« 入院六日目 | トップページ | 入院八日目 »

2014.01.16

入院七日目

入院六日目の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m たくさんの方たちから応援クリックを賜り、心より御礼申し上げます。まだ本格的に決まったわけではないのですが、順調に回復しているため、そろそろ退院の日も近いようです。最初は二週間の入院と言われていたのですが、実際に入院してみると、手術後九日間の入院が基本のようです。ということは、手術の前日に入院するわけですから、入院日と手術日を足し込むと、合計十一日間の入院ということになるのでしょうか。それでは、またまた二日遅れの入院記事をお届けします。

 やはり、夜、なかなか眠れない。一時半を過ぎても眠れないのだ。それなのに、六時半前には起きてしまう。昼間に一時間ばかり昼寝したが、それでもいつもよりも睡眠時間が短い。運動量が足りていないために、夜、眠れないのだろうか。

 結局、二時過ぎにようやく眠りに就いたのだが、なかなか寝付けない原因がようやくわかった。足首が冷えているのだ。

 今でこそ暑がりの私だが、冷房対策カテゴリにもあるように、かつてはオフィスの冷房にひどく悩まされたことがあった。そのとき、足首が冷えてしまうと、夜、眠れないという辛い経験をして来た。

 更年期障害で上半身のほてりが出ている今も、下半身の冷えは続いているので、足には冷え取りのための靴下を重ね履きして、更にレッグウォーマーで守っていた。しかし、手術を受けてからは、しばらく弾性ストッキングを穿いていたこともあり、レッグウォーマーを使用していなかったのだ。夜中に、どうもこの不眠は足首の冷えから来ていると思い、持参していた羽毛のレッグウォーマーを履いてみたところ、良く眠れたというわけだ。もっと早く気付くべきだった。

 いつもは六時過ぎ頃に目が覚めてしまうのだが、寝不足だったためか、六時過ぎにいったん目が覚めても、いつの間にか眠ってしまったようで、朝食の準備が整ったという七時の館内放送で再び目が覚めた。

 朝食は全部平らげた。そして、処方されている便を柔らかくする薬(マグミット錠)の服用を再開した。

 同室の患者さん二人が話をしているのが聞こえて来た。その中に、やはり抗がん剤の話が含まれていた。二人とも、かれこれ一ヶ月以上は入院しているようだ。治療にお金が掛かると嘆いていた。確かに、手術を受けたり、入院期間が長くなれば、医療費もかさむだろう。しかも、がんとなれば、精神的にも厳しいはずだ。

 ガンモは、義母がとある肉腫で亡くなってから、がんを患った方たちが書かれたブログを読むようになった。そうしたブログの中で、昼間は明るく振る舞っていても、夜になると病室からすすり泣きが聞こえるという記事を読んだことがあるそうだ。

 私は、子宮を全摘する手術を受けて、あとは傷口の回復を待つのみである。そんな私が、がんで入院されている方たちの辛さをわかるはずがない。母が入院していたときでさえ、母の本当の辛さをわかってはいなかったのではないだろうか。そんなことを思いながら、私自身が夜中にすすり泣いた。

 朝食後に回診があった。まずは担当医が来てくださり、特に変わりなく、順調に回復していることを伝えた。そのあと、I医師が紹介してくださったベテラン医師の回診があった。手術を担当してくださった医師でもある。このときも順調であると答えた。

 回診のあと、看護師さんによる血圧と体温の測定があった。傷口も診てくださり、きれいに塞がって来ていると言ってくださった。

 そのあと、私は入院して初めてのコーヒーを飲んだ。手術を受けてからしばらくは、コーヒーを飲みたいとは思わなかったので、身体が少しずつ元に戻って来ていると判断して良さそうだ。

 お昼御飯もすべて平らげた。病院食だけでは足りなかったので、食後に、ガンモが持って来てくれたお菓子をほおばった。

 同室の患者さんが、看護師さんと会話されている中で、「頭のMRI」という言葉が出て来た。「えっ? まさか脳転移、すなわち、転移性脳腫瘍の可能性があるのだろうか?」と驚いた。やはり、母のことを想い出したが、今、こんなにも気丈に振る舞っていらっしゃる患者さんに、もしも脳転移があるのだとしたら、本当にお気の毒で仕方がなかった。おそらく、私と同じくらいか年下の女性なのに・・・・・・。その患者さんに、長生きして欲しい。

