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2015.07.23

映画『愛を積むひと』

ホットヨガ(四五二回目)の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m この週末も出掛けることになっているため、台風の動きが気になっています。昨日の予報よりは西のほうにそれているようですが、明日になるともっとそれるのでしょうか。できれば、どこにも影響のない地域にそれて欲しいところです。さて、今日で五十歳になりました。五十代に突入したという実感はあまりありません。三十歳になったとき、かなりショックを受けたのを覚えていますが、五十歳でもやはりショックを受けるのだろうかと覚悟していたところ、既におばさんの仲間入りをしているのか、そのまますんなり五十歳の自分を受け入れることができました。今日、良かったことは、バースディメッセージを送って来てくださった方たちがいたこと、父と電話で話をして、父と母が出会ってくれたから今の私がいることへの感謝の気持ちを伝えることができたこと、そして、朝の通勤電車で珍しく座れたことです。(笑)仕事帰りにガンモと待ち合わせてインド料理を食べに行こうと話をしていたのですが、仕事で遅くなってしまったので自宅で夕食を済ませました。いつもとあまり変わらない日ではありましたが、もしかすると、後日、書く記事に、いつもとは違うことを書くことになるかもしれません。(笑)

 本作を鑑賞したのは、七月十三日のことである。あべのハルカスに足を運んだ日に、天王寺の映画館でガンモと一緒に夫婦50割引を活用して鑑賞した。

 ガンモのリクエストにより鑑賞した作品で、私はというと、劇場で本作の予告編を観ていて知っている程度だった。もともと私は洋画のほうが好きなので、普段から、劇場ではほとんど邦画を鑑賞しない。そんな経緯から、予告編を観ていても、実のところ、あまり期待はしていなかった。しかし、まんまと泣かされてしまった。

 予告編にもあるように、北海道で第二の人生を歩み始めた熟年夫婦の愛の物語である。これまで仕事にばかり熱中していて、妻や娘を大切に想う気持ちをあまり表現できていなかった典型的な日本人の夫、篤史を佐藤浩市さんが演じ、そんな夫を影で支える妻の良子を樋口可南子さんが好演している。

 二人が住んでいる家は、かつて外国人が住んでいた家なのだが、敷地内に石塀をめぐらせている絵が見付かったとかで、良子は篤史に石塀造りを提案する。篤史は、良子の提案通り、しぶしぶ石塀造りを始めるのだが、石塀が完成しないうちに、良子が突然、他界してしまう。良子には、重い心臓病の持病があったのだ。

 本作を鑑賞したとき、映画『P.S. アイラヴユー』を思い出したのは私だけだではないはずだ。そう、何故、映画『P.S. アイラヴユー』を思い出したかというと、故人が生前、綴っていた手紙が、故人亡きあとに次々に届くからだ。届くと言っても、郵便屋さんが配達するわけではなく、時には第三者からの手渡しであったり、家の中で探し物をしているときに見付けたりするのだ。

 人は頑なに生きているが、ある特別な条件が揃うと、自分を開放するようになる。そして、自分を開放したそのときに、本当の幸せを見付ける。あたかも、それが本作の隠されたテーマであるかのように、ラストに近付くに従って、登場人物らの性格は次第にオープンになって行く。振り返ってみれば、みんな、自分を守るために頑なになっていただけなのだ。しかし、もう守らなくて良いとわかったとき、人は頑なな自分を開放するのだ。

 自分を開放することで、新たな繋がりが生まれる。私は、一人一人の人間は、子供が遊ぶブロックのようなものだと思う。自分を開放しないでいることは、自分のブロックの形を相手に見せないでいるということだ。自分のブロックの形を人に見せることで、相手はそのブロックの形に自分がフィットするかどうかを的確に知ることができる。そうして、より深い繋がりが生まれて行く。本作には、そんなテーマが隠されているような気がしてならない。

 おそらく、鑑賞したあとは、「変わることって、こんなにも素敵じゃないか」と思えるのではないだろうか。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m もともとは外国文学が原作で、本来の舞台はアメリカだそうです。その舞台を北海道に移したのが本作なのだそうです。原作は読んでいませんが、そうしたアレンジを違和感なく受け入れることができました。それに加え、良子役の樋口可南子さんの演技が特に良かったです。

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