« 映画『ナイトクローラー』 | トップページ | 天然ヘナと格闘する »

2015.10.15

ルーフバルコニーでテント生活

映画『ナイトクローラー』の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m 今日も仕事帰りに、ガンモと自宅の最寄駅で待ち合わせをしました。不思議なことに、特に時間を合わせたわけでもないのに、お互い、ほぼ同じ時刻に自宅の最寄駅に着きました。こういう現象は、とても興味深いですね。

 もう十年以上も前のことである。ひょんなことから、テントを購入した。おそらく、本格的にアウトドアの趣味を始めようとかそんな意気込みがあったわけではなく、そのときたまたま勤務していた職場の近くにホームセンターと電気屋さんを足して二で割ったようなお店があり、仕事帰りにそこに立ち寄ったところ、テントが安かったので購入しただけだと思う。

 当時、購入したそのテントを自宅のルーフバルコニー(マンションの下の階の屋根の部分が全面バルコニーになっている)に広げて、一晩だけでも泊まろうとしたところ、危ないからとガンモに止められてしまった。単に広げて使うだけのテントだったのだが、テントをどこにも固定させていなかったので、ガンモは危ないと思ったらしい。ガンモに止められても、テントがどこかに飛んで行くとは信じられず、何が何でもテントに泊まりたいと私が言い張ったため、ガンモは強行手段に出た。何と、私の母に電話を掛けて、
「ルーフバルコニーにテントを広げて寝ようとしているんです。助けてください」
と言って、助けを求めたのだ。ガンモはもはや、自分の力では私のことを止められないと思ったのだろう。母に「やめなさい」と言われ、私はしぶしぶテントをたたんだ。

 それから十年以上経過して、私たちも本格的なアウトドアファンになった。最近の記事でもご紹介したように、本格的なテントも購入したのだが、十年以上前に私が購入したテントの寝心地もいつか体験したいと思っていた。

 すると、私がシルバーウィークに帰省している間に、ガンモが私の購入したテントをルーフバルコニーに張り、実際にそこで二泊したのだ。十年以上前に、あれほど私を止めようとしたガンモなのに、今度は自分がちゃっかりテントを張って寝ているのである。とは言え、当時の私と違っていたのは、ガンモはテントが飛ばないように、ちゃんと固定させていたことである。

 ガンモは私が帰省している間に、テントで生活している様子をLINEで送って来たり、SNSに投稿したりしていた。私は、ガンモのその生活ぶりをうらやましく思っていた。

 ガンモの報告で、何よりも面白かったのは、朝になるとカラスの鳴き声がうるさいという苦情である。LINEにカラスのスタンプを貼り付けて報告して来るのである。カラスだけでなく、深夜になると、バイクの音がうるさかったそうだ。そんなガンモの報告を聞きながらも、私は、ルーフバルコニーでのテント生活を今か今かと待ち構えていた。

 そして、十月三日土曜日、ついに私もルーフバルコニーでのテント生活を体験した。ガンモがルーフバルコニーにテントを張ってくれたので、私はそこで生活を始めた。ガンモは既に満足していたのか、寝室で寝ていた。とは言え、ルーフバルコニーと寝室は窓一枚で繋がっているので、何かあれば寝室に駆け込むことができる。

十月三日土曜日の夜からテント生活開始

テントの中でノートパソコンを開き、動画を観ているところ

 一泊してみてわかったことは、確かに朝になると、カラスの鳴き声がうるさいということだ。夜中にバイクの音も聞こえていたし、外を歩いている人たちの話し声も聞こえて来た。しかし、それほど寒くもなく、この時期ならテントで生活するのも悪くないと思った。

 次の日も日曜日で仕事が休みだったので、私はお日様が昇ってもテントの中でしばらく過ごしていた。しかし、お昼に近付いて来るにしたがって、次第にテントの中の温度が上昇して来た。何と、テントの中の温度が三十八度を超えてしまったのである。

一夜明けた十月四日日曜日の朝

昼間のテントの中は三十八度以上まで上がる。写真は、三十八度だが、実際は三十八度を超えた

 「これは暑い。真夏と同じじゃないか」
と思い、私はテントを飛び出した。そして、ルーフバルコニーの日陰にアウトドア用の椅子を置き、そこでパソコンを使ったりして過ごした。本格的なキャンプと大きく違うのは、自然の中でのキャンプではなく、住宅街の、しかも割りと都会でキャンプをしているということだ。私たちが住んでいるマンションのすぐ隣には、一人暮らし用のアパートもある。それ以外はぐるりと一戸建てが並んでいる。夜になってもこおろぎの鳴き声も聞こえない、何だかざわざわしているキャンプ場なのだ。

 それでも、私はこの非日常がすっかり気に入ってしまった。そのまま日曜日の夜もテントに宿泊し、月曜日の朝はテントから出勤した。ちゃっかり、このテントの住人になってしまったのだ。ガンモがテントに宿泊したとき、きれいな朝日の写真を送って来たのでうらやましかったのだが、私もめでたく朝日の写真をカメラに収めることができた。

すっかりここに住み始めてしまった

きれいな朝日を見ることができた

 それ以来、私はテントに住み続けている。もう二週間にもなるだろうか。途中、ガンモも何日かこのキャンプに加わり、同じテントで一緒に寝泊りした。十月の初旬からテントで生活を始めたわけだが、今ではさすがに朝方は寒い。ガンモは寒いと言って、数日前から、再び暖かい寝室に戻ってしまった。

 実は、もうすぐ私たちの次の旅が控えている。次の旅先は、今のキャンプ場よりも寒いところなのだ。その寒いところでテントを張ったとき、どのように工夫して暖かく過ごせば良いのか、確認をするためのテント生活でもあった。ガンモはそのコツを掴んだので、寝室に戻ったわけだが、私はギリギリまでサバイバルのような感じでテント生活を続けているのだ。

 とは言え、今朝は寒さのために目が覚めて、しばらく咳が出たり、鼻水が出たりした。これで、そろそろテント生活も限界だろうかとも思ったのだが、不思議なことに、しばらく集中して咳をして、鼻水まで出してしまうと、まるでつきものが取れたかのように元気になった。いつもならば、うがい薬ですぐにうがいをするというのに、それもせずに、普通に出勤した。そして、仕事から帰って来て、少し暖かくして、また性懲りもなくテントにこもっているのである。

 今朝の咳と鼻水で感じたことは、やはり人間には、違和感を感じるものを身体の外に出そうとする力が備わっているということだった。風邪を引きそうになるとエヘン虫が騒ぎ出し、咳が出るが、その咳と一緒に、風邪の素が身体の外に出て行っているのだと実感した。鼻水も然りである。だから、咳や鼻水は、そのまま出しっぱなしにしておいたほうが、自然治癒力が高まるのではないだろうか。ふと、そんなことを思ったのだった。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m テントの中は、外の気温よりも二度ほど高いようです。今、テントの中は十九度ですので、おそらく外の気温は十七度くらいでしょう。これが、朝方になると、テントの中の温度が十四度くらいまで下がっていますので、外の気温は十二度くらいなのだと思います。

人気blogランキングには、もともとブログの書籍化を夢見て参加させていただきました。まだまだほど遠いですが、私の夢を応援してくださると、大変うれしく思います。
↓↓↓↓↓↓

哲学・思想[人気blogランキング]に

|

« 映画『ナイトクローラー』 | トップページ | 天然ヘナと格闘する »

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/18521/62477591

この記事へのトラックバック一覧です: ルーフバルコニーでテント生活:

« 映画『ナイトクローラー』 | トップページ | 天然ヘナと格闘する »