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2014.05.31

映画『戦争より愛のカンケイ』

まちのオフィスの食堂風景の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m 昨日はとても暑かったですね。真夏になると、あと十度も高くなりそうな予感がしますが、これ以上、暑くなるのは勘弁して欲しいです。もう充分です。(苦笑)

 本作を鑑賞したのは、二月十六日のことである。Gyao!で無料鑑賞した。二〇一五年三月八日まで無料鑑賞できるので、以下にリンクを張らせていただくことにする。

戦争より愛のカンケイ

 日本では未公開の作品だそうだ。いかにもフランスらしい作品で、自由奔放ではちゃめちゃな女性と、そんな彼女を許容する男性のちょっと変わった恋愛が描かれている。政治的な思想が含まれているので、そこに引っ掛かりを覚える方は敬遠してしまうかもしれない。それでも、全体を通して、とても良質なラブコメディと言ってもいいくらいの作品だ。まったく違うタイプの男女が引き合う姿が描かれていて面白い。

 フランスではごくありふれた名前のまじめな中年男アルチュール・マルタンと過激で自由奔放な女性バヤ・ベンマームードが出会い、やがて恋に落ちる。アルチュールと恋人関係にあっても、バヤは次々にいろいろな男性とベッドを共にする。そんなバヤに対し、恋人であるアルチュールがコントロールしようとしていないところが素晴らしい。そのため、お互いがお互いのままで愛し合っている。こういうところがいかにもフランスらしいのだ。

 二人には、それぞれ家の秘密があった。アルチュールの母はユダヤ人で、両親がアウシュビッツに送り込まれて殺されてしまうという深い傷を負っていた。一方、バヤの父は絵を描くのが得意なアルジェリアからの移民で、ヒッピーで政治的思想を持っていたフランス人の母と出会い、結婚した。どうやらバヤの政治的思想は、彼女の母から受け継がれたもののようだ。

 世の中には、人を好きになるのに理由を付けたがる人たちがいる。例えば、「相手がお金持ちだから」、「性格がいいから」、「フィーリングが合うから」などである。しかし、私は、そうした恋愛に疑問を持ち続けて来た。何故なら、相手を好きになるのに理由があるということは、そこには多かれ少なかれ、自己愛が介入していると思うからだ。わかりやすく言えば、自分にとって都合のいい相手を選んでいることになる。私から見れば、それは恋愛ではなく、利用する関係であるように思える。

 本作の二人には、相手を好きになる理由がない。互いに生まれ育った環境も異なり、性格もまったく似ていない。それでも惹かれ合っているということは、二人にはもっと本能的な結び付きがあったのだろう。愛し合うことにもともと理由がないから、破綻することもない。おそらくこの二人は、この先も、本能的に惹かれ合い続けるのだろう。

 少々過激ではあるものの、わかる人にはわかる、そんな恋愛が描かれた作品である。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 自分と違うタイプの人間に出会っても、相手をコントロールしようとしないところが素晴らしいですね。コントロールが生み出すものは強弱関係ですが、本作の二人はどこまでも対等です。恋愛だけでなく、誰とでもこんな関係を結ぶことができたら、それぞれが個を尊重することができて最高でしょうね。

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