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2013.08.29

濃厚な時間(19)

お店に出前の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m 慌てて着て来たTシャツのお腹の辺りが少し破れていることに気が付いてしまいました。職場に着いてから、ガムテープをもらって、Tシャツの内側から貼って応急処置を施しました。(苦笑)それでは、濃厚な時間(18)の続きを書かせていただきます。これから書くことも、およそ二ヶ月前のことであり、現在の母の状況とは大きく異なっています。

 入院している間、母の朝食には食パンが出されていた。母はそんな病院食に影響されて、退院してからも、朝は食パンを食べるようになった。入院中は、食パンが一枚しか出されていなかったので、母はお腹が空いて仕方がなかったようだ。

 父は、そんな母のために新しいトースターを買って来てくれた。もともと父も母も、朝食に食パンを食べていたわけではなかったので、実家にトースターはあってっもひどく古いものだったのだ。

 退院した母は、朝食に食パンを二枚食べられることがうれしくて仕方がなかったようだ。この頃、食欲旺盛だった母は、食パンのほかにもいろいろなものを食べていた。

 とは言え、入院中は、ベッドに座って食事をするのにちょうど良い高さのテーブルがあった。しかし、実家には、そのようなテーブルがなかった。ベッドをお借りしている介護用品を扱う業者さんにお願いして、食事用のテーブルも一緒にレンタルすることもできたのかもしれないが、注文してから少し時間が掛かるので、実家にあるもので間に合わせることにした。

 私は、実家にあるものを組み合わせて、ベッドに座って食事をする母にちょうど良い高さの食事用のテーブルを作った。それは、最も低くした脚立の上に、足付きのアイロン台を載せるだけというひどく簡単なものだった。母の食事はトレーの上に並べて、母のベッドが置かれている母の部屋まで運んだ。そして、脚立の上に載せられた足付きのアイロン台の上にトレーを置くと、母はちょうどいい高さだと言いながら、喜んで食事をしてくれたのだ。

 一ヶ月余りに渡って入院していたからか、父や母は食事のほかにも病院の影響を受けていた。それは、ソファーベッドである。最初に入院していた病院では、例え個室であったとしても家族が病室に泊まり込むことはできなかったのだが、転院先の病院では個室にあるソファーベッドに泊まることができた。転院してからは、そのソファーベッドに、毎晩、父が泊まってくれていた。

 ソファーベッドはなかなか便利なもので、夜はベッドに早変わりするが、昼間はお見舞いに来てくださる方たちに座っていただくことができる。このソファーベッドがあれば、就寝中の母に何かあったとしても、父が気付いてくれるだろうと思った。布団で寝るよりも高い位置で母を見守ることができるからだ。

 そこで、実家の母の部屋にも、病院と同じようなタイプのソファーベッドを注文して取り寄せ、夜は父がソファーベッドに寝て、昼間はお見舞いに来てくださる方たちに座っていただくことにしたのだ。

 こんなふうに、母は退院してからも、何となく病院で過ごしているような形で、自宅での日々を過ごしていたのだった。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 母は料理好きなので、二年以上前の最初の入院のときは、病院で出された食事をノートに控え、退院してからそれらの料理を再現していました。しかし、今回の記事でお届けしている時期の入院では、足が立たなくなってしまっていたので、料理を再現することは無理でしたが、それでも、車いすを使って、家の中を上手に行き来していました。

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