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2013.07.10

映画『みなさん、さようなら』

ホットヨガ(三四二回目)の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m いつも自転車を預かってもらっている、自宅の最寄駅にある駐輪場のおじさんが熱中症にかかってしまったそうです。また、職場の派遣仲間も熱中症かもしれない症状で休暇を取っていました。去年の夏も暑かったですが、身近なところで熱中症にかかった人に出会ったのは初めてです。本当に、朝から照りつける日差しが強いので、皆さんも気を付けてくださいね。

 本作を鑑賞したのは、二月十五日のことである。私は、映画 『アヒルと鴨のコインロッカー』や映画『ポテチ』を見逃しているので、濱田岳くんという俳優さん主演の作品を鑑賞するのは、今回が初めてだ。本作でメガホンを取っているのも、映画 『アヒルと鴨のコインロッカー』や映画『ポテチ』の中村義洋監督だそうだ。それだけに、濱田岳くんのために用意されたような作品だと感じた。

 最近、「団地」という言葉を耳にすることは少なくなって来た。改めて「団地」の映像を見てみると、現在の「アパート」や「マンション」とは大きく異なっているのがわかる。多くの場合、「アパート」や「マンション」は単独で建てられるが、「団地」は同じような作りをした建物の集合体であるようだ。

 本作は、そんな団地が全盛期を迎えた頃から、次第に団地がさびれて行くまでのプロセスを、濱田岳くん演じる主人公の悟の成長とともに描いている。

 団地が全盛期の頃は、生活のために必要なものは何でも団地の中にあった。そんな何でも揃った便利な環境で育った悟は、小学校を卒業しても、団地の外にある中学校には通わずに、団地の中だけで生きて行く決心をする。しかも、働ける年齢になったら、団地の中にあるケーキ屋さんで働こうと決めていたくらいだ。

 団地に対する悟の思い入れは、並々ならぬものであったことがわかる。小学校時代の友人が住んでいる部屋を棟ごとに一つずつチェックすることが日課になっていたり、小学校の同窓会も、わざわざ団地の集会所で開いてもらったりする。初恋も本気でない恋も団地の中で済ませ、ついには団地に住む同級生と婚約する。しかし、団地に住む小学校時代の同級生たちは、一人、また一人と団地から去って行くのだった。

 どうして悟がそこまで団地に思い入れを持っているのか、はっきりとした理由は、後半になってから、ようやくわかる。というのも、悟がその問題と対峙せざるを得なくなるからだ。

 とにかく、いろいろな要素が盛り込まれた本作は、一度鑑賞してしまったら、濱田岳くん以外の俳優さんが悟を演じることなど考えられないくらいに役がピタリとはまっている。あの、どこかぎこちないラブシーンも、果たして彼の演技なのか、それとも彼の地なのかはわからないが、彼がとても個性的な俳優さんであることだけは確かだ。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 誰にとっても、団地は、いつかは卒業しなければならないものとして描かれています。団地を簡単に卒業して行く人もいれば、悟のように高いハードルを抱えた人もいます。悟の想いに寄り添おうとすると、何となくもの悲しい物語ですね。

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