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2014.09.10

本『生きて死ぬ智慧』

夜の食卓の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m たくさんの方たちから応援クリックを賜り、心より御礼申し上げます。今日は、週に一度の定時退社日でした。以前も書かせていただきましたが、私の働いている職場には、週に一度の定時退社日と月に一度の定時退社日があります。仕事を早く上がることができたので、久し振りに買い物をして、ゆっくり帰宅しましたが、それでもまだ二十時前でした。毎日、帰宅時間が遅いと、そんな当たり前のことがうれしくなります。今日は、自宅で晩ご飯を食べて、ガンモとまったりとくつろいでいます。しかし、この記事を書いている今、外は一時間に百ミリもの激しい雷雨となりました。この時間は、いつも私が自宅の最寄駅から自宅まで自転車に乗っている時間であります。週に一度の定時退社日でなければ、まともに影響を受けるところでした。

 ひょんなことから、今日の仕事帰りに、【楽天ブックスならいつでも送料無料】生きて死ぬ智慧 [ 柳澤桂子 ]という本を見付け、購入した。私はテレビを見ないので知らなかったが、本の帯に「NHK教育テレビ『こころの時代』放映で大反響!」と書かれているので、おそらく、ご存知の方も多いと思う。

 般若心経は、子供の頃から唱えているため、ほぼ暗記しているお経だが、その解釈について書かれた本を読んでみても、これまであまりピンと来ることはなかった。しかし、この本を購入して、帰り道に電車の中で開いて読み始めたところ、感動のあまり、涙してしまった。同時に、「この本、すごい!」と思った。本の中に書かれた言葉が、心にじんと響くのである。本の中に書かれた言葉が私の奥深いところまで届いて、「ああ、ここに書かれていることは真実だ」と反応しているのだろう。

 この本を書かれているのは、柳澤桂子(やなぎさわけいこ)さんという方である。柳澤さんは、お若い頃からずいぶん長い間、難病に苦しんで来られたそうで、その苦しみの中で般若心経に出会ったのだそうだ。その結果、柳澤さんが心で感じた般若心経の解釈がこの本に書かれることになったというわけだ。

 YouTubeに、柳澤さんとこの本について取り上げた動画があったので、ご紹介させていただこうと思う。

『生きて死ぬ智慧』

『柳澤桂子さん』

 般若心経で表現されているところの「空」とは、おそらくだが、阿部敏郎さんがいつもおっしゃっているところの「いまここ」と同義なのではないかと思う。ちなみに、柳澤さんは、「空」を「実体がない」と表現されている。

 精神世界に目覚め、精神世界に関するいろいろな知識を詰め込んで来た人たちは、もっともっとスピリチュアルな領域へと入って行こうとする。その過程において、輪廻転生に興味を持つ人たちもいれば、ソウルメイトやツインソウルの存在に意識を向ける人たちもいる。また、アセンションに向けての精神的な準備を始めたり、スピリチュアルなセミナーに積極的に参加される方もいらっしゃることだろう。

 しかし、目覚めた人たち(覚醒した人たち)は、輪廻転生やソウルメイト、ツインソウル、アセンションなどへの理解が一層深くなるわけではなく、もっと違うところに、いきなり飛んで行ってしまう。それは、これまで着実に精神世界への階段を昇って来たはずなのに、急に階段なしで宙に浮くことができるほどの大きな変化に相当する。

 目覚めた人たち(覚醒した人たち)は、世の中を変えて行こうと熱くなることもなく、むしろ淡々と生きていて、ついには、「生きていることに意味はない」とまで断言されたりもする。しかし、おそらくだが、それこそが「空」であり、その「空」とは、覚醒することを目指している人たちが言葉の意味だけで想像する「空」とはまったく別物なのだろうと思う。

 この本の素晴らしいところは、あとがきの中で、二元的なものの見方から一元的なものの見方に変換する方法を伝えているところである。以下に、その部分のみ抜粋させていただく。

 (~中略~)けれどもこの傾向はどんどん強くなり、私たちは、自己と他者、自分と他のものという二元的な考えに深入りしていきます。元来、自分と対象物という見方をするところに執着が生まれ、欲の原因になります。自分のまわりにはいろいろな物があり、いろいろな人がいます。

 ところが一元的に見たらどうでしょう。二元的なものの見方になれてしまった人には、一元的にものを見ることはたいへんむずかしいのです。(~中略~)

 私たちは原子からできています。原子は動き回っているために、この物質の世界が成り立っているのです。この宇宙を原子のレベルで見てみましょう。私のいるところは少し原子の密度が高いかも知れません。あなたのいるところも高いでしょう。戸棚のところも原子が密に存在するでしょう。これが宇宙を一元的にみたときの景色です。一面の原子の飛び交っている空間の中に、ところどころ原子が密に存在するところがあるだけです。

 もう、素晴らしいの一言に尽きる。「すべてはひとつ」という抽象的な表現を、科学的な表現に変換してくれているのである。

 いろいろな人たちにお薦めできる本に出会えて良かったと思う。雷雨を回避できたことに加え、定時退社日の大いなるプレゼントである。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 柳澤さんの書かれたあとがきも、柳澤さんなりの般若心経の解釈も、本当に素晴らしいと思いました。私も実際に、何度も何度も般若心経を唱えて来ましたが、「色即是空なんて、あまりにも味気ないではないか」などと思っていたくらいです。しかし、柳澤さんの解釈ならば、納得できます。心に響く一冊です。

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