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2014.06.14

映画『突然、みんなが恋しくて』

またまた夜のお仕事の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m たくさんの方たちから応援クリックを賜り、心より御礼申し上げます。またまた自転車の話で恐縮です。通勤途中に、自転車に乗って交差点で信号待ちをしているときに良く会う女性がいるのですが、信号が青になると、その女性は猛スピードで走り去って行きます。私は、その女性と同じ方向に走って行くのですが、いつも大きく引き離されてしまいます。何故、その女性は自転車でそんなに速く走ることができるのだろうかと不思議に思っていたところ、あることに気が付きました。その女性と私では、自転車のペダルが回転するスピードが異なっていたのです。なるほど、その女性は変速機を使っているのか、と思いました。私はというと、ペダルが最も軽くなるギアを使っていたので、ペダルの回転速度が速かったのですが、速いスピードで走り去って行く女性は、ペダルの回転速度が私よりも遅かったので、おそらくペダルが重くなるギアを使っているのでしょう。そこで私も真似して、ペダルが重くなるギアを使ってみたところ、思いのほか、すいすい走ることができました。しかし、いったん停止すると、再発進して加速するまでに時間が掛かりますね。しかも、ペダルが重くなるギアを使うのは、ずいぶん腹圧も掛かっていると思いました。今度、その女性に会ったら、競争してみたいと思います。(笑)

 本作を鑑賞したのは、六月一日のことである。またまたあの悪名高きU-NEXT<ユーネクスト> | 日本最大級のビデオ・オンデマンドで鑑賞した。

 冒頭のシーンから、くすっと笑ってしまった。舞台はパリだと思うのだが、スターバックスでコーヒーを注文するときに、注文者の名前を聞かれていたからだ。私は、パリではスターバックスを利用していないのだが、ベルリンでスターバックスを利用したときのことを"Jammar"という記事に書かせていただいた。ベルリンでもまた、注文した人の名前がカップに書かれることになっていたのだ。本作の中では、他に利用客がいないのに、スターバックスの店員に名前を聞かれる主人公が、スターバックスの店員に疑問を投げ掛けている。

 主人公のジュスティーヌを演じているのは、映画『オーケストラ!』映画『黄色い星の子供たち』映画『人生はビギナーズ』のメラニー・ロランである。恋人と別れたばかりの彼女は、異母姉妹である姉のドム夫婦が暮らす部屋を間借りする形で生活をともにするようになる。しかし、子供のいないドム夫婦は、養子縁組の準備を着々と進めていた。そんなとき、姉妹の父親の妻が妊娠したことを聞かされる。姉妹の父親の妻は、姉妹のどちらの母親でもない、父親の再々婚相手である。昔から、父親の愛情を感じたことがなかったジュスティーヌは、父親に対し、「子供に興味なんてないくせに」と言ってしまう。確かに、その父親は、客観的に見ても、愛を感じるような行動を取っている人ではなかった。しかし、果たして、目に見えている姿が父親の本当の姿だったのだろうか・・・・・・。

 他者に対する愛情を素直に示すことができない人は、確かにいる。たいていの場合、そういう人たちの表情は、硬い。おそらくだが、自分自身が深く愛されていることを知らずに育ってしまったからではないかと思う。自分が許容されていないと思い込んでいるために、表情が硬くなったり、時には他者の気を引くために、冷たい言葉を発したりするのではないかと思う。ジュスティーヌもまた、父親からの愛情を受けていないと感じているために、表情が硬く、愛情表現があまり得意でないように見える。

 その証拠に、彼女が失恋したときに、悲しみを的確に表現するすべを知らなかった。そこで、レントゲン技師である彼女は、レントゲンを使って、自分が情緒不安定であることを表現しようとする。そうした行為がどんどんエスカレートして行ったことから、そのときの彼女の悲しみは相当深かったのだと推測される。恋人に対して弁明しようとするなら、言葉で立ち向かって行けば良かったのに、「愛されている」という実感を感じることなく育って来た彼女は、そこで一歩引いてしまったのではないだろうか。

 彼女の父親はとても不思議な人で、彼女の歴代の元恋人たちとの交流を続けている。普通では考えられないことだ。例えば、ジュスティーヌに新しい恋人ができたことを知ると、父親はその恋人に接近し、接点を持とうとする。それに成功した場合は、ジュスティーヌが恋人と別れたとしても、父親と元恋人との交流が続くという変な状況に陥る。

 鑑賞している最中は、ずいぶん変な父親だなあという感想を持ちながら見ていたのだが、鑑賞し終わった今では、それもまた、父親なりの、ジュスティーヌに向けた愛情だったのではないかと思える。ジュスティーヌがどんな男性と付き合っているのか、興味を持っていたということは、やはりそこにジュスティーヌに対する愛情があったからではないかと思えるのだ。

 内容が内容だけに、父の日に鑑賞する作品ではないが、世の中には、愛に対して不器用な人たちもいるということだ。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 主演のメラニー・ロランは、やはりきれいな女優さんですね。感情表現が苦手なように見えるのは、彼女がもともと持っている特性なのかもしれません。最近、いろいろな作品に出演されているので、きっとフランスでも人気の女優さんなのでしょうね。

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