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2015.10.14

映画『ナイトクローラー』

ホットヨガ(四六六回目)の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m 最近、仕事帰りにガンモと自宅の最寄駅で落ち合うことが多くなりました。仕事が終わると、ガンモは神戸方面からの電車に乗り、私は神戸方面に向かう電車に乗ります。今日も一緒に帰宅できるかと期待しつつ、ガラケー版LINEでガンモと連絡を取り合いながら自宅の最寄駅へと向かっていました。ところが、気が付いたら、あまり聞きなれない駅に着いていました。大阪から宝塚方面に向かう電車に乗っていたので、自宅の最寄駅で降りるには、途中の尼崎駅で乗り換えなければならなかったのですが、友人にメールを書いていたところ、尼崎駅で降りるのを忘れてしまい、乗り過ごしてしまったのでした。そこで、慌てて反対方面の電車に乗り、尼崎駅まで折り返したのですが、今度は確かに尼崎駅で降りたはずなのに、駅の雰囲気が違っていて、ひどく困惑してしまったのです。どうやら、私の知らない間に尼崎駅が変わってしまっていたようです。私はすぐに状況を理解することができなかったため、神戸方面へ向かう電車のホームまで移動したものの、ホームに停車中だった神戸方面行きの電車は目の前で発車してしまいました。そのとき既にガンモは自宅の最寄駅に着いていました。次の電車はすぐに来たのですが、ガンモは、尼崎駅で乗り過ごした私を駅前のスーパーで買い物をしながら待ってくれていたので、「先に帰っていいよ」とメッセージを送りました。何だかツイていない日でしたが、尼崎駅が大きく変身していたことがわかり、たまに途中下車してみるのも悪くないなと思いました。

 本作を鑑賞したのは、十月九日のことである。仕事帰りに劇場で鑑賞した。利用した映画館は、有料会員になれば、毎週火曜日と金曜日に映画を千円で鑑賞できるので、木曜日の夜になると、「明日の夜に、何かいい作品を上映していないかなあ」と、映画館のサイトにアクセスして上映スケジュールを確認することが多い。そんな中で、本作に出会ったのだ。しかも、私が鑑賞した日がその映画館での最終上映日だった。

 実は、ずっと以前から、厚紙で作られた主人公の等身大くらいのダークなイメージの写真が劇場に置かれていた。おそらく、映画の販促用グッズだと思う。人気の高い作品だからなのか、その写真の隣に並んで、記念撮影をしている方も見掛けた。最初にその写真を見たときは、主人公は何故、ビデオカメラを持っているのだろうと不思議に思ったものだったが、本作を鑑賞してようやくわかった。写真を見て感じ取ったダークなイメージは、事件現場でカメラを回す主人公の狂気から漂っていたのだった。

 さて、私が足を運んだ劇場には、最終上映日の最終上映回だというのに、たくさんの利用客が集まっていた。ひょっとすると、二回目、三回目に鑑賞される方たちも含まれていたのかもしれない。狂気に満ちた主人公のルークを演じているのは、ジェイク・ギレンホールである。求職中だった頃のルークは、焦点が定まらず、空振りも多かった。しかし、焦点を定めてからの彼は、一つの方向へとずんずん突き進んで行く。多くの場合、新しい仕事を始めたばかりの頃は、ゆっくりと進んで行くものだ。しかし、ルークの場合は、度が過ぎるほどのめり込んで行く。彼の行動から感じ取れる大きな野心には、吐き気をもよおしてしまうほどだった。

 本作には、昔、私が学生だった頃に、同じサークルの男の子に投げかけた質問に対する別の答えがある。写真研究会に所属し、まじめに写真を撮っていた私は、あるとき同じサークルの男の子に、報道に関する疑問を投げかけた。その疑問とは、例えば戦場などの危機的な状況にあるときに、被写体となっている人物を助けようとはせずに、写真を撮り続けるのはどういうことなのかというものだった。それに対し、同じサークルの男の子は、カメラマンには、世の中に現状を伝えて行く使命があるというように答えたと思う。それは、写真というものを、芸術としてとらえたときの立場だと思う。しかし、本作のルークは違う。明らかに報酬に目がくらんでいるのだ。そのため、スクープを狙おうとするルークが取る行動の一つ一つに計算高いものを感じてしまう。結局彼は、「自分のために」カメラを回しているのだ。

 そうした嫌悪感を引きずったまま、本作は幕を閉じる。おそらくだが、本作は、鑑賞する人たちの善意を試しているのではないだろうか。本作を鑑賞して、ルークのような人が現れないことを祈るばかりである。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 主人公の取る行動には嫌悪感を感じてしまいますが、映画としてはとても良く出来ている作品だと思います。現実にこんな人が周りにいたら絶対に嫌ですが、映画として鑑賞するなら、良い出来だと思いました。

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