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2014.03.31

振り返り(29)

善通寺の善通寺(3)の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m たくさんの方たちから応援クリックを賜り、心より御礼申し上げます。毎年、この時期は定期券売り場が混雑するるのですが、仕事帰りに、いつも利用している地下鉄の定期券売り場に、これまで見たこともないほど長い行列ができているのを見て驚きました。運賃が上がる前に定期券を購入しておきたいと考えている方がたくさんいらっしゃるのでしょうね。その後、自宅の最寄駅に着いてからは、自宅近くのスーパーに立ち寄ったのですが、これまたひどく混雑していました。毎週月曜日に割引率の高い買い物ができるスーパーなので、増税前に割引率の高い買い物をしておこうと思った方が多いのかもしれません。私も、まだ重い荷物を持てない身体だというのに、いろいろ買い込んで、手術の傷口が開いてしまうのではないかと心配でした。(苦笑)それでは、振り返り(28)の続きを書かせていただきます。

 ガンモがひと足先に兵庫県に戻ったあと、私は満中陰志のお返しのリスト作成のほかに、週命日のための準備を始めた。

 まずは、週命日にお経をあげてくれる親族が使うであろうお経の本を、複数冊、用意しておこうと思っていた。お寺さんから配布されたお経の本は数冊だけだったので、私はそのうちの一冊を持ち出して、コピー機のあるショッピングセンターまで自転車で出向いた。

 そのショッピングセンターまで行くのに、母が入院していた病院のすぐ近くを通ることになった。辛かったが、目を背けずに、母が入院していた病室の窓に目をやった。部屋の明かりが灯されていたので、早くも次の患者さんが入院されているようだった。そのことを知ったとき、何だかとても複雑な気持ちになった。

 コピー機のあるショッピングセンターは、元気だった頃の母もしばしば買い物に出掛けていた場所だった。そのショッピングセンターでお経の本をコピーするのに長い時間を費やしたが、そこに母の姿はなかった。母はもう、この世のどこにも存在していないのだと思った。

 私はコピー機の前に立ち、お経の本を開いて、見開きの二ページを十五部ずつコピーして行った。あとで製本するために、表紙と裏表紙のコピーも忘れなかった。

 その後、そのショッピングセンターにある家具屋さんで、折り畳み式の小さな椅子を六個購入した。というのも、母の通夜や葬儀のときに、椅子に座るほうが楽ちんだというお年寄が何人かいたからだ。ショッピングセンターには自転車で出掛けていたので、折り畳み椅子を六個も購入して実家に持ち帰るのはなかなか骨の折れる仕事だった。しかし、母の週命日に足を運んでくれる親族の中にも、椅子が必要な人たちが含まれていたので、椅子を用意しておこうと思ったのだ。

 実際、この試みは成功だったようで、私が購入した折り畳みの椅子は、週命日ごとに、椅子に座りたい親族らに愛用されていると、のちに弟が伝えてくれた。

 ところで、私の滞在中、従兄がCDプレイヤーとお経の入ったCDを持って来てくれた。これからしばしばお経をあげることになるので、お経のお手本が必要になると思い、わざわざ持って来てくれたのだ。従兄は、何年か前に父親を亡くしているのだった。

 CDプレイヤーについては、肺がんを患った母の癒しのために私が購入したものがあったので、従兄からはお経のCDだけを借りることにした。しかし、そのCDは、同じ真言宗でも、私の実家の真言宗とは派が異なっていたため、お寺さんから配布されたお経の本に載っているお経とは、となえる順番がかなり違っていた。そこで、ショッピングセンターをあとにした私は、仏具店に出向き、お経のCDを探すことにしたのだ。

 仏具店で、お寺の名前を添えて、
「真言宗のCD、ありますか? ○○寺なんですけど・・・・・・」
と尋ねてみると、
「高野山のしかないですけど、いいですか?」
と確認された。私は、高野山の真言宗なら、実家の真言宗とそれほど違いはないだろうと思い、そのCDを購入した。実家に帰ってからCDを聴いてみると、従兄が持って来てくれたCDよりも、購入したCDのほうがお寺さんから配布されたお経の本に近かった。

 ショッピングセンターのコピー機でお経の本をコピーした私は、父の助けを借りながら、お経の本の製本に入った。お経の本を見開きでコピーしたので、そのまま印刷面を山折りにしてホチキスで留めると、偶数ページと奇数ページの位置がオリジナルとは異なってしまう。私は、偶数ページと奇数ページの位置をオリジナルと同じにしたかったので、コピーして来た用紙を印刷面が隠れるように谷折りにして、白紙の部分を糊で貼り合わせようと思っていた。しかし、それでは貼り合わせる作業を重ねて行くうちにずれてしまうと思い、コピーして来た用紙をカッターナイフですべて半分に切り、白い部分を糊で貼り合わせて行った。そして、貼り合わせた半分ずつのページを、奇数ページと偶数ページがオリジナルのお経の本と同じ位置になるように順番に並べ、ニ穴パンチで穴を開けてリングを通した。

 文章にすると、簡単に作業を終えたように感じられるかもしれないが、実際は、思いのほか手間の掛かる作業だった。というのも、コピーして来た用紙を半分に切ったため、糊で貼り合わせる作業が二倍に膨らんでしまったからだ。二十数ページもあるお経の本を十五部も作ったので、すべて出来上がったときには、大きな達成感に包まれていた。

 そして、週命日の前日、私は、「明日から出勤します」と勤務先にメールを送った。母が亡くなったのは木曜日だったので、その次の週末まで休暇を取るつもりだったのだが、水曜日にはひと段落つきそうだったので、いったん兵庫県に戻り、再びその週末に帰省することにしたのだ。

 いったん兵庫県に戻る日の夜には、初めての週命日の供養が行われることになっていたので、足を運んでくれる親族らのために、袋菓子を購入したり、飲み物を用意したあと、私は高速バスに乗ったのだった。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 初七日の法要も葬儀のあとに済ませていたのですが、せっかくの週命日だからと、本当の初七日に親族に集まってもらいました。私は、その週の週末まで滞在しても良かったとは思うのですが、その週の週末が三連休だったので、木曜日と金曜日だけ出勤することにしたのです。

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