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2013.06.25

映画『テッド』

エネルギーのことの記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m 岩手県の県会議員が自殺したというニュースを読み、驚きました。自身のブログに書いた内容がもとでブログが炎上し、のちにその内容について謝罪したものの、そのことをずっと引きずっていたのでしょうか。自分自身の意見をはっきり述べることが命を落とす行為にもなりかねない、奇妙な世の中になってしまいましたね。

 本作を鑑賞したのは、映画『96時間/リベンジ』映画『もうひとりのシェイクスピア』映画『LOOPER/ルーパー』を鑑賞したのと同じ一月十八日のことである。この日はTOHOシネマズの1ヶ月フリーパスを活用して、全部で四本の作品を鑑賞した。本作は、そのうちの四本目の作品である。

 アメリカ映画もアメリカ英語もコメディも好きではない私が本作を鑑賞したのは、単にTOHOシネマズの1ヶ月フリーパスを活用したかったからである。

 日本においても爆発的なヒットを飛ばした本作であるが、もしも本作が、普段は映画をほとんど鑑賞しないたくさんの人たちを映画館に駆り出したならば、本作のようなコメディ映画こそが映画であると評価されるかもしれない。しかし、私の中では違うのだ。私の中での映画とは、鑑賞してから何ヵ月もの間、その感動が残り続けているような作品である。しかしながら、大きな映画館で上映されているような作品は、何ヵ月も経つと、内容を忘れてしまう作品が実に多い。

 本作に関しても、感動というにはほど遠い作品だったのだが、私なりに気に入ったのは、ぬいぐるみのテッドが薄汚れていたことだ。その汚れ具合があまりにもリアルだったので、映画館に展示されている宣伝用のテッドのぬいぐるみも、ひょっとしたら映画の中のテッドのようにしゃべり出すのではないかと期待したほどである。あの、長年、使い続けたような汚れ具合は、なかなか再現できるものではないと感心したわけである。

 私自身も子供の頃、ピッキーちゃんという名前のぬいぐるみをとても大事にしていた。ピッキーちゃんが汚れてしまうと、母に洗濯機で洗ってもらったものだった。洗濯したピッキーちゃんが乾くのが待ち遠しいくらいに、ピッキーちゃんに夢中になっていた。

 おそらく、私のような経験は、誰にでもあることだろう。しかし、そんなぬいぐるみも、多くの場合、大人になるまでに手放してしまうものだ。ところが本作の場合は、大人になっても二人(?)が固い友情で結ばれて続けているのである。その理由は、やはりぬいぐるみのテッドがしゃべり始めたために、人間からぬいぐるみへの一方通行のコミュニケーションではなく、双方向のコミュニケーションが成り立ったからだと思う。

 ただ、人間の主人公であるジョンがオヤジ化して行くのはわかる。それに加え、本作では、ジョンが可愛がっていたぬいぐるみのテッドも主人公と一緒にオヤジ化して行くのだ。しかも、オヤジ化したテッドは下ネタを連発し、少々下品である。ジョンだけがオヤジ化していないこともまた、双方向であることの証なのかもしれない。

 ただ、どこかに密な関係があると、他の密な関係との共存が難しくなるものだ。私自身が母親になることに対して長いことためらっていたのも、ガンモとの密な関係の他に、子供との密な関係を成立させる自信がなかったからでもある。

 ジョンの場合は、恋人との密な関係を成立させたものの、テッドとの密な関係の両立に悩み始める。両立が難しいとなると、密な関係のどちらかを自立させる方向へと動いて行く。やがてジョンは、テッドとの関係を自立させることに決めるのだった。

 他に興味深かったのは、テッドを狙う親子の存在である。彼らは、テッドを心から愛してはいない。テッドを所有することに夢中になっているだけである。愛と所有の区別がはっきりとわかるシナリオになっていたところはお見事だった。

 ばかばかしいシーンが多い中にも、時にキラリと光るシーンもちりばめられていたのだが、残念ながら、何年か経ってみて、もう一度鑑賞したくなるような作品ではないようだ。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m ギャグのセンスや、ハッピーエンドで終わるところも含めて、いかにもアメリカらしい作品だと思いますね。日本でも多くの人たちに鑑賞されたようですが、単にかわいいだけでなく、どこか憎たらしいキャラクターというのは、世間に受け入れられるのかもしれませんね。

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