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2015.04.02

映画『建築学概論』

ホットヨガ(四三二回目)の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m たくさんの方たちから応援クリックを賜り、心より御礼申し上げます。春物のコートでさえ暑く感じられるほど気温が上昇したかと思えば、少し肌寒い日もありますね。昨日の関西地方はあいにくの雨でした。ほぼ満開の桜の花が散ってしまわないか、気に掛かります。勤務先の食堂からも桜が見えるので、窓ガラスを通して春を楽しんでいます。

 本作を鑑賞したのは、三月二十八日のことである。本作もまた、U-NEXT<ユーネクスト> | 日本最大級のビデオ・オンデマンドで鑑賞した。鑑賞し始めてからすぐに、「あれ? この映画、どこかで観たことがある。劇場ではなかったはずだけど、どこで鑑賞したんだっけ?」と少しの間、考えた。そして、おそらく国際線の飛行機の中で鑑賞したのだろうという結論に達したのだが、こうして再び鑑賞してみても、良い作品だと思った。二回目の鑑賞は、ストーリーを知っているだけに、細かいところにまで意識が行き渡るのが良い。

 大学の「建築学概論」の授業をきっかけに、大学一年生の男女が急接近する。男子学生のスンミンは、女子学生のソヨンに強く惹かれてはいるものの、ソヨンに対し、なかなか自分の気持ちを素直に伝えることができないでいる。純愛映画とは、まさしくこういう映画を指すのだろうと思う。男女の間柄ではないにしても、恋愛関係すれすれのところで関わり合う若い男女の距離感がすこぶる良い。とは言え、これほど仲良くできるのだから、きっと特別な関係に発展するに違いないと、誰が見ても思うはずなのだが・・・・・・。

 まだ恋や性の経験が浅いスンミンは、自分よりも恋愛経験の豊富な友人に恋の経過を相談している。そのやりとりの中で友人が、舌と舌を絡め合うキスを、自分の両手を使いながら擬似的に表現するシーンがあまりにもリアルで驚いた。この友人は、表現力が豊かな人だと思った。

 スンミンが自分の想いを内に溜め込んでしまうのに対し、ソヨンは天然かつ自由奔放であるように見える。とは言え、決してスンミンを振り回しているわけではないところが良い。しかし、私のおばさん的な感覚から言わせていただくならば、ソヨンは先輩のことを好きだと言いながらも、本当に先輩のことを好きであるようには見えなかった。先輩というのは、スンミンとソヨンの共通の知り合いで、女性にモテはするものの、女性に対して真の愛情を注ぐことができないプレイボーイである。若い頃は、顔立ちが良いとか、お金持ちであるといった外的要素に惹かれがちだが、年齢を重ねるごとに、そうしたものを求めることに意味がないことに気付いて行くだろう。

 自分の気持ちを正直に伝えなかったために、二人はすれ違い、ついには交流を絶ってしまうわけだが、それから十五年のときを経て、二人は建築家とクライアントという形で再会することになる。

 若い頃の二人を見ていると、スンミンがソヨンを好きな気持ちが手に取るように伝わって来たものだったが、大人になってからの二人を見ていると、むしろソヨンのほうがスンミンに気があるように見えた。それもそのはずで、スンミンには既に婚約者がいたからだ。

 しかし、若い頃に内に溜め込んでしまった想いは、外に向かって放出してしまわない限り、内に留まり続けてしまうようだ。大人になって再会した二人の間に通った感情は、普段から、愛に関して厳しい目を持っている私から見ても肯定できるものだった。

 本作が若者たちに何かメッセージを発しているのだとすれば、誰かを好きになったら、きちんと気持ちを伝えたほうがいいということなのかもしれない。そうしなければ、スンミンとソヨンのような運命を辿ってしまうことにもなりかねないと警告しているようにも思える。本作を鑑賞した若い人たちがどのように感じたかはわからないが、本作は、韓国では大ヒットした恋愛映画なのだそうだ。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 「あのときこうしておけば、今とは違う未来があったのに」と後悔してしまうことがある人にとっては、胸がキュンとなるような作品かもしれませんね。本当の気持ちを伝えずに時を経てしまったら、もしかすると、本当は傷つけなくてもいい人を巻き込んで、傷つけてしまうことになるかもしれません。

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