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2014.12.06

カングーで遭難しかけた

感覚の共有の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m たくさんの方たちから応援クリックを賜り、心より御礼申し上げます。城崎温泉には雪が降りましたが、皆さんのお住まいの地域ではいかがでしたでしょうか。ニュースによると、雪が降った地域も多かったようですね。十二月になってから、急に冬がやって来たように思います。今年は、既にいろいろな自然災害が発生していますので、冬も引き続き警戒したいですね。

 城崎温泉は昨日の夕方から雪が降っていたためか、朝、起きてみると、いくらか雪が積もっていた。私たちの愛車カングーは、スタッドレスのタイヤではなく、ノーマルのタイヤを装着している。ノーマルのタイヤで雪の中を走るのは不安だったが、ひとまず城崎温泉周辺はまだ雪も少なく、道路も凍結していない状態だったので、鳥取方面へとカングーを走らせた。今日は鳥取方面の旅館に宿泊することになっていたからだ。

 ところが、鳥取に向かう途中で雪がひどくなってしまった。雪というよりも、あられの大きな粒がカングーのフロントガラスに次から次へと体当たりして来た。しかも、道路もところどころ凍っていた。これは危険だと思いながらも、ひとまず余部(あまるべ)鉄橋があったところにある道の駅で休憩しようと、駐車場に入り掛けたところで、カングーが雪に足を取られてしまい、動かなくなってしまった。ガンモがアクセルを踏んでも、タイヤが空回りしてしまうのである。

 これは困った。こんなところで遭難してしまってはいけないと思い、ガンモはチェーンを取り出して、カングーの前輪に取り付け始めた。ところが、チェーンというものは雪のない平地で取り付けるべきものらしく、なかなかうまく装着できなかった。私もカングーの外に出てガンモの作業を見守りながら、チェーンを軽く巻き付けたあとの前輪の動きをガンモに報告していた。

 カングーが足を取られるほどの雪だったので、当然、長靴も履いていない私たちの足はすぐにびちょびちょになった。私は足が少し濡れるくらいで済んだのだが、布製の靴を履いていたガンモはもっと冷たかったようだ。まさか、こんなにも雪が降るとは、思ってもいなかったのだ。

 ガンモがカングーにチェーンを取り着けようと悪戦苦闘していると、立ち往生しているカングーのすぐ側に車を駐車している人たちが車に戻って来られた。しかし、カングーはまだ動かせない。私は、その方たちに謝りながら、少しの間、待っていただくことにした。その方たちは、車の中でカングーの行方を見守っていたが、おそらくスタッドレスのタイヤを装着していらっしゃるのだろう。明日はわが身といった焦りはなく、むしろ余裕を感じてしまうほどだった。

 雪に埋もれたカングーの前輪にチェーンを装着していたガンモは、チェーンがしっかりと前輪にフィットするように、カングーの運転席に座り、カングーを少しだけ動かしてはカングーから降りてチェーンをフィットさせていた。そうこうしているうちに、カングーが少しだけ動いたので、出庫待ちの方に別の方向から出庫していただいた。

 少し先が見えて来たので、私もトイレに行っておこうと思い、道の駅のトイレをお借りした。そのとき、道の駅のスタッフが除雪作業を行っているのが見えた。もう少し先の駐車場まで除雪してくださらないだろうかと思いながらも、そこにスコップがあるのが見えたので、カングーに戻ってからガンモに確認してみた。
「除雪作業をしている人が使ってるスコップを借りて来ようか?」
と私が尋ねると、ガンモが、
「うん、頼む」
と言ったので、すぐにスコップを借りに行った。道の駅のスタッフは、快くスコップを貸してくださった。

 スコップを持ってカングーのところまで戻り、ガンモにそのスコップを渡すと、ガンモはカングーの周りの雪をせっせと掻き出して、カングーの通り道を作った。雪を掻き出したあとにガンモがカングーに乗ると、ようやくカングーを雪の多い駐車場の入口付近から脱出させることに成功した。しかし、チェーンがしっかりと装着できていない状態だったので、平地を探して改めて装着するつもりで、いったんチェーンを外し、再び鳥取方面へと向かった。

 ところが、途中で更に雪がひどくなってしまった。走行中、先ほどのように雪に足を取られてしまってはいけないと思い、道路を走っている途中ではあったものの、田舎道で交通量が少ないことをいいことに、思い切ってそこでチェーンを装着することにした。私はカングーの外に出てガンモの作業を見守っていたのだが、その近くで雪かきをしていたおじさんが、私たちを見て、
「ノーマル?」
と聞いて来た。ガンモが、
「そうなんです」
と答えると、おじさんは、
「冬はやっぱりスタッドレスにせんとあかんでー」
とおっしゃった。その後、おじさんは私のほうを見て、
「女性はポケットに手を入れて突っ立っとったらええんやなあ」
と言って笑った。私は返す言葉がなく、苦笑いした。

 ガンモは、先ほどの苦労でチェーン装着のコツを掴んだらしく、てきぱきとカングーの前輪にチェーンを取り付けようとした。ガンモは、「まるみも運転免許を持っていればなあ」
とぼやいた。私も運転免許を持っていれば、こういうとき、私が運転席に座り、少しだけカングーを動かして、ガンモがカングーの前輪に取り付けたチェーンを調整することができるのにと思ったようだ。そうは言っても、私は免許を持っていないのだから仕方がない。成り行きを見守るしかない。

 何十分か格闘したあと、ガンモはようやくカングーの前輪にチェーンを取り付けることができた。近所の人が私たちの様子を見守ってくれていたので、お騒がせしたことをお詫びして出発した。そこから先は、雪があっても、多少、道路が凍っていても、怖くなかった。チェーンは大活躍していた。

 実は、私は先ほどの道の駅でトイレに行ったにもかかわらず、ガンモがチェーンを取り付けている間、ずっと外に立っていたからか、トイレに行きたくてたまらなかった。ガンモも外で作業をしていたので、ひどくトイレに行きたい様子だった。ようやくカングーの前輪にチェーンを取り付けて、二人ともカングーに乗り込んで発車してしばらくすると、何と公衆トイレが見えて来たのだ。しばらくお店も見付かりそうにない場所だったので驚いたが、ひょっとすると、人生はこんなふうにうまく出来ているのかもしれないと思った。

 それから鳥取市内に入ったのだが、何と、雪がパタリと止んでしまっていた。雪のないエリアでチェーンを装着し続けるのはチェーンを消耗させるだけである。それに、むしろチェーンを着けて走っているのが恥ずかしいくらいの状況になってしまったので、雪のない駐車場でチェーンを取り外し、今夜宿泊する旅館へと向かったのだった。

※撮影した写真のスライドショーを貼り付けておきます。なお、スライドショーが表示されない場合や、写真へのコメントをご覧になる場合は、カングーで遭難しかけたをご覧ください。

※スマートフォンやタブレットからアクセスしてくださっている方たちには、スライドショーが表示されないそうで、申し訳ありません。m(__)m

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m カングーの前輪が雪に埋もれて空回りし始めたときは、この先、どうなるのだろうと心配になりました。自分が住んでいる場所よりも寒いところへ車で出掛ける方は、やはりスタッドレスのタイヤかチェーンは必須だと思います。それでも、今回の大きな発見は、しばらく何もないと思っていた場所に公衆トイレがあったことです。私たちの人生は、このように、必要なときに必要なものが配置されているのではないかと感じた一瞬でした。

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