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2013.08.22

ファミリーレストランで行われていたプレゼンテーション

映画『雑魚』の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m いつも通勤列車でお目に掛かる男性がいるのですが、毎日、頭に違うバンダナを巻いていらっしゃいます。おそらく、その日の気分によって変えているか、その日に着ている服と合わせてバンダナを選んでいらっしゃるのだと思います。自分の世界を大切にしていらっしゃる方なのだなと思いました。

 仕事帰りにとあるファミリーレストランに寄って食事をした。そのとき、隣のテーブルに女性が二人いらっしゃった。その会話の内容からすると、それほど親しくはなさそうな間柄のようだった。

 一人の女性が席を立ったまましばらく帰ってこなくなったかと思うと、別の女性がやって来てそのテーブルについて、残っていた一人の女性と話を始めた。やはり、それほど親しくはない間柄のようである。

 このテーブルに集まっているのは、一体、どのような間柄の方たちなのだろうとぼんやりと考えていると、しばらく席を外していた女性が若い男性と一緒にテーブルに戻って来た。どうやら席を外していた女性は、その若い男性を迎えに行っていたらしい。その若い男性は、その女性たちとプライベートで親しくしている間柄というよりも、どことなく営業マンらしい雰囲気が漂っていた。ダイエットのために、最寄駅の一つ前の駅で降りて、歩いて通勤しているなどと言っていた。私が見た限りでは、太っているタイプの男性ではなかった。

 こうして隣のテーブルには、四人の男女が集まったわけだが、やはり全体的にどこか遠慮のある間柄であるように思えた。私は、「会社がらみの集まりでもなさそうだし、趣味の集まりでもなさそうだし、一体何の集まりなのだろう?」と不思議に思っていた。

 何故、隣のテーブルのことがこんなにも気になってしまったかというと、私が利用していたテーブルと隣のテーブルは、距離にして二十センチも離れていないほどだったからだ。

 四人の間では、最初のうち、軽い近況報告のような形で会話が交わされていたのだが、そのうち、私から一番近い席に座っている女性が、ある商品を使った感想を述べ始めた。商品の名前もそれとなく聞こえて来たのだが、ここでは伏せておくことにしよう。その女性は、お風呂から上がったときにその商品をワンプッシュあるいはツープッシュ使っていて、調子がいいそうだ。集まっていた人たちは、その女性の話を聞き、同席していた他の女性たちも、その商品について何かしゃべっていたようだった。

 しばらくの間、その商品を話題に歓談しているようだったが、やがてその歓談の時間を終わらせるかのように、若い男性が口を開いた。
「今日は、皆さん、お忙しいところ、お集まりくださいましてどうもありがとうございます」
それを聞いた私は、やはりその男性は営業マンだったのだと思った。

 チラッと隣のテーブルを見てみると、若い男性は小さなノートパソコンをテーブルの上に広げていた。一体何が始まるのだろうとそのまま見守っていると、若い男性の説明が始まった。

 その若い男性は、女性たちに購入してもらっているその商品を、小遣い稼ぎの目的で、他の人たちにも広めてもらうために、女性たちに声を掛けたようだ。若い男性は、
「決して安い商品ではないと思いますので・・・・・・」
などと言っている。なるほど、決して安くはないその商品を買ってもらって経済的な負担をかけてしまっている消費者に、お小遣い稼ぎの目的で、商品を広めてもらおうとする集まりらしい。

 営業マンらしい若い男性は、商品に関して、もっとテレビや新聞、雑誌などで大々的に広める方法もあるのに、こうして口コミのような形で広めようとするのは、大々的に広める方法を取ると、宣伝費が商品に上乗せされてしまい、商品の価格がつり上がってしまうからだと言った。なるほど、それはその通りだと思った。そのため、その商品は、口コミという形で広めているのだそうだ。

 若い男性は、持参したノートパソコンを使いながら、女性たちにプレゼンテーションを行っていた。ちなみに、女性たちが購入している商品は、一万円くらいのものらしい。しかし、原価は二千円くらいなのだそうだ。若い男性は、テレビのコマーシャルなどで有名な商品を挙げて、その原価がひどく安いものであると言った。その話が本当だとすれば、原価が二千円のものを一万円で売るのは、それほど暴利というわけではないように思えた。要するに、若い男性は、他の商品を例に挙げて、自分たちが売っている商品は、宣伝費を上乗せして売っているわけではないということを言いたかったらしい。

 私は、こんな世界があったのかと驚きを覚えながら、そのファミリーレストランをあとにしたのだった。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m いやはや、私の知らない世界を見せられた気がします。女性たちは、まだその商品を使い始めたばかりなのでしょう。商品の感想を述べるときに、まだまだ新鮮な気持ちが伝わってきました。このようなプレゼンテーションがファミリーレストランで行われていたのですね。

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