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2013.12.12

振り返り(19)

大きな病院での診察(2)の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m たくさんの方たちから応援クリックを賜り、心より御礼申し上げます。先日、父と母の五十回目の結婚記念日でした。母が生きていれば、一緒に金婚式を迎えられたのに、とても残念なことであります。もうすぐ母の百か日を迎えます。四十九日の法要のときに、百か日の法要も一緒にさせてもらったのですが、他にも愛媛県特有のしきたりがありますので、この記事を書いたあと、四泊五日(うち一泊は車中泊)の予定で帰省します。

 葬儀が始まるまでの間に、いくつかの打ち合わせが行われた。そのうちの一つは、お香典に関することだった。葬儀が始まると、受付に人がいなくなってしまうことから、斎場の事務所にある金庫でお香典を預かってくださることになっていた。そのときに、金庫の鍵を渡されるので、帰宅する前に、金庫の鍵と引き換えにお香典を渡してくださるとのことだった。

 もう一つは、葬儀のあと、一般の方たちや友人たちが見守ってくださる中、母の亡骸を火葬場に送り出すまでの儀式に関することだった。そのとき、何人かの近親者がそれぞれ何かを持つことになっていたのだが、私は、燭台のようなものを持つことになった。

 十一時少し前になると、受付をしてくれていた従兄がお香典の入った袋を祭壇まで持って来てくれた。斎場スタッフがその袋を受け取ると、私は斎場スタッフに連れられて斎場の事務所に向かい、お香典の入った袋を斎場の金庫に預けてもらい、代わりに金庫の鍵を受け取った。そして、私が席に戻ると、間もなく葬儀が始まった。

 葬儀が始まると、前日の打ち合わせ通り、おくりびとの斎場スタッフが、母がどのような人生を生きたかについて、物語にして読み上げてくださった。

 そして、前夜の通夜のときと同じお坊さんが来てくださり、母のためにたくさんのお経をあげてくださった。真言宗なので、通夜のときと同様、どこか儀式めいたところがあったのだが、お経そのものは、子供の頃からしばしば耳にしていたものが多かった。

 しばらくすると、一般の方たちから、お焼香が始まった。私は一人一人のお顔を確認しながら、座ったまま頭を下げた。

 母が亡くなったのは木曜日の朝で、当日のうちに通夜を行い、その翌日の金曜日に葬儀を行うことになったにもかかわらず、お仕事のある方たちもわざわざ駆けつけてくださった。今、こうして思い返しても、胸が熱くなる想いである。

 私は、お焼香をしてくださる方たちの中に、通夜のあとに深夜営業のスーパーでばったり会った、父と母との共通の友人であるMさんの姿を見付けて、その優しさに心を打たれた。私よりも一つ年下の息子さんを亡くされて間もないMさんは、自営業でお仕事もあるはずなのに、母のためにわざわざ駆けつけてくださったのである。あとになってから、父とそのことについて話し合ったのだが、あのような絶妙なタイミングで通夜のあとの遅い時間にMさんにばったり会ったのは、運命としか言いようがないと、父も私も意見が一致したのだった。

 また、小学校時代からの私の友人であるMちゃんも駆けつけてくれていた。見ると、Mちゃんも泣いていた。涙を流してくれているMちゃんの優しさに触れながら、これからは私自身も、もっともっといろいろな人たちに対し、こうしてMちゃんたちから与えてもらったような真の優しさを示して行かなければならないと感じたのだった。

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