲している選択をすることについて、気付きを与えてくれる作品だと思う。私たちの奥底にある本当の想いというものは、自分自身を良く見せたい欲望などが邪魔をして、見えなくなってしまうことが多い。大多数の取る行動が、必ずしも人として納得できる行動ではない。大多数が取る行動に対し、時には疑問を持ちたくなることもあるだろう。他の人たちにどのように思われるかではなく、自分自身がどうしたいかを引き出し、利害関係の絡まないところで、人として胸を張れる選択をしたのがドノヴァンなのである。

 スパイを「交換」する場所がスクリーンに映し出されたとき、私は、「あっ、チェックポイント・チャーリーだ!」と思った。というのも二〇一二年にガンモとベルリンを旅行したときに、チェックポイントチャーリーを訪れたからである。私が訪問したときにはもちろん、チェックポイント・チャーリーは機能していなかったが、本作の中ではちゃんと機能していた。そのことにもある種の感動があった。

 欲望というものは、実際は本質を覆い隠す表面的なもので、私たちの本質とは違うものだということが良くわかる作品だと思う。本作の中でドノヴァンに対して冷たい目を向ける人たちは、欲望という表面的なものにとらわれていただけなのではないだろうか。

※撮影した写真のスライドショーを貼り付けておきます。なお、スライドショーが表示されない場合や、写真へのコメントをご覧になる場合は、チェックポイント・チャーリーと壁博物館をご覧ください。

※スマートフォンやタブレットからアクセスしてくださっている方たちには、スライドショーが表示されないそうで、申し訳ありません。m(__)m

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 東西冷戦時代は、私にとってはそれほど遠い過去ではないのですが、今になって振り返ってみると、本当にこんな時代があったのですね。いろいろなことにとらわれていた時代だったのだと思います。

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