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2013.06.01

映画『桃(タオ)さんのしあわせ』

ホットヨガ(三三四回目)の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m 夜行高速バスに乗って、母の入院している病院のすぐ近くまでやって来ました。夜行高速バスに用意されていた毛布がとても立派でうれしかったです。また、冷房の設定温度もちょうど良く、とても快適に過ごすことができました。早朝に着いて、夜行高速バスを降りると、その涼しさに驚きました。

 本作を鑑賞したのは、十二月十五日のことである。

 香港の裕福な家庭に六十年間も仕えた使用人の桃(タオ)さんが、ある日、脳梗塞で倒れてしまう。桃さんは、回復するも、雇い主に迷惑を掛けてしまうと思い、今後は仕事を辞めて老人ホームに入りたいと若主人であるロジャーに申し出る。

 桃さんを演じているディニー・イップは、いかにも家事が得意そうな女優さんである。そして、ロジャーを演じているアンディ・ラウもまた、いかにも裕福な家庭に育ったおぼっちゃまという感じの俳優さんである。それだけに、桃さんとロジャーは、まるで本当の使用人と雇い主の若主人のようなリアリティを感じさせてくれる組み合わせである。

 更に、本作の中で桃さんとロジャーは、まるで母と息子のような関係を築いて行く。途中で、ロジャーの母親も登場するのだが、例え映画の中での役割を演じているに過ぎないとしても、役柄上の母親よりも、桃さんのほうが精神的な繋がりが深い存在として描かれているのが興味深い。ロジャーの家が裕福で、子育ても桃さん任せだったからなのか、親子の繋がりが薄いように見えてしまったのだ。

 ロジャーの協力のもと、老人ホームに入った桃さんは、間もなく老人ホームにも慣れて来て、老人ホームの入居者たちとも打ち解けて行く。映画プロデューサーという華やかな仕事をしているロジャーと、地味な桃さんは、一見、別世界の住人なのだが、時にはロジャーが桃さんの世界にやって来たり、また、桃さんがロジャーの世界にやって来たりと、お互いの世界を行き来している。異なる世界を行き来するとき、自分の知らない世界を理解しようとするのに、自分の中にある「感覚」を使っているように思う。動物的な何かで、未知の世界を嗅ぎ分けているような感じなのだ。そうすることで、同じ世界にいる人たちが見落としてしまいがちな何かを拾い上げることができるのではないだろうか。

 ところで、たまたま、中国語の予告編も見付けたので、一緒にご紹介させていただきたい。驚いたことに、この予告編を見ると、日本語の字幕を目で追っているときには感じられないような生の感覚が伝わって来るのがわかる。日本語の字幕を追っているときには、自らの経験の中から、その見知らぬ状況を理解しようとしてしまうが、未知のものが目の前に現れると、動物的な感覚で嗅ぎ分けようとするのかもしれない。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 本作は、実話をもとに製作された作品のようです。お互いの住む世界が異なっていても、こうして別世界を行き来することができるのですね。だから、しっばしば芸能人の夫婦が、「価値観の違い」を理由に離婚したりしますが、「価値観の違い」が直接的な原因なのではなく、「異なる価値観の間を互いに行き来できなくなってしまったこと」、すなわち、愛情不足が原因なのでしょうね。

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