« ホットヨガ(三七五回目) | トップページ | またまた「香の香」へ »

2014.04.17

映画『アントキノイノチ』

ホットヨガ(三七五回目)の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m たくさんの方たちから応援クリックを賜り、心より御礼申し上げます。仕事帰りに、大きなスーツケースを転がしている四人組みの女性たちと出会いました。中国から来られた仲良しグループのようです。彼女たちは電車の中で記念撮影をしていました。そのうちの一人が、首から大きなぬいぐるみをぶら下げているので、何のぬいぐるみだろうと思いながら見ていると、何とそれはぬいぐるみではなく、ぬいぐるみの形をしたカメラケースでした。デジタル一眼レフを包む使うカメラケースのようで、ちゃんと撮影後の写真を確認するためのモニタ部分は、布がめくれるようになっていました。このようなカメラケースが世の中に出回っているということは、いかにデジタル一眼レフが女性たちにも支持されているかを物語っているように思います。このようなカメラケースがあると、デジタル一眼レフを持つのも楽しくなるし、このようなカメラケースに合わせてデジタル一眼レフを選んだりもできるので、二重にうれしいですね。

 本作を鑑賞したのは、四月十三日のことである。またまたあの悪名高きU-NEXT<ユーネクスト> | 日本最大級のビデオ・オンデマンドで鑑賞した。

 劇場で予告編を何度も見ていた作品なのだが、結局、劇場で鑑賞することはなかった。というのも、予告編の中に、海に向かって大きな声で叫ぶシーンがあり、役者さんたちの演技に力が入り過ぎているのではないかと思ったからだ。

 しかし、実際に鑑賞を始めてみると、決して、役者さんたちの演技に力が入り過ぎているわけではないことがわかった。むしろ、予告編で取り上げられている大きな声で叫ぶシーンは、これまで主人公らが守って来た厚い壁を打ち破るシーンでもあることがわかった。しかし、そうしたシーンを予告編の中に納めてしまうと、予告編を見る人たちの中にそのシーンがくっきりと残ってしまい、実際はそうではないのに、本作の象徴的なシーンと勘違いされてしまうのではないかと思う。

 とは言え、鑑賞を始めてしばらくは、あちらこちらのシーンで泣かされっぱなしだった。「とてもいい作品に巡り会えた!」と喜んだのだが、最後の何十分かで「あれれ?」と思うような展開があり、悲しいはずの出来事なのに、まるで夢から覚めたかのように感動から遠ざかってしまった。鑑賞された方たちのレビューを拝見したが、やはり多くの人たちがそのことを指摘されているようである。

 岡田将生くん演じる永島杏平は、父の紹介で、亡くなられた方たちの遺品整理の仕事に就く。その会社の先輩として、ネプチューンの原田泰造さん演じる佐相(さそう)と、映画『余命1ヶ月の花嫁』の榮倉奈々ちゃんがいる。

 彼らは故人の部屋に出向き、遺(のこ)すべき遺品と処分するものを選り分けて行く。そして、すべての選り分けが終わると、最後に部屋をきれいに掃除して去って行く。

 本作で扱われているテーマは、「無関心」である。

 遺族が、故人の遺品整理を杏平の所属する会社に委託するわけだが、そこには故人に対する遺族の無関心が描かれている。遺品整理を業者に委託するということは、遺族には、合理的に前に進んで行きたい気持ちがあるのだろう。

 中には、「遺品の中にどんなものが見付かっても、全部捨ててもらってもいい」と言い放つ遺族もいる。たいていの場合、そういう遺族は、故人に対する感情をシャットアウトしてしまっている。

 遺品整理の業務に携わる杏平らは、遺品に触れることで、見知らぬ故人がどのように生きて来たかを想像する。むしろ、故人と関わりのなかった杏平らのほうが、故人に対する愛情を持っているようにさえ思えてしまう。それは、遺品整理を通して、間接的ではあるにしても、愛情を持って故人に触れているからだと思う。そうしたプロセスを経ることなく、遺品整理を他人任せにしてしまうと、遺族は故人との間にできた溝を埋めることができないようにも思える。

 もう一つ、描かれている「無関心」は、杏平の高校時代の経験である。クラスのみんな、山岳部の部員たち、山岳部の顧問の先生・・・・・・。彼らの「無関心」により、繊細な杏平は固く心を閉ざしてしまうことになる。しかし、遺品整理の仕事先で、心に深い傷を負った、榮倉奈々ちゃん演じるゆきと出会い、次第に心を通わせて行くのだ。

 私は、杏平が感じていた「無関心」の心地悪さを知っている。世の中を変えるのは自分ではなく、自分以外の誰かだと思っている人たちが、目の前で起こっている出来事に目を瞑(つぶ)る状態である。だから、のちに杏平が取った行動は、そんな彼らを目覚めさせる役割を持っていたと考えることもできる。しかし、そこから、「無関心」だった彼らと新たな関係が始まるのではなく、杏平の環境が変わって行くのだ。

 本作の原作は、さだまさしさんだそうだ。彼の書いた小説が原作となった作品は、これまでに何本か鑑賞している。本作もなかなか見応えのある作品だったのだが、前述したように、最後の何十分かの展開について行くことができなかったのがとても残念である。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 杏平にとって、せっかく希望が見え始めていた段階だったので、とても残念な結末でした。あの結末では、杏平の更なる未来が心配ですが、愛を知った彼は、これまでよりも強くなっているのでしょうかね。

人気blogランキングには、もともとブログの書籍化を夢見て参加させていただきました。まだまだほど遠いですが、私の夢を応援してくださると、大変うれしく思います。
↓↓↓↓↓↓

哲学・思想[人気blogランキング]に

|

« ホットヨガ(三七五回目) | トップページ | またまた「香の香」へ »

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/18521/59464297

この記事へのトラックバック一覧です: 映画『アントキノイノチ』:

« ホットヨガ(三七五回目) | トップページ | またまた「香の香」へ »