「なるようにしかならん」
※映画『海にかかる霧』の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m まだ五月だというのに、早くも最高気温が三十度を越えてしまいましたね。夜、扇風機を回してみたら、とても涼しくて気持ちが良かったです。ただ、五月の光景とは思えないような気もしますが・・・・・・。(苦笑)
「なるようにしかならん」というのは、亡き義母の言葉だ。肉腫を患い、地元の病院に入院していた義母に、
「大阪の病院なら、お義母さんと同じ病気で手術された方がいるので、大阪の病院に転院してみますか?」
と持ち掛けたことがある。
義母の肉腫はとても珍しい病気で、全国でも例が少なかった。そのため、地元の病院でも、主治医らがその治療方法に頭を悩ませていたようだった。それならば、過去に手術した実績のある病院で治療を受けたほうがいいのではないかと私は思ったのだ。しかし義母は、地元を離れたくないと言い、
「なるようにしかならん」
と言った。
先日、義母の七回目の命日を迎えた。供養の年回りではなかったので、私はガンモに、
「今日はお義母さんに語り掛けておくから」
と言って家を出た。そして、仕事を終えたあと、落ちついた場所で義母の魂に向かってこんなふうに語り掛けた。
「お義母さん、いつも○○さん(ガンモのこと。私は、自分の身内にはガンモのことをガンモと呼んでいるが、義父や義母の前では名前で呼んでいた)のことをお守りくださいまして、ありがとうございます。お陰様で、○○さんは元気に仕事を頑張っています。そちらでお義父さんに会えましたか? 私は子宮筋腫が大きくなり、去年、子宮全摘手術を受けました。長男の嫁なのに、後取りを産まなくてすみません。(~省略~)それでは、どうかこれからも○○さんをお守りください」
不思議なことに、語り掛けているとき、義母の顔がはっきりと頭に浮かんでいたのを覚えている。
その後、私はホットヨガのレッスンを受けた。レッスン中はまったく気付かなかったのだが、レッスンを終えてスタジオを出て行くときに、私の前を歩いていた人が着ているTシャツの背中に書かれた文字が見えた。そこには平仮名で、
「なるようにしかならない」
と書かれていた。
私はそれを見たとき、義母の命日にそのようなメッセージが届いたことに驚きを覚えた。言うまでもなく、「なるようにしかならない」は、義母の言葉で言えば「なるようにしかならん」である。その言葉が、私が義母に語り掛けたあとで私の視界に入って来たということは、「なるようにしかならない」が義母の答えなのではなく、私が語り掛けたことが、ちゃんと義母に届いているということなのではないかと思った。もしかすると、このような形で故人と繋がりを持つこともできるのではないだろうか。
※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 今思えば、Tシャツの背中に書かれている文字に、レッスン中はまったく気付かなかったことが不思議でしたね。実に絶妙なタイミングで私の中にその言葉が入ってきたことも驚きでした。レッスン中に気が付いていたら、レッスンに集中できなかったと思うからです。
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