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2014.06.07

映画『エターナル・サンシャイン』

飯田史彦『ツインソウル完全版』を読んでの記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m たくさんの方たちから応援クリックを賜り、心より御礼申し上げます。この一月でガンモが五十歳になったので、今日は夫婦五十割引を利用して、久し振りに二人で映画を観て来ました。去年、母の病状が深刻になってからは、これまで足繁く通っていた映画館からはすっかり遠ざかってしまいましたので、およそ一年振りの利用になります。ガンモと一緒に夫婦五十割引を利用して鑑賞すれば、私もレディースデイやファーストデイの割引価格と同じ価格で鑑賞できることになります。インターネットで購入したので、入場するときに、年齢確認が行われるかと思っていたのですが、確認されることもなく、すんなり入場できました。私たちが五十歳以上に見えるとは思えないのですが・・・・・・。(苦笑)

 本作を鑑賞したのは、六月六日のことである。本作がとても評価の高い作品であることは、何年も前から知ってはいたのだが、ずっと鑑賞する機会がなかった。それが、ようやくU-NEXT<ユーネクスト> | 日本最大級のビデオ・オンデマンドに登場したので、鑑賞してみることにした。

 実際に鑑賞してみると、みるみるうちに作品の世界に引き込まれた。とてもおかしな作品で、イメージの世界がおもしろおかしく描かれていて、目が離せない。ひょっとすると、一般受けはしない作品なのかもしれないが、映画好きの方たちには、きっと受け入れられる作品だろう。調べてみると、映画『恋愛睡眠のすすめ』のミシェル・ゴンドリー監督の作品だった。なるほど、映画『恋愛睡眠のすすめ』も、作品の中で描かれているイメージの世界が面白くて、しばらく作品の世界から抜け出すことができなかったが、本作にも同様の効果があるようだ。

 ジム・キャリー演じるジョエルとケイト・ウィンスレット演じるクレメンタインは、恋人同士として付き合っていたものの、次第にうまく行かなくなり、バレンタインの直前にケンカ別れしてしまう。ジョエルはクレメンタインとの仲直りを望んでいたのだが、クレメンタインはさっさと記憶除去手術を受け、ジョエルとの愛の思い出を消し去ってしまう。そのことにショックを受けたジョエルは、クレメンタインが記憶除去手術を受けるために利用したラクーナ医院を訪れ、自分も記憶除去手術を受けることにしたのだが・・・・・・。

 単に、二人の記憶をきれいに消し去ってしまうのでは、本作はこれほど面白い作品には仕上がっていなかっただろう。本作の面白いところは、ジョエルがクレメンタインとのすべての記憶を消し去られることに、激しく抵抗するところではないだろうか。ジョエルは抵抗し、彼自身の脳の中で、クレメンタインと一緒になって、クレメンタインとの記憶を他の記憶の中に紛れ込ませて必死に守ろうとする。記憶が消し去られる映像は、まるでブロック崩しのように描かれている。記憶を消し去る作業と、記憶を消し去られまいと脳の中で逃げ回る二人の姿が奇想天外で面白い。いやはや、あっぱれである。

 時間の経過は、時系列ではなく、新しい出来事から古い出来事へと描写されている。そのため、ある事象の理由が、あとからわかる仕組みになっている。そうだとすると、二人は、記憶が消し去れらても再び巡り合い、恋に落ちていることになる。更に、クレメンタインの中からジョエルの記憶を消し去る作業を行った男性が、ジョエルの記憶を盗み、クレメンタインと恋愛をするという仕掛けも組み込まれているが、何故かうまく行っているように見えないのが興味深い。恋愛を人工的に操作しようとしてもうまく行かないが、記憶を消し去ったはずの二人が再び恋に落ちているところは神のなせる業なのだろうか。まるで、輪廻転生のようだ。

 本作の脚本を担当したチャーリー・カウフマンは、映画『マルコヴィッチの穴』や映画『脳内ニューヨーク』の脚本も書いているようだ。私は、映画『マルコヴィッチの穴』は鑑賞していないのだが、映画『脳内ニューヨーク』は鑑賞した。ただ、私には少し難解な作品だった。おそらく、その路線から言えば、頭の中でのイメージを作品にするのが好きな方なのかもしれない。ミシェル・ゴンドリー監督にもその傾向があるので、二人がタッグを組むことで、このような奇想天外な作品が出来上がったのだろう。久し振りに良い作品を鑑賞することができて、とても満足である。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 「愛と科学が対決したときに、愛のほうが勝った!」とも言える作品ですね。このような形で男女の愛を表現できることに、拍手を送ります。

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