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2013.08.21

映画『雑魚』

自転車のシフト(番外編)の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m たくさんの方たちから応援クリックを賜り、心より御礼申し上げます。他の人たちと時期をずらして夏休みを取得されている方がいらっしゃるのですが、その方が何やら祝儀袋に入ったお金を受け取っていたので、何か表彰されたのかと思い、尋ねてみると、何と、ご結婚されたのだそうです。なるほど、それで、新婚旅行に出掛けられるのだと思いました。行き先を尋ねてみれば、まだ私が行ったことのない国(たくさんありますが(笑))でした。乗り継ぎも入れると、片道ほぼ丸一日掛かるようです。きっと二人ならば、楽しい新婚旅行になることでしょう。

 本作を鑑賞したのは、三月三十一日のことである。本作もまた、Gyao!で無料鑑賞した。日本では未公開のスペイン映画である。

 鑑賞してみて驚いたのだが、かなり利己的な主人公が登場する。日本のわらしべ長者をとことんワイルドかつ冷血に仕上げたような作品である。

 刑務所を出所したばかりのセバスチャンは、叔母の家を訪ねて乱暴にお金をせびる。叔母の髪の毛を引っ張り、叔母の髪の毛にライターで火をつけて、その火で堂々と煙草を吸うという残忍ぶりは、その後の展開がいかに恐ろしいものであるかを想像させる。

 セバスチャンは、事故を装い、水産会社で働くラウルという老人を弱い立場まで追い込んで近付く。ラウルと知り合いになれたことをきっかけに、セバスチャンは水産会社で働けるようになる。というのも、セバスチャンは、最初から水産会社の社長ラモンに狙いを定めていたのだ。ラモンを利用して、次第にのしあがって行くつもりでいたのである。ちなみにラウルは、多少、悪の道に染まってはいるものの、本作に登場する唯一の善人だと思う。

 そこからは、ワイルドかつ冷血なわらしべ長者の物語となる。のし上がって行くために手段を選ばないセバスチャンと、水産会社の社長という表向きの顔とは裏腹に、麻薬取引のビジネスを行っているラモンは、立場上の違いはあったとしても、似た者同士なのかもしれない。しばらくは互いに相手を利用する関係が続くのだが・・・・・・。

 このようなワイルドかつ冷血名スペイン映画を鑑賞すると、日本のわらしべ長者が実に誠実に思えて来る。わらしべ長者の主人公は決して腹黒いわけではなく、偶然を利用して大金持ちになって行った。わらしべ長者の主人公がそうした結末を迎えることができたのは、彼がこれまで誠実に生きて来たからだろう。それは、はっきりとサクセスストーリーと言えるものだ。そういう物語にはどんでん返しは必要ない。しかし、本作のようなワイルドかつ冷血な物語には、どんでん返しが必要なのだ。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 何とも恐ろしい作品でしたね。刑務所から出所したてで、身だしなみにも気を使わないセバスチャンがラモンに気に入られて垢抜けて行くプロセスはなかなかのものでした。しかし、この作品の中のどこにも愛がないのが難点ですね。<苦笑)

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