« 濃厚な時間(15) | トップページ | 映画『愛、アムール』 »

2013.08.05

濃厚な時間(16)

濃厚な時間(15)の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m たくさんの方たちから応援クリックを賜り、心より御礼申し上げます。母の入院している病室に泊まっていると、仕事をしているときと同じように、夜の早い時間に就寝して、早朝に起きるというリズムを保つことができます。ただ、仕事のある日と違っているのは、母の病状によっては、夜中に起きて母の世話をしたりするということです。しかし、私は今、とても熱くなっていますので、それが苦痛ではありません。それでは、濃厚な時間(15)の続きを書かせていただきます。

 退院した母は、帰宅できたこたことを心から喜んだものの、一つだけ母の頭を悩ませる出来事があった。それは、母がずっとかわいがっていたはずの飼い猫が母を敬遠してしまうことである。

 母は、最初に入院した病院と転院した病院に、合わせて一ヶ月半ほど入院していた。その間に飼い猫は母のことをすっかり忘れてしまったのだろうか。いや、それはないだろう。というのも、私が一ヶ月よりも長い期間を経て帰省しても、私のことをちゃんと覚えてくれているからだ。となると、考えられるのは、飼い猫にとっては、母が別人に映ってしまっているということである。

 転移性脳腫瘍の症状が顕著になってしまった母は、これまでよりも話をするのがスローになってしまい、まるで別人のようになってしまった。そのため、飼い猫は、母であることを認識できていないのかもしれない。また、母が車いすに座って、少し離れた場所から飼い猫に語り掛けることも、母を警戒している要素なのかもしれない。

 実は、最初に入院した病院の主治医からは、退院したあと、飼い猫に会えるのを楽しみにしていると母が話したところ、免疫力が低下している状態で飼い猫に近付くと、何らかの病気をもらってしまう可能性もあるので、できるだけ近付かないようにしたほうがいいと言われていた。そのため、母は車いすに乗ったまま、飼い猫から少し離れた場所から飼い猫に向かって話し掛けていたので、母が別人であると飼い猫が判断したのかもしれない。

 母は、飼い猫に好物の餌を与えたりもしたのだが、最初に入院した病院の主治医から、飼い猫に近付くことを制限されていたため、飼い猫とスキンシップを取れないことが辛かったようだ。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 飼い猫は私のことはちゃんと覚えているのに、母のことはすっかり忘れてしまったのか、あるいは、まったくの別人だと思ってしまっているようです。およそ一ヶ月半ものあいだ、飼い猫との再会を夢見て来た母だったのに、飼い猫の態度にはがっかりしてしまったようです。

人気blogランキングには、もともとブログの書籍化を夢見て参加させていただきました。まだまだほど遠いですが、私の夢を応援してくださると、大変うれしく思います。
↓↓↓↓↓↓

哲学・思想[人気blogランキング]に

|

« 濃厚な時間(15) | トップページ | 映画『愛、アムール』 »

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/18521/57941221

この記事へのトラックバック一覧です: 濃厚な時間(16):

« 濃厚な時間(15) | トップページ | 映画『愛、アムール』 »