 午後から、同室に新たな患者さんが入って来られた。ご両親とご一緒である。明日、手術を受けられるらしい。思えば、私も一週間前に入院して、手術を受けたのだった。もし、その方が子宮全摘手術を受けられるのであれば、励ましてあげられるのに、なかなか同室の方と話すきっかけがつかめない。

 午後からガンモが様子を見に来てくれた。消耗品と、お菓子の差し入れが有り難かった。私はガンモに、
「三食付きであったかいし、ベッドは自由に調整できるし、ここにずっといたいよ」
と不謹慎なことを言った。それに対し、ガンモは、
「禁止!」
と言った。

 夕方、シャワーを浴びた。その直後に看護師さんが来てくださり、血圧と体温を測ってくださった。血圧は、高いほうが百三十台だった。看護師さんに、
「夕べから、排尿の回数が増えていて、二十分に一回のペースでトイレに行っているんです」
と報告した。すると看護師さんは、まず、膀胱炎を疑ったようで、
「排尿時に軽い痛みがあったり、残尿感があったりしますか?」
と尋ねてくださった。私は、
「そういうことはありません」
ときっぱり答えた。看護師さんは、水分をたくさん取っているので、尿の量が多くなっているのではないかともおっしゃったのだが、今は意識して水分を多く取っているわけではなかった。ただ、気になっていたのは、冷たい煎茶を飲んでいたことだった。そのことを看護師さんに確認してみたところ、
「煎茶を飲むことで、尿の回数が増えるということはないと思います」
と言われてしまった。

 以前、母に、免疫力アップのために、カテキン入りの緑茶を飲むように勧めたことがあるのだが、そうすると、母は、トイレに行く回数が増えたと言っていた。そこで、飲む量を同じにして、水に切り替えてみたところ、トイレに行く回数が減ったと言っていた。そのことからすると、やはり緑茶には利尿作用があると考えてもいいと思うのだ。

 私はいろいろ考えて、
「ひょっとすると、足が冷えているので、それでトイレに行く回数が増えているのかもしれません」
と言ってみた。結果的に、私の排尿回数が増えたことについては、様子見となった。看護師さんは、もし気になるようであれば、退院後の診察が一ヶ月後になるので、それまでの間に泌尿器科の診察を受けることもできますと言ってくださた。

 そして、待ちに待った夕食も完食した。運動量は少ないものの、お通じの回数も増えているためか、お腹が空くのだ。夕食が少なく感じられたので、食前にガンモが持って来てくれた小さなバナナを一本と、食後にクッキーを数枚食べた。

 明日、退院される患者さんに、看護師さんがあいさつに来られた。夜勤なので、その患者さんが退院される頃には、勤務を終えて帰宅されているためらしい。同室の患者さんは、看護師さんにお礼を言いながら泣いていた。カーテン越しにそれを聞いている私まで、何だか涙腺をぐっと刺激された。同室の患者さんは、がんの手術を受けて入院されていた。しかも、初めての手術ではないらしい。二回目の手術でかなり凹んだけれど、看護師さんの言葉に励まされたと言っていた。

 その後、その患者さんのご主人様が荷物を取りに来られた。翌日、できるだけ身軽に退院するために、不要な荷物を先に運び出してしまうのだろう。

 足を暖めているので、今夜こそ眠れると思い、眠気に誘われながら、ベッドに横になった。しかし、どうしたことか、お腹に違和感を感じた。傷口を縫い合わせている糸がひきつるような感覚があったのだ。まさか、癒着だろうか? そこで、またしてもベッドの位置を調整しながら、糸がひきつらない位置を探るための試行錯誤が始まったのだった。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 入院中に時間がたっぷりあると思い、あれやこれやと病室に持ち込んだのですが、実際に使うものは限られていますね。そのことをふまえると、通勤や旅行の荷物ももっと減らせるのかもしれません。(苦笑)

人気blogランキングには、もともとブログの書籍化を夢見て参加させていただきました。まだまだほど遠いですが、私の夢を応援してくださると、大変うれしく思います。
↓↓↓↓↓↓

哲学・思想[人気blogランキング]に

|

« 入院六日目 | トップページ | 入院八日目 »

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/18521/58941999

この記事へのトラックバック一覧です: 入院七日目:

« 入院六日目 | トップページ | 入院八日目 »