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2014.07.31

映画『苦役列車』

入谷の人気海鮮丼の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m たくさんの方たちから応援クリックを賜り、心より御礼申し上げます。あのバタバタしていた金曜日から、早くも一週間が経とうとしています。さすがに今週の金曜日は、もうバタバタしません。(苦笑)さて、七月ももうおしまいですね。勤務先では、夏休みを取得されている方たちも、ちらほら見受けられます。私は、お盆の頃に十連休する予定です。

 本作を鑑賞したのは、七月六日のことである。本作もまた、U-NEXT<ユーネクスト> | 日本最大級のビデオ・オンデマンドで鑑賞した。

 本作は、映画『松ヶ根乱射事件』映画『マイ・バック・ページ』の山下敦弘(のぶひろ)監督の作品である。劇場公開中に見逃してしまったので、U-NEXT<ユーネクスト> | 日本最大級のビデオ・オンデマンドで鑑賞することができて良かったと思っている。

 何を隠そう、私は、映画『松ヶ根乱射事件』を鑑賞したときに、映画館で行われたトークショーで山下敦弘監督にお目に掛かり、その後、映画館で山下敦弘監督と同じエレベータに乗って下まで降りた想い出がある。山下敦弘監督は、まだ若くて小柄な監督だった。

 森山未來くん演じる主人公の貫多は、自分の周りにいたら、かなり嫌な感じの男である。家庭の事情で、中学を卒業したあとすぐに働き始め、家賃を払えないほどお金に困っているというのに、外でお酒を飲み、風俗で性欲を発散させている。そんな彼だから、人を愛することを知らない。彼の取る行動はすべて、「愛」から来るものではなく、「欲望」なのだ。

 あるとき貫多は、日雇い労働の仕事先で高良健吾くん演じる専門学校生の正二と出会う。育って来た環境が異なる二人だったが、同じ時間を共有することで急接近し、貫多にとっては無二の友人のような存在になっていたはずだった。しかし、本作は、貫多の事情しか描かれていないため、専門学校生の正二がどのような目的をもって日雇い労務を始めたのか、また、専門学校にはちゃんと通っているのか、などということは描かれていない。

 本を読むことが趣味の貫多は、前田敦子ちゃん演じる、古本屋さんでアルバイトをしている康子に惹かれてしまう。正二がその仲を取り持ち、貫多と康子は友情を結ぶのだが、人との付き合い方が不器用な貫多は、康子にどこまで近付いていいのかわからない。これまで「欲望」しか表現して来なかったために、好きな気持ちを表現しようとすると、相手に対して極端になり過ぎてしまうのだった。

 しかも、このあと、この三人がかけがえのない友情を結んで行くわけでもなく、むしろ崩壊へと向かって行こうとするのは意外だった。それを考えると、貫多は、人との距離のとり方がとても下手なのだと思う。他の人たちが、他者に対してもっと細やかな感情を傾けるのに対し、貫多の行動はいつもおおざっぱで、目盛りが進み過ぎてしまうのだ。

 ひょっとすると、壊れてしまった今でも、貫多にとっては、三人で冷たい海に入ったことが、人生で一番の想い出なのではないだろうか。人間は、大きな岩のようなもので、他者と交流することで、次第にゴツゴツした岩の角が取れて行くものなのかもしれない。まだゴツゴツした大きな岩のままの貫多を見て、ふと、そんなことを感じたのだった。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 森山未來くん演じる貫多は、本当に嫌なキャラクターでした。こんな嫌なキャラクターを表現する原作なり、脚本なりを良く書けたものだと驚きます。人との距離の取り方を知らず、見るからに不快な感じの役柄を森山未來くんは見事に演じ切っていました。

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