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2015.02.12

映画『バグダッド・カフェ<ニュー・ディレクターズ・カット版>』

嵐電(らんでん)に乗って初天神(前編)の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m たくさんの方たちから応援クリックを賜り、心より御礼申し上げます。今日の関西地方は、ほんの少し暖かかったです。明日になると、また寒くなるとか。コートが不要になるくらいまでには、もう少しかかりそうですね。

 本作を鑑賞したのは、二月一日のことである。本作もまた、U-NEXT<ユーネクスト> | 日本最大級のビデオ・オンデマンドで鑑賞した。

 何の呼び知識もなく鑑賞を始めたのだが、いい意味での意外性の連続で、とても魅力的な作品だった。はっきり言って、私はこういう映画が大好きだ。

(画質が良くない/日本語字幕あり)

(画質が良い/日本語字幕なし)

 アメリカ西部の砂漠にあるモーテルに、ドイツ人女性ジャスミンがやって来る。ジャスミンは、夫と喧嘩別れして夫の運転する車を降り、砂漠の中を歩いてこのモーテルにたどり着いたのだ。モーテルの女主人ブレンダは、不機嫌な態度でジャスミンを迎える。というのも、ブレンダもまた、夫と喧嘩別れしてしまったからだ。

 ジャスミンとブレンダは、実に対照的な存在である。ジャスミンはふっくらとした体つきで、ブレンダは割と細身である。ジャスミンはいろいろなものを受容して、次から次へと味方を作って行くが、ブレンダはいつも何かに不満を持ち、人に当り散らしてばかりである。この映画に引き込まれる人たちは、ジャスミンの不思議な魅力に引き込まれた人たちであろう。

 最初にジャスミンに懐いたのは、ブレンダの子供たちだった。子供たちもまた、ジャスミンの包容力に魅せられたのだろう。そして、同じモーテルに宿泊している画家のルーディもまた、ジャスミンの不思議な魅力に引き寄せられている。

 ジャスミンは、英語を話すことができるのに、決して多くを語らないのだが、行動に説得力がある。言葉ではなく、行動で信頼を得て行くのだ。しかし、そんなジャスミンにも決して許容できないものがある。それは、アメリカ式の薄いコーヒーである。実は、ジャスミンの夫がジャスミンのために車から下ろしたコーヒーポットをブレンダの夫が拾い、モーテルと一緒に経営している喫茶店に持ち込んだ。たまたま喫茶店のコーヒーメーカーが壊れていて、喫茶店の従業員は拾ったコーヒーポットからコーヒーを注いで客に飲ませる。このとき、アメリカンコーヒーに慣れている彼らは、コーヒーポットから出て来る濃いコーヒーをお湯で薄めて飲むとちょうどいいと言う。ドイツ仕様の濃いコーヒーは飲めないのだ。一方、ジャスミンはというと、コーヒーを薄めずに原液のままで飲む。しかも、それがかつて自分の使っていたコーヒーポットだと主張しないところも面白い。このように、ジャスミンは、ありとあらゆるものを受け入れようとするのだ。

 そんなジャスミンが、手品を練習して、喫茶店で披露するようになる。それがやがて喫茶店の名物になり、喫茶店は大繁盛する。あれほどカリカリしていたブレンダも、次第にジャスミンを受け入れ、信頼するようになる。そう、この作品には、ブレンダがジャスミンを受け入れて行くプロセスが描かれていると言っても過言ではない。そのプロセスがとても不思議かつ独創的なのだ。多くを語らないジャスミンの魅力に、いつの間にかとり付かれてしまうのである。しかし、やがてジャスミンは、ビザが切れたことを指摘され、ドイツに送り返されることになり・・・・・・。

 そう、この作品が言おうとしていることは、異国の地に足を運んだとしても、受け入れの心さえあれば、そこでうまくやって行けるということなのかもしれない。新しい環境で馴染んで行くための方法が描かれたハウツーものと解釈してもいいのかもしれない。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m いやはや、本当に面白い作品でした。静かな展開がヨーロッパの映画を思わせる造りだなあと思っていたら、ドイツ人監督の作品でした。(苦笑)

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