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2013.08.15

映画『ヒトラー ~最期の12日間~』

老眼鏡 + PCメガネの記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m たくさんの方たちから応援クリックを賜り、心より御礼申し上げます。皆さん、お盆休みを満喫されているでしょうか。ほとんどの会社がお盆休みなので、ガンモも早い時間に帰宅できています。帰りに三宮あたりで待ち合わせをして、一緒に晩ご飯を食べています。今日はおいしくて格安の中華料理のお店を発掘して、幸せな気分で帰宅しました。

 本作を鑑賞したのは、三月十七日のことである。本作もまた、Gyao!で無料鑑賞した。

 鑑賞しているうちに、「あれ? この動画はどこかで観たことがあるぞ」と思った。何年か前に、グルーポンのおせち料理が届かなかったか何かで問題になったことがあったのだが、そのときに、ヒトラーがグルーポンについて激怒しているという日本語の字幕が添えられた短い動画がYouTubeに公開されていたのだ。

 そのときの動画がまだ残っているかどうか探してみたのだが、見当たらなかった。おそらく、削除されてしまったものと思われる。その替わりと言っては何だが、同じように本作でヒトラーが激怒しているシーンに日本語の字幕が勝手に割り当てられた動画をご紹介しておこう。

動画タイトル:「クリスマスについてお怒りのようです」

 さて、本作は、追いつめられたヒトラーが自殺するまでの十二日間を、ヒトラーの個人秘書だったトラウドゥル・ユンゲの証言によって再現したものらしい。

 ヒトラーというと、独裁者として有名だが、本作のヒトラーはとても弱っている。本作だけのヒトラーを追うならば、この人が本当に独裁者なのかと疑ってしまうほどだ。しかし、視点を変えれば、栄枯盛衰という言葉がぴったり当てはまることに気付く。頂点を極めた(という表現は、ヒトラーに対しては不適切かもしれないが)人は、いつか下落して行くということだ。

 本作の中には、ヒトラー夫人となったエヴァ・ブラウンが登場する。私から見ると、彼女にはあまり魅力を感じない。どこか、感覚が麻痺してしまっているように見える。もっとしっかりして欲しい人だ。

 ヒトラーを演じているのは、ブルーノ・ガンツという俳優さんだ。私の思い違いかもしれないが、彼に似た人が映画『我が教え子、ヒトラー』でヒトラーの役を演じていた。しかし、調べてみると、映画『我が教え子、ヒトラー』でヒトラーを演じていたのはヘルゲ・シュナイダーという俳優さんだった。ちょび髭を生やして怒っていれば、意外と誰でもヒトラーになり切れるのかもしれない。

 本作のヒトラーは弱っていると書いたが、権力があった頃の威厳をどこまでも保とうとしているヒトラーの姿に人間らしさを感じてしまった。実際のヒトラーが本作のヒトラーのようであったかどうかはわからないが、部下たちが少しずつヒトラーのもとから離れて行く中で、ヒトラーのいる地下要塞には既に危険が迫って来ているというのに、彼のもとを離れたがらない人たちもいた。

 ときどき、地下要塞が崩れてしまうのではないかと思えるほどの爆撃の影響を受けながらも、地下要塞の中では、パーティのようなものが行われたりして、酒びたりになっている人たちもいた。現実を見つめようとはせずに、逃避に走っていたのかもしれない。

 もはや敗戦を余儀なくされている状態で、ヒトラーとともに地下要塞に残り続けるか、それとも安全な場所へと逃亡するか。いろいろな選択肢があったのだが、ヒトラーへの忠誠心が強い人たちは、地下要塞内で自決したり、家族で地下要塞に移って来て、幼い子供たちを眠らせておいて、殺したりした。

 客観的に見れば、ヒトラーは世界で最も残忍な大量殺人を指示したはずの人なのに、そのヒトラーに誓った忠誠心を、自らの身の危険も省みずに持ち続けたことに驚きを覚えた。その忠誠心は、彼の持つカリスマ性への憧れだったのだろうか。敗戦を目前にしてもなお、ヒトラーへの忠誠心が薄れなかった人たちがいるくらい、その人たちにとってのヒトラーは偉大な人だったのかもしれない。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 本作は、ヒトラーの全盛期ではなく、ヒトラーが窮地に追い込まれてからの十二日間を描いた作品とされています。いろいろなヒトラーが映画になっていますが、本作のヒトラーが最も人間らしく見えてしまうのは私だけでしょうか。

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