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2013.08.09

映画『世界にひとつのプレイブック』

2013年夏休みの写真日記の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m 私が夏休みを過ごしている愛媛県には雨がしばらく降っていないようですが、東北地方の一部の地域では大雨による被害が出ているようですね。大雨による被害の大きい地域にお住まいの皆さんにお見舞い申し上げます。暑さも厳しいですが、いろいろな意味で厳しい夏を、皆さんが少しでも快適に過ごすことができますように。

 本作を鑑賞したのは、三月十六日のことである。当然のことかもしれないが、予告編を見たときと、実際に映画を鑑賞したあとでは、作品のイメージが大きく異なっていた。というのも、本作はミニシアター系映画館だけでなく、大型映画館でも上映されていたので、ひょっとすると、鑑賞したあとにがっかりしてしまうタイプの作品ではないかという懸念があったからだ。しかし、実際に鑑賞してみると、とても丁寧に作られた良い作品だと感じた。

 本作について、ごく簡単に表現させていただくならば、愛に傷付いた男女がダンスコンテストに出場して目標点をクリアするという共通の目的を通じて、互いに再生して行く物語である。しかも、親子関係などの伏線を上手に絡めてある。作品全体を料理に例えるならば、様々な調味料が絶妙なバランスを保っているだけでなく、おいしいデザートまで付いているような作品である。そういう意味では、単なる再生物語ではないのだ。

 妻に浮気され、妻の心が既に離れてしまっていてもなお、妻に対する想いが消えずにいるパットと、夫を交通事故で亡くしてしまい、その寂しさを穴埋めするために、同じ職場の男性たちと次々に関係を持ったティファニーが出会う。二人はダンスコンテストに出場して、目標点をクリアするという共通の目的を持つ。その試み自体がパットの父親の事業の存続に関わる賭けにも利用されている。

 パットは、浮気をしてしまった妻への未練が断ち切れないでいる。しかも、妻の気持ちは自分のところに戻って来るという妄想を抱いていて、妻の気持ちが既にパットにはないことがわかる冷静な人たちからすると、何とも切ない状況だ。そのため、ダンスコンテストへの出場も、ティファニーがしっかりリードして行くことになる。

 ゆえに、物語の進行の鍵を握っているのは、むしろティファニーのほうである。同じ職場の男性たちと次々に関係を持ってしまったティファニーだが、彼女のまっすぐな姿勢には感動させられる。あれだけさっぱりした性格ならば、誰からも好かれるだろう。彼女は、パットと出会ったことによって、しばらく見失ってしまっていた自分自身を取り戻したのかもしれない。

 それにしても、予告編から何となく結末を予想しているだけに、パットとティファニーがすぐには結びつかないところでやきもきしてしまう。引っ張り方がうまいのかもしれない。

 本作から得られる教訓とは、自分自身の気持ちに素直にならなければ、大切なものを見逃してしまう可能性があるということではないだろうか。あるいは、一つのことにとらわれすぎていると、大切なものを見逃してしまう可能性があると言っているようにも思える。とにかく、パットとティファニーと、彼らを取り巻く人たちとの滑稽なまでの絡み合いを堪能できる作品なのである。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 自分の夢に同意してくれる人というのは、のちに自分にとっての重要なパートナーになるのですね。ダンスコンテストを目指したのはティファニーのほうでした。パットはティファニーの目的達成のためのパートナーとなったわけですが、どうやら単にダンスのパートナーというだけではなかったようですね。予告編で二人の結末が見えていただけに、これほど惹き付けられ続ける作品だったとは思ってもいませんでした。

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