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2014.08.18

パチパチ物語

「送り火」をするの記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m たくさんの方たちから応援クリックを賜り、心より御礼申し上げます。ゆうべ遅くに、無事に帰宅しました。帰りの高速道路は、四国内はほとんど混んでいませんでした。兵庫県に入ってからも、覚悟していたほどの混雑はなく、比較的スイスイ走ることができました。次の帰省は、二週間後の母の一周忌になります。あれからもう、一年が経とうとしています。

 今回の帰省中に、ノートパソコンの電源ケーブルがパチパチと音を立て始めた。私のノートパソコンは、ときどき電気が通らない状態になり、通電している状態から通電していない状態に切り替わったことを知らせる「ピコ、ピコ」という警告音が何度も聞こえていた。

 やがて、パチパチという音は次第に顕著になり、このまま電源ケーブルをコンセントに挿しておくのは危険だと感じたので、私は電源ケーブルをコンセントから抜いた。

 しかし、電源ケーブルのないままノートパソコンを使用し続けるには、ノートパソコンの内蔵電池があと三時間ほどしか持たないことがわかった。私は、この先、まだ実家への滞在が続くというのに、もう少しでノートパソコンが使えなくなってしまうことを危惧し始めた。

 そこで、私は自宅にいるガンモに電話を掛けて、相談してみた。
「あのさ、ノートパソコンの電源ケーブルがパチパチ音を立てるようになって、使えなくなったんだけど」
すると、それを聞いたガンモは、
「パチパチ言うのはどこなの?」
と聞いて来た。私は、
「多分、お弁当箱のところだと思う」
と答えた。お弁当箱というのは、ACアダプターに付属のボックスのことである。お弁当箱には二つの接続部分があり、その片側からは、パソコンの本体に繋がる端子が出ている。そして、もう片側には、豚の鼻のような形をしたケーブルが挿さっていて、更にその反対側の先端がコンセントに挿さるようになっている。

 ガンモは、
「ふうん。パチパチ言うなら、髭剃り用のケーブルと同じ形のコンセント側のケーブルが焼けてるはずだから、確認してみなよ」
と言った。私は、パチパチと音を立てているのは、コンセント側のケーブルではなく、お弁当箱のほうだと主張しているのに、ガンモは一体何を言っているのだろうと思いながら、半信半疑でコンセント側のケーブルを確認してみた。すると、確かにケーブルに穴が空いているではないか! 穴が空いているところが焼けて、パチパチと音を立てていたのだ。

 私がガンモに、
「確かに穴が空いてるよ!」
と興奮した口調で報告すると、ガンモは、
「○さん(父の名前)が直せるはずだから、聞いてみたら? もしくは、同じ形式のケーブルがあれば儲けもんだと思う」
と言った。思えば、ガンモも父も機械いじりが大好きで、電気系統に強いのだ。

 私は早速、階下に降りて行き、父に相談した。
「あんね(あのね)、ノートパソコンのケーブルに穴が空いたみたいなんやけど(穴が空いたみたいなんだけど)、髭剃り用の豚の鼻みたいな形をしたケーブル、直せる?」
と言った。すると父は、
「代わりがあるよ」
と言って、豚の鼻の形をしたケーブルの予備を持って来てくれたのだ。確認してみると、その形状も、ケーブルに書かれてあるV(ボルト)もA(アンペア)も、私がノートパソコンで使用しているケーブルとまったく同じ仕様だった。

 私は、焼けたケーブルをお弁当箱から取り外し、父から渡されたそのケーブルをお弁当箱に挿してみた。すると、ぴったりフィットするではないか。そして、恐る恐る、そのケーブルの先端をコンセントに挿して、もう片方の先端をパソコンに挿してみた。すると、
「ピコ」
という音がして、これまで通電していなかった状態から、通電した状態へと切り替わったのだ。

 私は、喜びに打ち震えながら父にお礼を言って、二階へと上がった。父は、
「このケーブル、直しとくけん(直しておくから)」
と言ってくれた。

 私はすぐにガンモに電話を掛けて、父が持っていたケーブルで代用できたことを伝えた。私は、かなり興奮気味に語ったのだが、ガンモは当たり前のように受け入れているようだった。ガンモは、パチパチという音の形容だけで電源ケーブルのどこが悪いかを言い当てただけでなく、父にもこれが直せるか、代用品を持っているかということまで見抜くことができたのだ。

 その翌日、父は、焼けて穴の空いた私のノートパソコンのオリジナルのケーブルを繋ぎ合わせてくれた。何ともあっぱれである。

 父に、
「女の子は、父親に似た人を好きになるゆうて聞くけど(好きになると聞くけど)、ほんとのことやったんやろか(本当のことだったんだろうか)」
と言ってみたところ、父は笑っていた。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m せっかく持参したノートパソコンが使えないとなると、実家に滞在中も不便なことだらけでした。いやはや、父とガンモにピンチを助けられました。(笑)ちななみに、父もガンモも、一月生まれの辰年であります。

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