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2013.08.16

濃厚な時間(17)

映画『ヒトラー ~最期の12日間~』の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m たくさんの方たちから応援クリックを賜り、心より御礼申し上げます。週末を母のところで過ごすために、またまた高速バスに乗って帰省しました。今回は夜行便が取れなかったため、仕事を終えてから、通常便の最終便に乗り込みました。通常便は、夜行便と違って二人掛けのシートなので、ほぼ満席の高速バスを利用するにはちょっぴり窮屈でしたね。それでも、通常の睡眠時間とは別枠で睡眠時間を確保できるのは、寝不足の私には有り難いことかもしれません。それでは、濃厚な時間(16)の続きを書かせていただきます。今年の六月の終わりから七月の初めにかけての出来事であります。現在の母とは、病気の進行具合が違っています。

 母が退院する少し前、母のリハビリに付き添って病室を離れた。リハビリを終えて母の病室に戻ってみると、テーブルの上にキャラメルコーンが二つ並べて置かれていた。それらは二つとも七夕仕様のキャラメルコーンで、中に星の形をしたキャラメルコーンが入っているというものだった。誰が持って来てくれたのだろうと不思議に思っていると、ガンモが、母や私がいない間に病室に来て置いて行ってくれたことがわかった。

 母は、そのキャラメルコーンをすっかり気に入ったようだった。もともとキャラメルコーンはガンモの好物で、そのことを知った母がガンモに良くキャラメルコーンを買っておいてくれた。しかし、今度はガンモが母にキャラメルコーンをプレゼントしてくれたというわけだ。

 実際、七夕仕様のキャラメルコーンの中には、星の形をしたキャラメルコーンが入っていた。母と私は星の形をしたキャラメルコーンを見付ける度に、願いごとを託した。母も私も、何を願っているのかは、お互い、はっきりと口にはしなかったが、母の願いが「病気が良くなりますように」という願いであったことは間違いないだろう。

 母はこのことをきっかけに、食事をしたあとにお菓子を食べるようになった。食べても食べてもお腹がいっぱいにならないようで、病室の戸棚の中にお菓子を置いておくと、車いすで戸棚まで移動し、自分で戸棚を開けてお菓子を食べていた。冷蔵庫の食べ物も然りである。母はまるで、人が変わったかのようにたくさん食べるようになったのだ。

 退院してからも、その傾向は続き、ご飯を食べる前に食パンを食べたりした。とにかく、母の食欲が旺盛だったので、私たちは安心していたのだが、今になって思えば、後にあまり食べられなくなることを本能的に感じ取っていたために、食べたいと思うものを、今のうちにできるだけ食べておきたいと思っていたのかもしれない。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m この頃、母の食欲はとにかく旺盛でしたね。それで私たちは調子が良いと喜んでいたのですが、それはほんの束の間の出来事だったのです。

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