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2014.07.16

映画『イップ・マン 葉問』

振り返り(38)の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m 本当にたくさんの方たちから応援クリックを賜り、心より御礼申し上げます。もうすぐお盆ですね。母も、初めてのお盆(新盆・あらぼん)を迎えます。この週末からの三連休は、母の新盆と一周忌の準備のために帰省します。ガンモは仕事なので、久し振りに夜行高速バスを利用しての帰省になります。忘れ物のないように、仕事から帰ると、思い付いたものを旅行用の大きなリュックにせっせと詰めています。

 本作を鑑賞したのは、映画『イップ・マン 序章』を鑑賞したのと同じ六月二十九日のことである。本作もまた、U-NEXT<ユーネクスト> | 日本最大級のビデオ・オンデマンドで鑑賞した。

 映画『イップ・マン 序章』と本作以外にも『イップ・マン』と名の付く作品はあるのだが、それらは本作のシリーズとは別物なのだそうだ。確かに、別物のシリーズでイップ・マンを演じているのは、ドニー・イェンではなく、別の俳優さんである。

 日中戦争で広東省佛山を追われたイップ・マンは、イギリスが統治する香港に移住する。映画『イップ・マン 序章』では、日本人が悪役になり、勢力を奮っていたが、本作の悪役はイギリス人である。本作の中のイギリス人の傲慢な態度には、イギリス好きの私でさえ嫌悪感を抱いてしまうほどだった。

 香港の武術事情は厳しいらしく、武館を開く者たちの間に同盟のようなものが結ばれていた。新参者が香港で武館を開くためには、他の武館の師範らと戦わなければならない。他の武館の師範らとの戦いに、次々に勝ち進んで行くイップ・マンだったが、最後に香港の武館のボスと激しい戦いを繰り広げることになる。中華料理店の円卓の上で繰り広げられたその戦いは、どこまでも互角で、圧巻だった。

 本作で興味深いと思ったのは、イップ・マンと一時は敵対関係にあった二人の人物が、最終的にはイップ・マンを支持する立場に回っていることだ。一人は、映画『イップ・マン 序章』の中で武館荒らしをしていた男、そしてもう一人は、互角の戦いを繰り広げた香港の武館のボスである。集団の中にいると、自らの価値観を見失いがちだが、彼らは集団の中にあっても個に戻り、自らの価値判断で行動することができたのだと思う。結局のところ、彼らもイップ・マンの人間的な魅力に惹き付けられたのだろう。

 映画『イップ・マン 序章』においては、柔道と中国武術で生死を掛けた戦いが繰り広げられたが、本作では、ボクシングと中国武術で生死を掛けた戦いが繰り広げられる。やはり中国の作品だからなのか、中国武術、とりわけ、イップ・マンの詠春拳には精神性の高さを感じる。監督の狙いなのか、柔道にもボクシングにも高い精神性は感じられなかった。中国武術の前では、それらは、単に強さだけを競うスポーツであるように描かれていた。ぞれは、イップ・マンと対決することになった柔道やボクシングがあくまで攻めのスポーツでしかないのに対し、寡黙なイップ・マンの詠春拳には思慮深さや緻密さ、そして正確さがあった。それは、イップ・マンの詠春拳が、誇りを守るための戦いだったからかもしれない。

 一日のうちに続きものを二作品鑑賞し終えた私は、とにかく、作品の中にどっぷり浸かり切ってしまったので、イップ・マンを演じていたドニー・イェンが本当にイップ・マンであったらいいのに、と思ってしまったほどなのである。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m イップ・マンと悪役のと関係性や、悪役と中国人を繋ぐ役柄が二作品ともとても似通っています。更に、いろいろな国に特有のスポーツの達人を悪者にして、イップ・マンの詠春拳で対決するような作品にすれば、イップ・マンの生きた現実とは異なるかもしれませんが、シリーズものにできそうですね。(笑)

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