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2013.07.11

濃厚な時間(11)

映画『みなさん、さようなら』の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m ここのところ、定時退社日以外は残業なので、帰宅してから就寝するまでの時間がすっかり短くなってしまいました。帰宅途中にまたまたガンモとばったり会ったので(私が利用している地下鉄沿線で仕事があったとメールをもらっていたのに、私がそのメールに気付かなかったのです)、パン屋さんに寄って、一緒に晩ご飯を食べて帰りました。それでは、濃厚な時間(10)の続きを書かせていただきます。

 母が入院している間に、父は自宅で母を介護するための準備を着々と進めてくれていた。一番最初に取り掛かったのは、トイレを直してもらうことだった。

 私の実家は、私が小学校六年生のときに新築した家なので、もうかなり古い。トイレは水洗トイレだが(それより以前に住んでいた家は、汲み取り式のトイレだった)、和式トイレだった。それではさすがに使い辛いというので、ここ二十年くらいは、和式トイレの上に洋式トイレのカバーをかぶせて使っていた。そうすると、トイレのあそびの部分が奪われ、狭くなってしまうので、ガンモには特に不評だった。

 ちなみに、昔のトイレなので、男性用の便器は別にある。そこで、男性用トイレの便器と女性用の和式トイレを取り外してもらい、男性用トイレの空間と女性用トイレの空間を一つに繋げて、そこにシャワー付きの洋式トイレを設置してもらうことにしたのだった。

 工事の見積もりをしてもらったところ、単に便器を取り替えるだけの工事ではなく、既存のトイレを撤去してから新たな便器を設置することになるので、床の工事も一緒に行うことになり、工事に一週間程度掛かるとのことだった。

 工事が始まると、工事の人たちが実家に出入りするようになるため、父は、母が実家の前に植えている花や植木をせっせと移動させて、狭くなっていた実家の前の道を広げてくれた。また、工事の人に見られても恥ずかしくないように、家の中をせっせと片付けてくれた。

 工事を担当してくださるのは、何と、非番の日に母をお風呂に入れてくれた従姉の看護師の息子のお友達だという。つまり、私から見ると、ふたいとこのお友達ということになる。従姉の息子は、これまた有り難いことに介護用品を扱う会社で働いていて、そうした介護関係の手続きなどにも詳しいようだった。そこで、退院した母を自宅で迎え入れるためのベッドや非常用のトイレなどの手配を従姉の息子にお願いしたのだった。

 介護認定が降りてから、すぐに工事が始まると思っていたのだが、しばらくは役所の許可待ちとなった。母は、申請してから実にてきぱきと役所の方が動いてくださり、すぐに介護認定が降りて要介護四となったわけだが、介護認定が降りたあと、介護保険を適用して自宅を改造するには、役所の許可が必要だった。そのための書類も、従姉の息子が提出してくれていたので、あとは役所からの許可待ちの状態だったのだ。

 介護認定が降りるのは比較的早かったものの、工事の許可が降りるまでには少々時間が掛かってしまった。ようやく許可が降りて、トイレの工事が始まったのは、介護認定が降りてから一週間ほど経った頃のことだった。

 工事が始まると、父は昼間のうちはできるだけ在宅しなければならず、近いとは言え、母が入院している病院に度々足を運びながら、病院と自宅を往復するという、またまた忙しい日々が続いていた。それでも父は、夜になると必ず母の病室に泊まってくれたのだった。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 洋式トイレはお年寄りには使いやすいみたいですね。今になって考えてみると、昔の日本の家屋では、車いすなどで過ごすことは考えられなかったように思いますね。

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