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2013.06.23

濃厚な時間(6)

映画『LOOPER/ルーパー』の記事に応援クリックしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。m(__)m たくさんの方たちから応援クリックを賜り、心より御礼申し上げます。今、母は転院して、地元の病院に入院しているのですが、全脳照射の効果が表れて、脳の腫れが引いて来たようです。また、転院先の病院で、母の可能性を引き出してくださる良い先生たちに巡り会えたおかげで、母は以前よりも元気になっています。病状に関係なく、可能性を引き出すことの大切さを改めて実感する毎日です。

 母の転院にあたって、いろいろと動いてくれたのが、高校時代の私の友人であるEちゃんだった。彼女はその病院で、介護保険の加入手続きの手助けや、他の病院への転院手続きなどの業務を担当してくれているようだった。

 最初のうち、父と私は、がん治療でお世話になった病院を退院したあとは、すぐに地元の病院に転院して、継続的に療養を続けるという話をしていた。そのことをEちゃんにも伝えておいたのだが、Eちゃんは、ずっとそのことを気にしてくれていたようで、あるとき私にメールをくれた。そのメールには、地元の病院に転院することに関して、本当は戸惑いがあるのではないかということと、転院する前にいったん自宅に戻って、介護保険を最大限に活用しながら、自宅で数日間、過ごす方法もあると書いてくれていた。

 というのも、実は、私の従姉が転院先の病院で働いているのだが、従姉の母親(つまり、私にとっては伯母)と母の仲が悪いため、従姉のお世話になりたくないと思っているようだった。

 しかし、Eちゃんから最初に挙げられた転院先リストのうち、いろいろな意味で充実しているのはその病院だった。それに加え、自宅から最も近い病院であることなどから、何とか母の了解も得て、転院先の病院をそこに決めたのだった。何故なら、他の病院もまた、母にとっては、選びたくても選べない病院だったからだ。

 Eちゃんから最初に挙げられた転院先リストの中には、母が十年以上も世話をした祖母が亡くなった病院も含まれていた。今回、父から聞いて初めて知ったのだが、父が母を乗せて、祖母が亡くなったその病院の近くを自家用車で通ろうとすると、母は迂回して欲しいと父に懇願するそうだ。もしかすると、母は自分の母親が亡くなった悲しみから、まだしっかりとは立ち直っていないのかもしれない。

 また、他にあげられていた病院も、古い病院で設備があまり良くない上に、昨年末に母と仲の良かった母の叔母が肺がんで亡くなってしまった病院でもあった。母は、今回のことでひどく気持ちが落ち込んでいたので、できれば、身内が亡くなった病院を選びたくはなかったようだ。そして、父が何度も母に確認して、従姉が働いている自宅から一番近い病院に決めたのだった。

 どうやらEちゃんは、そうした背景を知っていたので、本当に自宅近くのその病院でいいのだろうかと、ずいぶん気にしてくれていたようなのだ。

 私は、Eちゃんからそのようなメールが届いたことを父に伝えた。父は早速、もう一度考え直してくれて、すぐにEちゃんと連絡を取って病院内で話し合い、今後の方針を決め直してくれた。それは、退院後はすぐに従姉が働く病院に転院するものの、母が転院先の病院で療養している間に自宅を改造して母を受け入れる体制を整え、母が退院すれば、自宅で父が母の世話をするというものだった。

※皆さん、いつもたくさんの応援クリックをありがとうございます。m(__)m 病を抱えた家族が病院で過ごすと、家族にとっては安心ではあります。しかし、それは同時に、病を抱えた家族を自宅から遠ざけることにもなってしまうのですね。母は、置かれているいろいろな状況を考え、自宅に戻りたいという本来の感情を押さえ込んでいたようです。しかし、Eちゃんからのメールをきっかけに、母は自宅に帰りたいと口にするようになったのでした。

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